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2017年6月

2017年6月20日 (火)

西山谷を登り下りする。(サークルHMA講習会)

今年は空梅雨なんでしょうか、良いお天気が続いています。お蔭様で予定されている委員会事業も順調に消化する事が出来て有り難いです。

6月17日(土)はジュニアクライミング教室と並行して保護者の皆さんにもスポーツクライミングでの安全な確保技術(ビレイ)を体験して頂く催しが開かれ神戸登山研修所は今日も賑わっておりました。

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強い日差しを避けるためブルーシートで日除けを張っております。多くの元うら若き乙女?の御婦人方がお見えになるので我々は何かと細かな心配りが必要なんですよ。

翌日の6月18日(日)はサークルHMAの6月例会が控えており連日のご出勤です。

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今日も綺麗な夕焼けが西空を染めています。明日の天気も問題なさそうだ。

「今日は早寝して明日に備えて少しでも体を休めます」

この歳になると疲労はそう簡単には抜けてくれないのです。

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08:00、JR住吉駅にサークルHMAのメンバー12名が集まりました。

 6月の例会は六甲西山谷での技術講習会です。

今日の目的は谷の下降を想定したものです。下山ルートに谷筋を下るコースを選択したり、谷に迷い込んでしまった場合や沢登りでの撤退もあります。パーティーを引率するリーダーはどう判断し行動するかを体験してもらいます。 

まず西山谷を最上部のチョックストーン滝(F18)まで登ります。

病弱な私ですから今回もトっちゃんに無理を頼んで助っ人に来てもらいました。

「いつも無理を頼んでごめんな、君はサークルHMAの名誉顧問ですわ」

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今日の西山谷は吹き渡る風も爽やかで日陰ではヒンヤリと感じる最高のコンディションです。

この谷は亡き私の父親が好んで登っていた谷でもある。若い頃、学生時代を富山の高岡で過ごし立山連峰に親しんだと云う父、よく昔話をよく聞かされたものです。

昔は六甲山に雪が積もった日はゴルフ場が開放されスキーが出来たのです。父はいい歳なのにスキーを担ぎアイゼン着けてゴルフ場まで西山谷を登ります。少々変わった行動をとる理解できない親父でした。私が高校生の頃、親父に誘われて何度か登山しましたが私の目的は下山後に親父が飲ませてくれるビールでした。未成年で煙草や酒です、親父は何も言いません。古き良き時代の話です。

私とはまるで正反対のパワフルでワイルドでアバウトな人でしたね。

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空梅雨模様で水量も少ないと思っていたのですが予想に反して水量は普段と変わりません。

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西山大滝(F7)です。何度も転落死亡事故が発生している要注意ポイントですから慎重にフィックスロープをセットしてセルフを取っています。

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F17の右岸サイドを下降します。支点は大きな立木を使っています。

12名が懸垂下降するのですから時間が掛かります。これが大変な作業なのだと、それを体感してもらうのも学習です。

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急峻な第5堰堤の高巻きを懸垂下降して安全圏に抜けた面々です。大滝(F7)も懸垂下降したかったのですが滝を登るソロの沢屋が取り付いているので遠慮したのです。

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陽が暮れてヘッドランプを点して下る事まで実践しようと考えていたのですが予定より早く終わってしまいました。(F7を懸垂下降していたらヘッドランプの出番だったでしょうね)

この時点で私の頭の中は無事に講習会が終えたことの安堵感よりビールの泡が支配しています。

「この時間から開けてる居酒屋を探せぇ~!







2017年6月12日 (月)

クラブ内オリエンテーション(数学の授業かいな?)

