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2014年11月

2014年11月28日 (金)

兵庫県山岳連盟って忙しい所やねぇ (其の2)

今年も恒例の兵庫県山岳連盟主催の講演と映画の集いが開催されました。

Img001今年のチケットデザインはクラブ雲峰の大先輩であり山岳画家でもあった故岡野遵三氏の版画を使用しております。

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今回も大勢の方々が王子公園ホールに来られています。席が足らず慌てて追加の椅子を並べました。

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今回の講師をお引き受け下さったのは穂高山荘の支配人だった宮田八郎氏です。

穂高岳での遭難救助を記録した緊迫感漂う映像と解説に皆さんは息を呑んで見入っておられました。

この記録された遭難事故発生の前日まで我々も同じ山域に入山していました。天候悪化を見越して早めに下山したのです。

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宮田氏が自ら撮影した穂高の四季を収めたDVDを会場で販売しています。購入された来館者には宮田氏が署名してくれるのです。

講演会終了後に宮田氏ご一家を囲んだ懇親会を開きました。話は尽きず酒量は増え、ひたすら呑み続けたのでした。

「久し振りのコップ酒は効きましたなぁ」

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第4回を迎えた神戸マラソンが11月23日(日)に開催されました。

本来なら勤労感謝の日は六甲全山縦走大会の開催日です。どちらも神戸市の主管行事なので神戸マラソン実行委員会と六甲全縦市民の会との間で日程の調整が行われましたが33回の長い歴史を誇り全国的にも知名度が高い六甲全山縦走大会は4回目の神戸マラソンに11月23日(日)を奪われてしまいました。

そして兵庫県山岳連盟からも神戸マラソンの沿道ボランティアに出動です。

「山屋がマラソンのボランティア?何でもさせられるますなぁ」

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私達の担当エリアはJR鷹取駅西側の沿道沿いです。この地点は復路が別ルートを通りますので往路が通過すればお役御免となります。他の地点よりは楽なエリアとも言えますね。

2年前は塩屋と須磨間の国道2号線だったので往路復路を全ランナーが通過するまで長時間立ちづめでトイレも休憩も無く疲れたものでした。

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招待選手を含む先頭集団に続いて一般市民ランナーがやって来ました。

市川君も参加していると聞いていましたので、バナナ、カステラ、アミノバイタルを用意して待っていました。

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これだけのランナーが走っているので此方から市川君を見つけるのは至難の業でした。彼が私を見つけてくれるのを待ちましたが会えませんでした。

昼前にマラソンボランティア任務完了です。市川君用の食料を食って、この後、妙号岩へと出掛けました。

午後からの妙号岩参加者は高ちゃん、とっちゃん、楠兄、萬ちゃん、ミゾッチと私です。

そして翌11月24日(振替休日)は六甲全山縦走大会の2回目です。11月に2回に分けて行われ、参加者の数は1回に2000名となっています。

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今回の東六甲笹原峠エリアパトロールにはトっちゃん、萬ちゃん、楠兄が配置に付きました。楠兄は初めての参加です。

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台風の被害が縦走道にも出ていました。笹原峠の先で登山道が崩壊しています。迂回路にはランタンを設置し参加者の安全を期してパトロール員も配置します。

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分岐点にはロープを貼ってコースを指示します。私もインカムをスイッチオンにして配置に付きました。

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楠兄と萬ちゃんは急な下りの途中に立って暗闇の中で声を掛け続けています。

「こんばんわ、お疲れ様、頑張りよ、あと残り11kmですよ」

この辺りまで来ると膝や筋肉の痛みとか疲労で悲愴な面持ちの参加者が増えてきます。

そんな経験もしている楠兄は参加者に声を掛けます。

「痛そうやね、大丈夫ですか?先は長いから無理せずユックリ行きよ」

20時頃にスイパーが通過し我々の担当エリア任務は終わった。

スイパーが通過すればそれ以後はタイムオーバー失格なんですが、その後、フラ付きながら落伍者がやって来た。

「もう縦走大会は終わったよ、俺達も引き返すから一緒に戻ろうや、そのコンディションやったら宝塚到着は夜中になるよ」

彼は俺達と山頂まで登り返す力が無いというのです。

全山縦走大会の完走証も貰えないのに体力的にも限界やのに、それでも彼は先に進むと言って聞きません。

「そこまで言うなら自己責任やで、夜道に陽は暮れん、ボチボチ行きよ」

神戸マラソンではかなりの歳の爺さんがやって来て、

「チョット休ませてな、ワシなぁ小便が近うて紙パンツを履いてるんやけど、ズッテ来てな、走り難くなってんねん、ここで直すわ」

「・・・・・?」

目が点になり、唖然としました。

「何がそこまで貴方達を突き動かすのですか?」

2014年11月25日 (火)

