« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月29日 (金)

兵庫県山岳連盟(サークルHMA)

神戸は近代登山発祥の地です。明治期の開港当時、居留地の外国人達がスポーツとしての登山を六甲山系で始めたのです。六甲山の父と云われるグルーム(日本最初のゴルフ場を造った)、また六甲や日本アルプスの登山記録「INAKA」の著者でもあるドーントです。やがて藤木九三によってRCCが設立されロッククライミングの黎明期を迎えました。(芦屋ロックガーデンの命名者)

このような歴史ある神戸の街中に兵庫県山岳連盟(神戸登山研修所)というのが存在するのをご存知だったでしょうか?

兵庫県山岳連盟 ←クリック

ここ神戸登山研修所にはドーントの「INAKA」をはじめ貴重な山岳関連書籍が多く収蔵されています。

また人口岩壁やワールドカップに使用したクライミングウォール、インドアのボルダーが併設されており、クライミングや登山技術の習得の場として多くの登山愛好者や一般市民の方々に利用されているのです。

クラブ雲峰が加盟する兵庫県山岳連盟には30余の山岳会が名を連ねております。また神戸登山研修所には経験豊富なスタッフが常駐しており、山に関する情報を提供しています。

Dscn4346tile
       平成26年度クライミング講習会(8月24日 六甲山保塁岩)

この兵庫県山岳連盟(神戸登山研修所)を一般の方々にも知って頂き、登山の楽しさや奥深さを体験し、登山技術を学ぶ場としてのサークルを立ち上げました。

Img001


ガイドツアーや一般公募登山ではなく、自らが計画立案し行動出来る自立した登山者となっていただくための登山サークルです。

登山技術や安全登山の基礎を勉強しましょう。

国内有数の設備を誇る神戸登山研修所に皆さんが集って来られるのを待っています。

2014年8月22日 (金)

前鬼川のブルーに魅せられて

8月16日、前泊で前鬼川遡行へと出掛けた。大雨をもたらした台風から6日が経っていますが山が深い分、水量の変化が気になります。

P1020556_2
吉野PAにてテント泊した面々です。近畿中北部には雨の予報が出ているが紀伊半島は雨雲が切れています。

当初、私も参加するつもりでしたが、天候不良の中、剣岳に6名が入っているし、ここで前鬼川に入ったら連絡が取れなくなってしまいます。留守番すると決めました。私の車には剣に対応する装備一式、方や前鬼に対応する沢装備一式を積んで準備万端怠りなし、山に入ってる方がはるかに気が楽やね。

P1020573
前鬼川を遡行するMッチ、コッチャン、ザコッペ。

 大日岳に登るサコチャン夫婦です。

P1020600
見事なまでの透明度でブルーというよりエメラルドグリーンです。
P1020642
浅瀬と云えども流れは強く慎重に進みます。
P1020643

前鬼川の名所である長~い滑です。

P1020651
微妙な場所は迷わずロープを出します。龍王で落石に依って切断されたロープは35mです。沢登りに転用して出番がありました。
P1020656
立派な廊下ですね。落ちたら水流に巻かれて洒落にならんよ。
P1020664
気持ち良さげに水遊びに興じる3人です。
P1020676
三重滝に到着した。ここからは垢離取場に抜け前鬼川前半の遡行は終了としました。
P1020684
奥駆道の前鬼宿坊です。ここから入渓地点まで戻って行きます。
P1020692
やはり出ましたなぁ、この野郎!発見が早くて実害無し。遡行中は忌避剤は効果ないだろうが、登山道では必要なんでしょうね。終了後は全身のチェックをしましょう。 

私は蛭よりマダニが嫌いです。もう食い付かれてから随分経つのに、まだ黒く跡が残って痒みまである。ブトも嫌やね、噛まれて腫れ上がり病院に行ったとよく聞きました。

 

 

           ( 私の雑記 )

 

トっちゃん画伯の作品が神戸新聞に掲載されていました。

Img_0002_2
ナオヒデ君が役員を務める日本がん楽会美術展に出展した作品です。

Img_0002
トっちゃんらしい優しく温か味のある作品です。

「ホンマかいな? 性格と絵は別やと思うけどなぁ」

「うん、俺もそう思う、それは褒め過ぎや!」

そんな声がアチコチから聞こえてきませんか?

