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2014年3月16日 (日)

これ3月中旬の大山かぁ?(雪上訓練に行こう!NO.3)

天児屋山、氷ノ山(流れ尾)と続いた雪上訓練も大山で3回目となります。5月合宿に向けての総仕上げになるよう皆さんには頑張ってもらいましょう。

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3月15日(土)に大山北壁七合尾根周辺で基礎的な雪上技術講習を行うと一斉に計画予定を流した。

それに応え10名が集まってくれました。

「嬉しいなぁ、参加者が多いと遣り甲斐が湧いてくるわ」

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「3月の大山やぁ、ルンルン気分で楽しもう!」

が、到着すると、

「なっ何や!この雪は!」

現地での集合場所は下山野営場としていたのですが、行ってビックリ、凄い雪で全く除雪もされてなくて一帯は雪の壁となっておりました。路面もカチカチに凍てついた雪道です。

仕方なく有料の南光河原駐車場に変更としました。

P3150001私、Mッチ、高ちゃん、萬ちゃん、松ちゃんの5名は金曜日夜から現地に入りました。当然の事、真夜中の飲み会です。

「これってホンマに3月中旬の大山寺かいな?」

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予定の08:00過ぎには10名の参加メンバーが揃いました。 駐車場で装備を身に付けてスタートです。

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スタートに先立ち、本日リーダーを務めるMッチから訓練予定や注意事項が伝えられます。オブザーバーとして参加している私達は頼もしげに聞いておりました。

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石畳の参道も雪に埋もれており除雪車が早朝からフル稼働しておりました。

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大神山神社の正面階段もご覧のような雪です。人一人がやっと通れる幅の通路が確保されている。

帰りに拝殿の前に座ってワカンを外してたら宮司に怒られた!

「雪掻きと参拝者が少ないんでご機嫌斜めなんやろ」

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以前、同時期に来た時、同じ階段を上から撮った写真です 。

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本殿の軒先に届く積雪量、トイレは屋根までスッポリ埋まっています。

「それにしても積もったもんですなぁ、ちょっと多過ぎやろが!」

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これだけのメンバーが揃うと壮観です。ラッセルもパワー 全開、勢いがあります。

「トップを代わろうと言っても要らんと言いますねん、元気ですわぁ!」

林道に上がる手前で大騒ぎとなった。

「わぁ、スマートフォンが無くなってる!ほんのさっきまで有ったのに!」

楠兄の顔色が変わっています。彼がラッセルしたポイントを重点捜査です。スコップまで取り出しての大捜索でも発見出来ません。

「これだけ探しても無いとは、この地点と違うぞ、もっと手前も捜してみよう」

トレースを辿って戻りだして直ぐに、

「わぁぁ~、有ったぁ、見つけました!」

本当に大騒ぎでしたね。

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元谷は冬の様相です。新雪がかなり積もっています。

「下手に谷筋に入るのは危ないなぁ、訓練出来るポイント選定が難しいね」

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八合沢を横切って七合尾根末端に向かいます。

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正面には別山が聳えています。

「右に見える広い尾根に向かってラッセルしてな」

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斜面を鉛直に1m程掘ってビットチェック(弱層チェック)します。

「ほら、見てみ、この層がサラサラで接点が弱いやろ、少しのストレスで表層が切れ落ちるんや」

雪崩の危険を避けて七合尾根側面を使っての滑落停止やビレイの練習となりました。

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参加者は真剣に課題に取り組んでいます。

雪塗れになりながらも口元に微笑みが、

「楽しいなぁ、エエ勉強になりますわ!」

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スノーバーやアンカーのテストも行いました。

アルミのLチャンネルで作ったバーには両面にスキーシールを貼っています。(これは富山県警の山岳警備隊員が考案した方法です)

堅雪面に鉛直から15度角に打ち込んで溝を切ります。思いっ切りテンションを掛けましたがアンカーに問題ありません。また垂直方向に引張ってもシールが効いて抜けませんでした。

これは優れ物です。考案した富山県警の隊員さん、私も使わせていただきます。 

しかし、スキーシールの入手が・・・、新品などは高価で勿体ないし、衣服用のエチケットブラシで代用してみようと思った。

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基礎練習を終え、本日の総仕上げとして七合尾根を登ります。予想通り七合沢や八号沢には表層雪崩が発生しています。

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尾根に乗っても新雪は深い。締まった雪面にアイゼンを効かせて登りたいね。

「ラッセル、ラッセル、体力強化にラッセルや!」

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尾根の上部に達した頃、遅れていた晴天域がやって来たようだ。抜けるような青空が広がって風も緩んだ。

ラッセルマシンと化したO君、Mッチと交代でトップを引いております。

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高ちゃんが言う、

「なぁ、エエ天気になったやろ? どや俺が晴れ男やとよう分かったやろが、でも体が弱いねん」

この虚弱体質のオッサンは本日、熱血指導で気合いが入っておりました。

萬ちゃんもシッカリとポイントを押えた指導です。オブザーバーの私も思わずウンウンと頷いておりました。

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「こんな所を登ったら、そらテンションも上がるわなぁ」

「感動もんですわ!チョッと前までは考えられんかったぁ!有り難うございます」

15:00丁度に六合五勺付近の夏道登山道に抜けました。

大きな自信を付けて次のステップに向かう、実に意義のある雪山講習会でした。

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帰路、振り返ると真っ白な雪を纏った大山が、伯耆富士の名に相応しく、その丹精な美しい姿を見せて見送ってくれました。

 

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