兵庫県山岳連盟って忙しい所やねぇ (其の1)

クラブ雲峰が兵庫県山岳連盟に加盟して50年になろうとしています。

また私が常任理事として参画してからも早いもので2期目を過ぎました。

この間、クラブ雲峰の仲間には随分と協力して頂いております。

さて、このところ施設管理や行事が目白押しで毎週のように何かする事があって満足に自分自身の活動が出来ない状況です。

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神戸登山研修所の側壁に張り付いた蔦が人口岩壁にまで進出してきました。

これを全て除去します。

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スタティックロープにブラ下がって手仕事でコツコツと剥がします。こうしてベッタリと張り付いていた蔦は綺麗に取り除かれました。

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「頼むわ!昼飯を御馳走するしピラミッドウォールも無料で登らせたるから、お願いや、手伝って!」

トっちゃんとナオキ君が喜んで?協力してくれました。

続いてはピラミッドウォールの保全工事です。野外に設置された高さ15mのウォールは雨曝しですからボードの劣化が心配されておりました。保全計画は依然から出ていたのですが・・・・

「やろ、やろ、早急に工事しようや!」

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紫外線に強く、防水耐久性の有るシートや固定する資材を大量に調達してきました。

私が必要量を試算し資材調達、測定したサイズに表具師を生業とする根津さんが慣れた手付きで裁断していきます。

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作業手順を決め、ボードの隙間には下貼りをし、本シートは下部から順に上へ上へと重ね貼りをします。

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シートの合わせ目は防水テープで目張りをしてボード裏面は完璧に覆われています。これで少々の雨ならクライミングが出来る防水状態となったのです。

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高所での作業はクライマーだからこそ出来るのです。

シート張り作業は完了まで延4~5日を要しました。

「鳶職に依頼したら目を剥く作業料を請求されるで!」

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神戸登山研修所をホームをする神戸市立科学技術高校の山岳部員たちも施設周辺整備に参加してくれました。

「これで今年の高体連県予選は安心やね。

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兵庫県山岳連盟が主催するサークルHMAが発足の日を迎えました。

一次募集に応募された16名の内、12名の方々が出席し、第一回の発足会議を行ったのです。

中西会長、古賀理事長、各担当委員長より歓迎の挨拶があり、初代の代表責任者となった私からサークルの主旨を説明しました。

「人に付いて登らせてもらうのではなく、スキルアップして自らの力で企画計画をし、登山技術を学び自立した登山者となって下さい。それを我々スタッフが全力でバックアップしましょう」

私も頑張ります。雲峰の皆さんにも支えて下さる事をお願いします。

平成26年近畿地区山岳連盟合登山技術合同研修会が開かれました。

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参加は今年の研修会を主管する大阪府山岳連盟、兵庫県山岳連盟、滋賀山岳連盟、京都府山岳連盟、兵庫県勤労者山岳連盟、大阪府勤労者山岳連盟と多くの団体が神戸登山研修所に集まりました。

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研修会当日は生憎の雨模様です。猿山での実技は出来ず大会議室の梁に埋め込まれたボルトを使った室内での実技研修会となったのです。

ムンターヒッチにカラビナをセットしオートロック式にするデミ・キャブスタン・オートブロックとやたら覚えにくい名前のセッティングを使った時にロックしてしまったらいかに解除するかのか。

ビレイデバイスのフォロアービレイのモードにセットした場合、8.9mmより細い径のロープを使うとデバイスに食い込みが生じ逆転が起こる、このロックの解除方法を検証する。

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ダブルロープでのゼロピンの通し方は1本か2本か?朝から夕方まで色々と意見を交換しながら実技は行われたのです。この合同技術講習会は今回が第二回です。

来年は京都府山岳連盟が主管で行われます。

「来年も神戸登山研修所を使ってやったら良いやんか、大いに利用してよ、ここが関西岳人の拠点となることに存在意義があるんやから」

ここで一服、

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簡易ギプスで固定されていた指も痛みは残っているものの短時間ならクライミングシューズも履けるくらいまで回復しました。

思えばつまらん怪我をしたものです。只々反省の日々です。

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そんな私を慰めてくれたのが根津さんが誘ってくれる波止の夜釣りです。