トモミツ縫工の記事が「岳人」に。

山岳雑誌「岳人」9月号が郵送されてきました。 

P8210056

神戸登山研修所には創刊当時の「岳人」や「山と渓谷」が収蔵されています。
P8210057
「岳人」は昭和22年に京都大学山岳部の有志に依って創刊されました。

P8210059
神戸登山研修所にはこれ以外にも多くの貴重な山岳関係蔵書があります。しかし阪神大震災で破損散逸してしまった蔵書も多く、現在もその点検とデータベース化や修復が続いております。

P8210058
昭和24年には中日新聞からの発刊となり、以後、多くの山屋に愛読されてきました。

その「岳人」には我々の記録も幾度か掲載され、その数冊は青春の記念として私の書棚に今も並んでいます。

記録記事を書き、送られてきた原稿料はキッチリと税金10%が差し引かれていたのを思い出す。

まさか「岳人」が休刊の危機にあったとは知りませんでした。

7月のある日、自宅に一本の電話が入りました。

(株)ネイチュアエンタープライズという会社からでした。モンベルの系列会社であり、今年の9月号から「岳人」を中日新聞から引き継ぎ発行するとの事だった。用件はその掲載する記事にテントの歴史を取り上げ、トモミツ縫工と友光さんの事を書きたいので資料の提供をお願いしたいとの要請でした。

テントの歴史を塗り替えた名匠が逝った ← クリック 

このブログ記事も読まれたようです。

後日、仕事で大阪に出たので西区のモンベル本社に寄り、編集者と面談しました。 私が保管していた初期モデルのトモミツ(ダンロップ)テントを資料として写真撮影するため貸与しました。

 そして出来上がったのが、この新生「岳人」です。

Img
表紙を飾ったのは畦地梅太郎画伯の版画です。

 余談ですが愛媛松山に勤務していた頃、足繁く通っていたBARの壁に畦地版画が何点も掛けてあって、まるでアートギャラリーで作品に囲まれ飲んでいるようだった事を思い出した。畦地画伯は宇和島の出身で、どうやらママは同郷だったんでしょう。

 「これだけ飲んだんやから一点くらいは呉れても良いやろ?」

キッチリと断られました。そらそうやろね。確か、作品は涸沢ヒュッテにも飾ってあったような?

Img_0001

今後も連載されるこのコーナーの第一回が「山岳テント」でした。

Img_0002

このテントがトモミツテントです。状態良く綺麗に写ってますね。

保管しておいて良かったわ、出番が有ったんですなぁ。

Img_0003

このページにトモミツ縫工(故友光幸二氏)に関する記載が有りました。短い紹介記事ですがテントの歴史を塗り替えた偉業は感じ取れますよね。

 

Img_0004

                   
Img_0005

この「岳人」は神戸山岳会のN氏にお願いして友光さん宅にお届けし、仏前に供えられました。

若手諸君!神戸が近代登山の発祥の地であり、藤木九三氏(芦屋ロックガーデンの命名者で我が国に於けるロッククライミングの先駆者)、加藤文太郎氏(単独行で有名)、を輩出し、また山岳史に名を残す名匠友光幸二氏が居た事を再認識して下さいね。

 

 

2014年8月20日 (水)

雨の剣岳八ツ峰CDフェース登攀

    2014 8/148/16 雷鳴轟く剱岳合宿

 

 

    (レポート作成者 ナオキ君)

 

 

あ~ぁ、剣岳は今年も雨ェ~だったぁ

 

 

いよいよ雲峰夏山合宿、剱岳八峰六峰登攀の日が来た。提出した予定では14日に室堂入りし熊ノ岩でBC設営。1516日は2グループに別れ、それぞれDフェース、Cフェースを登攀、その後は各グループで剱岳や他フェースを堪能し、剣沢で宴会。17日には室堂を出発する日程になっています。

 

13日の晩、神戸より出発した雲峰のメンバーは代表、e仙人、t師匠、楠兄ィ、ナベちゃん、私の6名である。

 

