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2014年2月25日 (火)

春を感じた氷ノ山流れ尾を登る(雪上訓練に行こう!NO.2)

新しく仲間に加わったメンバーに雪上訓練をと意気込んで出掛けた天児屋山も全く訓練にならず拍子抜けだった。

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ならば氷ノ山に場所を変えてラッセルやアイゼンワークを再度やりましょうと声を掛けた。

「きっと素晴らしい景色とモンスターが待ってるよ!」

登山コースも東尾根では単調で少々面白味に欠ける。増してや好天気の予報が出ている日曜日だし、きっと多くの登山者が入るだろうと思われた。

では昔々に登った流れ尾はどうだろうか?頂上へ抜けるルートとしては最短で岩場?や雪壁?も小さいが有り、変化に富んでいる。流れ尾はきっと良い練習となるはずだ。

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 楠(弟)君は頑張って雪と格闘してました。

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重量級の私は壺足でも踏み抜くんです。トホホ・・・

今回の雪上訓練に集まったのは楠(弟)君、Mッチ、私、そして、どうでもエエ(越後屋?善人代官?)オヤジが約一名です。

「高ちゃん、お主も悪よのう、今更あんたには雪上訓練は要らんやろが!」

「俺、体が弱いねん、虚弱体質やから鍛えて」

冗談のキツイ親父ですわ。

「虚弱体質の人間がなんで板餅30個も食って、7000Mのピークに立てるんや?」

プ・モリ登頂から35年も経ったんやね! ←クリック

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そうそう、チケットを買う時、昔のお姉さんに、

「流れ尾に行くのに何本リフトに乗るの?」

聞いてみました。

「4本で1000円です」

一番上は止まってるんと違うんかいな?」

「上で係員に言うたら動かしてくれます」

「???・・・・」

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昔お姉さんのやはり勘違いでした。リフトは3本です。

椅子も外され、鉄塔とケーブルだけが残っている。

3本のリフト代は800円です。

「ニ、ニ、ヒャクエン返せェ!」

結局、余ったチケットは帰りの登行リフトに使ったけどね。

入山届を提出に行き、流れ尾の情報を聞くと、先行パーティーが居るとの事だった。

「オオッ、高ちゃん、ええ靴履いとるのう!」

最新の厳冬期用登山靴ザンバランを履いております。

「この靴、ポカポカや、足先は春やでェ!」

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リフトから先行するパティ―が見えた。10名程が一列縦隊でラッセルしています。我々も急ぎワカンを装着して旧リフトに沿って流れ尾支尾根の取り付きに向った。

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シッカリ踏まれたトレースが付いていました。トレースを外しても膝下程度の潜り具合で雪質も軽く、若手はピッチを上げてグングン飛ばしております。

「爺さん二人はボチボチと行こうや」

「そうそう、体が弱いからな」

都合が悪くなると虚弱体質になるのです。

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この雪庇上が流れ尾です。今年は雪庇の張り出しは小さいようだ。トラバース気味に乗り越えて尾根に乗ります。

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朝方は小雪がチラついていましたが、天気は急速に好転して春の日差しが強くなってきました。

「K君、トレースを外してラッセルしてごらんよ」

先行パーティーとラッセルを変わろうと頑張ったのですが、なかなか追い付けません。

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薄く雪が付いた最初の岩場が現れた。これをワカンのままで登りました。

「雪が少のうてワカンが効かんがな!」

「ここはアイゼンやろ!」

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さすがにMッチです。手際良くザイルをフィックスしています。

アイゼンに変えて登れば問題の無い所でした。

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早くも氷ノ山山頂部が前方に見えてきた。

右手の谷がネジレ谷です。最近はBCスキーのルートとなっています。

この辺りで十数年前、5名が遭難している。どうも雪崩にやられたらしい。

我々も東面の谷で雪崩を喰らって間一髪、助かった事がある。今思い出してもゾッとする。

雪も締まってきたので、この先でアイゼンに履き替えました。

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地図上のゲジゲジ地点です。岩が出ていて少しは楽しませてくれそうだと期待したのですが、ただの雪壁でした。

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「K君、しっかりとツァッケを蹴り込んでリズミカルに登りよ」

ここからが アイゼンワークの練習開始です。 

P2230009_3 トレースが主稜線まで続いています。

上の千本モンスター群が見えてきました。

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こうして上から眺めると流れ尾は最短距離で山頂に突き上げている尾根だと云うのが良く分かりますね。

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オジンが二人、呟いています。

「腹減ったなァ、早いとこ登って飯が食いたいわ」

このペースで行くと昼過ぎには山頂へ到着です。

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リフトトップから3時間で流れ尾を抜けました。

成長したモンスター達が出迎えてくれます。

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下山して来たパーティーに声を掛けた。

「ルートは流れ尾からですよね?ラッセル有難う御座いました。トレースを使わせて頂き、助かりましたわ」

ラッセルの礼を言うと、

「オオッ、雲峰さんかいな!久し振りや、剣以来やったなァ、あの時は天気が悪かった!」

ゴーグルを外したその顔は、何と、姫路山岳会のお偉方がお揃いでございましたわ!

姫山はあの日、八ツ峰縦走を途中で中止したそうです。

「雲峰さんはあの悪天候の中、南壁を登ったん?」

しかし、あの嵐は酷かった。

閃光走り雷鳴轟く恐怖の剣岳(平蔵谷から本峰南壁) ← クリック

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山頂到着です。絶好の登山日和に恵まれた平成26年2月23日12:15でした。

下山ルートは東尾根です。踏み固められたトレースは一級国道となっていました。

当然、下の千本杉に入り 「KOYAMA TREE」 に挨拶。

「新しいメンバーも増えています。これからのクラブ雲峰をどうぞ見守って下さいね」

 

              (付録)

       今冬のモンスター達です。一見の価値あり!

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 Mッチの撮影作品 その1                     

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 Mッチの撮影作品 その2

         P1000672_2  Mッチの撮影作品 その3 

下山中に救難ヘリが低空で飛来してきた。見ていると氷ノ山越え周辺を旋回している。

駐車場に戻った頃には救助隊員が登って行くのも見えた。

後で知ったが和歌山の67歳男性が滑落して亡くなったそうだ。

氷ノ山を侮ってはいけないと再認識した。

Mッチ君のヤマレコです。

     ↓

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-410765.html

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