こんな良型が釣れるんです。場所は決して教えません。

「そうです、釣師とは料簡が狭い秘密主義者なんですぞ!」 

                     次に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

2014年11月 4日 (火)

晩秋を頑張る面々です。(御在所岳、雪彦山、指導者講習)

今年も山が錦に彩られる頃となりました。

クライミングには最適な季節到来です。

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萬ちゃんと古ちゃんの剣岳コンビから報告が来ました。

古ちゃんはピレネーから戻って体調の回復を図っていたそうです。

御在所岳 藤内壁を登ってきました。

日時:平成26年10月25日~26日 

メンバー:古田勇 萬代達雄 

登攀ルート: 前尾根

行動概要:10月25日07:00大阪出発 

09:25 御在所駐車場 

11:00 藤内壁散策 

5:00 テント設営

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10月26日05:15 テント出発 

07:00  前尾根登攀開始 

霧に濡れた岩は滑りまくったそうです。

「クライミングシューズは役に立たん!アプローチシューズで登るわ!」

12:20  前尾根登攀終了 

13:40  テント着 

15:15  駐車場着

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古田 勇 

9月に剱岳に登ったので、今回は体が良く動きました。まだまだ登れる自信がつきました。
ヤグラはよく滑りましたね!

萬代 達雄 

クライミングの勘が戻ってきたように思います。

「これは何ともお心強いお言葉ですなあ」

ご両人様、私めの足が回復致しました暁には何卒ご指導賜りますようお願い申し上げます。

 

続いて、

こちらは雪彦山に初めて向かった面々です。

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楠ブラザーズとH君が雪彦山へ初挑戦したのです。

10月26日(日)地蔵岳東稜を登ります。

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先行する8人の大部隊を追い越して最終ピッチへとやってきました。

「雪彦山は最高やね!」

初めて登る地蔵東稜の快適なクライミングにテンションは上がりっぱなしだ。

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この満足げな顔を見てやって下さい。

「よっしゃ!雪彦の全ルートを制覇したるぞ!」

意気込みと気合いは良いのですが・・・

すかさず師匠から、

「甘いわい!もっと練習せんとあかん、雪彦の壁は厳しいんやぞ!」

翌週には師匠は地蔵正面紅菱会ルートを登りました。

「ひたすら練習に励んでいると壁は自然と我々を受け入れてくれるんやでぇ」

もう一つ続いては、

Mッチ、ユタカ君、ナオキ君の3名がスポーツクライミング指導者養成講習に挑んでいます。

前期講習は10月25日~26日の2日間を掛けて座学と実技検定が行われました。

後期講習は11月29日~30日に行わるのです。

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座学とは襲い来る睡魔との闘いと覚えたり。

「おい、ナベちゃん!寝てたらアカンがな」

クライミングに関する基礎理論、指導方針、法律、スポーツ医学と講習内容は多岐にわたり、確かに傍らで聞いている私もウトウトしてしまいます。

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初心者への指導をどう行うか。私がその初心者役となっています。

傍らでは講師が見つめています。

「すみませーん、何にも知らん初心者なんですけど、ここへ来たらクライミングを教えてもらえると聞いて来ましてん、お願いしま~す」

指導実技は小芝居から入ります。

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Mッチの真剣な表情を初めて見たね。
「そないに緊張せんでも、ええんやで」

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ナベちゃんは山内国体監督の小芝居に振り回されながらも指導しています。

「先生!こ、これでエエんですか?手と足はどう置きますのん?」

山内君の演技はアカデミー賞もんやと、もっぱらの評判です。

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ナオキ君が行っているのはクライミング用具の説明です。

敢えてなのかどうか、かなり古風なギヤーが含まれており新旧の装備に関する知識力が求められます。

「こんなん知らんわ!見たことないもん」

と仰る方もチラホラと。

11月の後期講習ではクライミング実技の検定が行われます。

クライミングの指導者たる者は自らが登れなくてはならない。

そうです、彼達は指導者として将来は国体の監督となることを嘱望されているのです。


数ヶ月前にスポーツリーダーとしての資格を取得した三人です。共通の一次を突破して、愈々、今月末にはその最終章を迎えます。

「頑張れよ、クラブ雲峰ならびに兵庫県山岳連盟期待の星達よ!」

私は柱の陰から優しくソーッと見守っておりますからね。

「オッサン、足を引っ張るなよ」

そんなお声も聞こえてきそうな?

 




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