それぞれ2台の車に乗車し立山ケーブル駅に到着したのが夜中の1時過ぎ。そこから各々適当の場所で仮眠…ベンチや軒下で仮眠する姿はまるで浮浪者()。夜中、少し雨に降られるも明け方には止み、6時の始発に乗車出来た。

 

室堂に着いた浮浪者集団()はさっそく身支度をし7時半には雷鳥沢を目指し歩きだした。

 

 

Photo

フゥ。それにしてもザックが重い…。出発前に計った時は水とロープ抜きで14キロ近くあったので今は20キロ近くはあるはずである。最近、体調が優れないせいもあるかもしれないが、やはり歩荷トレーニングをサボったツケがきているようだ。しかし、曇りがちではあるが久しぶりの立山連峰を見ながらのトレッキングは重さも忘れ、笑顔になってくる。これならなんとか歩けそうだ 

Photo_2

テント村と化している雷鳥沢を過ぎ、剱御前手前で、いよいよ雨が降りだしてきた。ここで小休止がてらカッパを着こみ出発。

 

Photo_3

幸い本降りには合わず順調に剣沢のテン場に11時半到着。ここで軽く昼食を食べ、水を補給し再び歩き出した。

 

Photo_6
しかし、毎度の事ではあるが、談笑(t師匠はひたすらツッコミ&ボケではあるが…)しながら歩く雲峰の仙人衆や代表の体力は年齢を考えると脱帽である。長い剣沢の雪渓を下りようやく、長次郎谷出合へ。

 

Photo_7

 

ここから熊ノ岩までが本日のメインイベント?の登りだ!

 

落石やクレパスに注意を払いつつ、熊岩までの急登をひたすら登る…。

 

ここからは談笑は一切なし。出てくる言葉は「ザックを宅急便で送ってくれ」だの「MKタクシー頼むわ」だの、頼もしいグチの連発()

 

長丁場の格闘の末、ようやく熊岩や各フェースが目前に迫った。

 

Photo_8
熊の岩到着後、さっそくツェルトを張り、明日の登攀準備にとりかかる

 

Photo_9

 

疲れ果てたメンバーは明日の早朝(いや深夜ですね)アタックに備え夕食も程々にさっそく眠りにつきました。

 

翌日は深夜2時半に起床。各自寝ぼけ眼で朝食…。「まるで軍隊の訓練や」と隣人。私も思わず頷く。

 

朝食を終え外に出ると天気はまずまず。

 

さあ、いよいよ六峰アタックだ!!

 

ヘッデンを点け、グループに別れ各フェース取りつきを目指す。

 

楠兄ィ、ナベちゃんを率いる鵜飼いの匠(本人談)たるt師匠達はCフェースへ、e仙人、代表、私はDフェースへ向かった。

 

Photo_10

 

Dフェース取りつきに行くにはシュルンドを迂回しつつ回り込むしかないようだ。

 

ようやく取りつきに到着し身支度を終えた頃、朝日が射し込み、モルゲンロートに染まりだした。

 

5時過ぎ、いよいよ登攀開始!

 

e仙人より「今日はトップを頼むわ」と、ありがたい御言葉。鵜飼いの鵜としては良い仕事をせねば…()

 

Photo_11

 

しかし見上げると壁の立ち具合は予想通りだが、思ったよりも岩が濡れていて、苔も多い…。

 

Dscn0278
少し恐る恐る登ってみる…。

 

やっぱりズルズルやん!

 

スメアも効かん!!

 

怖ェ~()

 

ハーケンも要所要所にはあるものの、揺すってみると抜けそうなモノも多い。しっかりしたハーケンをチョイスしていく。

 

足元が滑りそうなので片手でスリング工作するより楽なヌンチャクをここでは多用した。

 

後から思うに1ピッチ目がDフェースの核心でした。

 

Photo_12

 

2ピッチ目は乾いているし難しい場所もないので特に問題なし。眼下にBCの熊ノ岩が見える。

 

Photo_13

 

3ピッチ目はルートを少し間違えたかもしれませんが無難にクリア。

 