6月11日(日)は神戸登山研修所で読図とクライミングの基礎技術の講座が開かれました。

今年度に入会したメンバーを対象とした講習なんです。

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最初の講義は読図の基礎学習です。 講師は市っちゃんが務めます。

地図上の北とコンパスの磁北は西にズレがあります。それを磁北偏角(西偏)と言い、場所によって磁気偏角は異なります(日本では6~10度位かな?)。そこで向う山域の偏角を事前に調べこの角度を地形図に記入する作業が必要となります。

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今回教材として使う山は氷ノ山にしました。流れ尾から山頂に登り東尾根を下るコースを想定して地図上に磁北線を引き、コース、進む方位、距離等の情報を記入したナビゲーションマップを作成するのです。

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磁気偏角を7度30分としてナビゲーションマップを作成するのですが、ここで必要なのが三角関数です。タンゼントがどうのと前の黒板には何やら数式が書かれています。磁気偏角の分を10進数でラジアン単位に変えて地図の縦の長さを計ってタンゼント値を出します。講師の市っちゃんは大学では工学部専攻ですから数学は得意ですね。

「今は簡単ですわ、スマホに関数計算のアプリが入ってるんですわ」

便利な世の中ですね。

初めての参加者はコンパスを片手に磁北線の角度算出や進行方位の確定、距離と悪戦苦闘してます。

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地図の講義が終わり、次の講義はクライミング基礎技術です。今回はラッペルステーションのリングにロープを通してロアリングする「結び替え」の手順を学んでおります。この講義は大谷君とケンちゃんが担当してます。

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昼食後は場所を屋外のピラミッドウォールに移し実技講習です。リードクライミングやビレイの指導が続きました。昼頃に雨が降りましたが実技を始める頃には薄日が差してきました。

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終了点での「結び替え」を実地指導で行っております。

私は昨日のトっちゃんと夕方までやっていたマルチの疲労と登り過ぎで股関節が痛くてどうしようもなく、ディレクターチェアーに座って講習を眺めておりました。

日が陰り涼しくて、あまりに気持ち良く、ついウトウトしてしまいました。

「エライコッチャ、見てみ、クロダさん逝ってもとるぞ~!」

「生きとるわい!」

後輩の成長を見ながら幸せそうな顔で大往生してると思われたそうです。

「ホンマにそれやったら、幸せな終わり方やな」

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本日はお疲れ様でした。来週も次のカリキュラムが待ってるようです。

基礎的な技術の修得に励んで下さい。まだまだ学ぶ事も多いし経験の積み重ねも必要です。

見ているだけで楽しくて、皆がとても頼もしく感じられた嬉しい一日でした。

トっちゃんに言われていました。

「若いモンの講習ではオジンは口を出したらアカンぞ!黙って見とけよ」

2017年6月 4日 (日)

痛みを分かち合おう

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この集合写真をご覧下さい。全員が左腕を上げた同じポーズをとっております。市ッちゃんがゲレンデにやって来たから歓迎と敬意を表したんです。

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左肩腱板断裂の接合手術から2ヵ月、軽いリハビリ程度の動きしか許可が出てないのに何をトチ狂ったのか市ッちゃんがゲレンデにやって来た。見学位なら良いだろうと見ているとハーネスは着ける、シューズまで履くのです。

「オイ、オイ、無茶するな!何をすんねんな、接合個所がまた切れるぞ!」

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仕方ないので登らせる事になりました。トップロープをギンギンに張って墜落に備えます。

「アカンと思ったらすぐに止めて降りて来いよ」

なぜ大人しく回復するまで我慢をするという簡単な事が出来ないんですかね。強い意志と自制心が働けば耐えられるはずです。彼の行動は常識人たる私には全く理解出来ません。

私なんか退院から一ヶ月の検診で病院に行ってドクターに言いましたもん、

「どうですか?過度な運動は控えられてますよね?」

「ハイ、ヒマラヤ遠征も止め、登山は自重して静かな日々を過ごしております」

市ッちゃんにも見習って欲しいものです。

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それでは市ッちゃんと痛みを分かち合おうとトっちゃんが言い出した。

「左腕を使えん様にスリングでシッカリと固定してくれや」

全員がハンデを付けて右腕一本で登る気妙な遊びが始まりました。

「副ちゃん、片手で登る方が上手いやないか! これからずっと左腕は固定したままで登れ!」

登ってる私にも声が掛かります、

「オーイ黒ちゃん、心臓は動いてるか?」

「ハイ、何とか動いてますわ」

クラブ雲峰は変な連中の集まりですね、子供がそのまま大きくなったような、良い意味では天真爛漫かな、こんな事してるから嫁さんを筆頭にして家族から冷ややかな目で見られるんですわ。

 

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