3ピッチ終了点からは隣で登攀中のメンバーがリッジに取り掛かっている勇姿が見えた。鵜匠の「おーい!ロープアップや~!」、楠兄ィの「怖ェ~」がこだましておりました。

 

Photo_14

 

しかしここからはガスが濃くなり雨粒が眼鏡に当りだしてきた。

 

e仙人がボルダーXに履き替え「雨が降ってきたしトップを代わるよ」との頼もしい御言葉。ここは素直(喜んで?)に従います。

 

Dフェースもそろそろ終盤、リッジに出るものの雨脚も強くなり晴れていれば快適なはずの登攀もガスの中では今一つ…

 

最後の2ピッチは折角なので再びトップを代わってもらいました。
 
しかしここから更に雨脚が強まり、まるで沢登り状態ビレイしている足元も川になっています。
 
リッジを抜け上部へ。雨に濡れ黒く光る岩は形色共に妙号岩にとても似ている箇所があり、何故か安心させられます。
 
山頂手前の終了点からは雨が降っていなければコンテで良いかもしれませんが念のためロープを出し山頂へ。念願のDフェース登攀終了となりました

 

 

e仙人、代表、ありがとうございました!!

 

Photo_15
ここからは縦走路を使って懸垂下降後、五六のコルへ出る予定でしたが…

 

濃いガスの中、下降点を間違え痛恨のルートミス!!

 

大雨の中、登り返す事が出来ず、仕方がないのでそこから更に2ピッチ懸垂下降。雨で滝と化した壁を降りて行くと、そこは五六のコル奥のシュルンドの中でした!

 

懸垂下降していると下の方から聞いた事のある声が響いてきます。何とt師匠率いるCフェースチームでした()両チームとも揃って間違うという仲が良いのやらツイてないのやら…

 

Photo_16

 

両チームが揃ったところで早速ここから五六のコルに登り返すことに。先行している楠兄ィ、ナベちゃんがカムを使ってルートを切り開いてくれています。日頃の練習の成果が実り逞しい限りです。後ろから見ていても感心させられました。

 

やっとの事でシュルンドを脱出し、BCに戻ったとき我々に更なる悲劇が訪れていた…。

 

何と先程の大雨でツェルトが水没している!

 

各自大急ぎ中をチェック。

 

楠兄ィやナベちゃんはマットまでやられたようである…。

 

その後は各テント内にてバーナーで暖を取りつつ濡れた衣服を乾かす作業に追われた。

 

楠兄ィのツェルトからは「最悪や~~」と、まるで呪文の如く声が響く…

 

夕食後の話し合いで明日は登攀はせず、室堂まで一気に戻る。もしくは雷鳥沢で一泊と言うことになった。

 

しばらくして寝床を整え、さっさとシュラフに潜り込み眠りについた…。

 

しかし真夜中再び大雨が襲う!しかも雷のおまけ付き!!

 

その時、隣のナベちゃんのテントから悲鳴にも似た声が…「床上浸水~!」どうやら上部の雪渓から雨が流れ落ち、川の様になって水が入ってきたようだ。

 

土砂降り雨の中、急遽お引っ越し作業をする師弟コンビ。GWには五竜で熱い?ビバークを乗り越えた2人、今回も難なく切り抜けるだろう…(実は眠くてシュラフから出れませんでした。ゴメンナサイ。)

 

翌朝は5時に起床。すばやく朝食を取りコーヒーを飲む。

 

ツェルトから出ると雨も止んできている。急ぎ撤収作業を開始した。

 

しかし、ロープや衣類、ほとんどの道具が濡れてしまっているので、パッキングし終えたザックは想像以上に重くなっていました。
 
最後に各フェースをバックに記念撮影。

 

Photo_17
さあ今日はいよいよ室堂に向かって歩くだけです!
 
しかし皆、寝不足で疲労が取れていないのか顔色も今一つ。ペースもなかなか上がりません。
 
長次郎谷出合を過ぎ、剱沢の登りになると益々スローペースになってきます。しかも雷雨という更なる試練が
 
雪渓にも水が溢れ登山道はもはや沢登り状態。

 

Photo_18
ここからは休憩すると身体が冷えてしまうので各々のペースで歩いて行くことに
 
私も剱御前手前では寒さとシャリバテで、かなりヘロヘロ。

やっとこさ剱御前小屋に着いた。ようやくザックを下ろし休憩することができる。ここで温かいラーメンやコーヒーを口に入れ満たされる。悪天候時の山小屋は本当にありがたい。

後は雷鳥沢まで下り、室堂まで少し登るだけだ。
 
外に出ると雨も上がり少しだけだが太陽も顔を出している。
 
ここからは皆で足並みを揃え雷鳥沢まで下った。

 

 

Photo_19

 

結局、雷鳥沢のテン場に着いたのが4時前、540分の最終便までギリギリだ。
 
各々のペースでゴールを目指す。
 
もし間に合わなくても小屋に泊まり宴会すればいい。(実は内心、小屋で宴会を期待しておりました)
しかし疲れた身体に雷鳥沢からの登りが堪える立ち止まりながらも一歩一歩登って行く。後ろを振り替えるとナベちゃんがかなり遅れている体調も少し悪そうだ。でも後は信じるしかない。


楠兄ィ、t師匠、代表、私は5時過ぎに室堂にゴールイン。後はe仙人とナベちゃん待ちだ。

10
分前にe仙人到着。途中トイレに行って遅れたようだ。
 
まもなく5分前。バスターミナルでは乗客が並び始めている。諦めムードが漂う中ナベちゃんが到着。まるで24時間テレビ、チャリティーランナーのゴールシーンを連想させられました()。それにしてもよく頑張ったね。

その後、揺りかご?の様なバスとケーブルで下山し、立山ケーブル近くの温泉にて4日間の垢を流し帰路についた。

かなりバード(苦行?)な山行ではあったが、その分得られたものも多い。忘れることが出来ない思い出になりました。
 
皆さん、本当にお疲れ様でした!

 

 

 

 

 

では続いて、Cフェースを登った 高チャン、楠ニイ、なべチャン組の報告です。

 

             レポート作成者 (なべちゃん)

 

 

 

 

8月14日(木)

 

 始発のケーブルに乗り室堂へ

 

 室堂発。中西さんを先頭に隊を乱さず雷鳥沢を経由し別山乗越へ。

 

 すれ違う登山者に高木さんの虚弱体質ブシが炸裂。

 

 別山乗越では、風も強く曇った天気も相まって寒さも感じる程。

 

 剣沢テン場を経由し剣沢の雪渓へ。雪渓上では、涼しい風が吹きまるで天然クーラー。

 

 長次郎雪渓に入り熊ノ岩を目指す。見えているのになかなか近づかない。

 

 熊ノ岩にてツエルト設営。高木邸(渡邊)。楠本兄邸。中西邸(佐藤さん、大谷さん)。

 

 中西邸は自作ビニールのフライシート付き。これが後に大きな差を生む事に。

 

 明日のクライミングを控え、夕食を取り早々に消灯。

 

 

 

8月15日(金)

 

 2時前に起床。他のテントはまだ電気がついていない。

 

 食事をすませ、2チームに別れそれぞれの目指すフェースへ。

 

20140815_46

 ここ数カ月間で風貌も含めホンマモンの山屋らしくなった楠二ィです。

 


Cフェース組(剣稜会)。4時30分登攀開始。

 

 1ピッチ目(渡邊楠本兄高木さん)

 

 快適なスラブ。夏のアルパインは初めてでリードで登れる事に心弾む。

 

 弱点を突くように登ると要所要所にハーケンが。ホールドもしっかりしておりあっという間に終了点へ。

 

 

20140815_48

 

 

2羽の鵜を操る鵜匠タカちゃん、操られる2羽は大変やね。同情します。

 

 

2ピッチ目(渡邊楠本兄高木さん)

 

 40m長めのクライムアップ

 

 3ピッチ目(楠本兄渡邊高木さん)

 

 鵜匠の一声で楠本兄さんがリードで登る事に。この一本に楠本兄さん大満足。

 

 4ピッチ目(渡邊楠本兄高木さん)

 

 

20140815_51

 

Cフェースの爽快なクライミング? 雨やねぇ、可哀想に、恨むなら雨男を恨めよ。(留守番仙人は晴天を祈ってたんやで、ホンマ! 信じてぇ~)

 

 

 

 

20140815_54
お隣さんのDフェースも雨の中を頑張っております。ご苦労さんです。

ナイフリッジを登りそのままトラバース。高度感抜群。
Dフェースを登る中西さんの姿が見える。

 

 ピナクルにてビレー、まさにアルパイン。

 

 5ピッチ目(渡邊楠本兄高木さん)

 

 やさしいリッジを登りCフェースの頭へ。

 

 登攀の感動もつかの間、雨が降り出し急いでAフェースの下降路へ向かう。

 

Aフェースにて懸垂の支点を発見。1ピッチ目50m(渡邊楠本兄高木さん)。

 

 

20140815_65
ジャ~ン! 滝の懸垂下降やぁ! さぁ、空中へ飛び出せ!

 

2ピッチ目50m(楠本兄渡邊高木さん)終了点は雨の流れ道となっており滝の用に水が降ってくる。合羽の中まで浸水。まるで滝行。

 

 3ピッチ目(楠本兄渡邊高木さん)

 

 岩峰は、切れおちており先が見えず。切れ落ちた先は空中懸垂となり途中水をかぶりながらの懸垂、やっと下降しきる。合計150mの懸垂となる。

 

 安心したのもつかの間。下降した先は目的のⅤⅥのコルではなくシュルンドの中。

 

 全身びしょ濡れで身体が冷えていく中、ここから脱出できるのか不安がよぎる。

 

 剣岳は「まだまだ遊んで行けよ」と言ってるのか。

 

 取り合えずⅤⅥのコルへ向けてシュルンド脇の岩稜をトラバースしていく事に。

 

 「俺が行きますわ」終始楠本兄さんがリード。1ピッチ目岩峰上部雨で濡れて左スラブが登れず奮闘。結局右側の滝のように流れてくる水をかぶりながらクライムアップ。脱出の第一歩が切り開かれる。楠本兄さんのここ一発はすごい。「楽しいー」と不安を一括。ふと振り返ると上から更に懸垂で降りてくる人影。まさかの顔ぶれ、Dフェースチーム。シュルンドに雲峰全員大集合。緊張感から解放される。

 


2ピッチ目10m程クライムアップ。

 

 3ピッチ目小滝を越え30m程のトラバース。そしてⅤⅥのコルへと到着。

 

 楠本兄さん大活躍でした。

 

 何とか熊ノ岩へ到着。

 

 ツエルトはびしょ濡れ。この後床上浸水するわ雨漏りするわで大変な夜に。フライのある中西邸が豪邸に見えました。

 

 

 

 8月16日

 

 雨の為登攀は中止して下山日とする。

 

 途中からどしゃ降りの雨、ところどころで雷も。

 

 またまた合羽の中まで濡れまくりで寒さも相まって身の危険を感じる程。

 

 中西さんは更に下痢の二重苦。何度となくキジを撃つ。「昨日の雨で風邪ひいたかなー」と余裕で曰く。山の仙人に見えてくる。「わし雷鳥沢でツエルト張るわ」余裕の一言に全員耳を疑う。雨のツエルト箔2日目はもう勘弁。とりあえず室堂へ向かう事に。最終バス10分前に私が到着。危うく雷鳥沢ヒュッテ行きでした。

 

 急いで下山したものの帰りの車中眠たすぎて「やっぱり泊ってきたらよかったなー」楠本兄さんのまさかの一言。

 

 色々な体験が出来有意義な山行きとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

フォト

ブログリンク

  • クラブ雲峰ホームページ
    神戸を拠点として活動する創立50年を超えるクラブ雲峰のホームページです。
  • 遠征プロジェクト
    海外遠征を目指し頑張っているナベちゃんの活動が掲載されています。
  • 雲峰イズム
    クラブ雲峰の未来を担う現役組が運営するブログの開設です。ぜひ一読下さいね。
  • 会員掲示板
    クラブ雲峰の会員用掲示版です。 山行計画、連絡事項、ご意見、ボヤキを自由に 書き込んで下さい。
  • クラブ雲峰
    2007年にブログを開設して2012年までの記事を掲載しております。
無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック