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2014年1月

2014年1月19日 (日)

今日は読図訓練だ!(点名福原、千本、中村を巡る)

考えてみたら最近は読図訓練をしていませんでした。地図を読むのも大切な登山技術の一つなのにね。

「総会でも定期的に読図をやろうと決めたんやったよなぁ」

こうして久し振りに読図訓練を実施する事になったのです。

「Hちゃん、誰も入らん、道も踏み跡も無い複雑な地形の藪山をチョイスしてくれへんか?」

こんな山を探させたら彼の右に出る者は居ない。

選び出されたのは、たつの市新宮町の北西に広がる山域でした。

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点名福原(488.2m)~千本(489.1m)~中村(440m)これら3個の三角点を中村集落を起点として反時計回りに周回するコースを設定した。

ナビゲーション情報を地図に記入しながら思った。

「ウーン、これは複雑に何本もの尾根が派生しとるなぁ、難しそうやぞ」

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背後に見える山が本日の読図フィールドです。

本日参加の9名が集まってミーティングを行います。

「別れて両側から登り、途中で交叉しようと考えたけど、天気も不安定やし、樹林帯で暗くなるのが早そうやから、無難に今回は皆で勉強しながら歩こうや」

そして行動時間のリミットは15:00とした。

「エエか、今日は絶対にGPSを使うなよ、コンパスと地図だけやぞ!」

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小さな祠の横から尾根に取り付いた。成程、道も踏み跡も見当たらない。藪や倒木を避けながら尾根筋を忠実に拾って行きます。

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慎重に進行方位を確認しています。

「こいつは楽勝や!散歩や、散歩!」

「まだまだ始まったばかりやぞ!これからやで、油断したらアカンでぇ」

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最初のポイントである点名福原までは高差350mです。藪も無く、快調なペースで高度を稼ぎます。

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行く手を塞ぐ害獣除けフェンスを開け、尾根北斜面の植樹帯を巻くように抜けた。

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第1ポイントの福原三角点を確認する。

良いペースで予定タイム内に到着している。

「さぁ、第2ポイントの千本へ向かうよ」

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進路はご覧のような快適な尾根筋です。但し、周囲は雑木が視界を塞いでいます。

分岐点と思われる地点では谷や斜面の形状と方位の確認を怠らない。

「この先は要注意ポイントやぞ、NWからSWに進行方位が変わるで!」

「オッ、200°の方位にコルがあるわ!」

尾根を乗り換えるため、枯葉で滑る斜面を下ります。

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複雑に絡んだ尾根筋を辿り、大きく進行方位を変えること数回、地図とコンパスを睨み、周囲の地形を読み、設定したコースを見出して行く。

「ホンマにややこしい地形やな!今日の山は難問やね」

少なくとも6本の尾根を繋いで歩いている。

「尾根を繋ぐコルを見つけ出すのが今日の課題やね}

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それでも的確に第2ポイントの点名千本を捉えた。

第2ポイントで12:00となった。想定時間で到達している。

「ここで昼飯にしようや、短時間で流し込めよ!急げ!」

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点名千本からは分岐点まで往路を戻り、進行方位を何度も変えながら、第3ポイントの点名中村に向う。

「この先も大きく進行方位が変わるぞ、要注意!」

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尾根幅が広く、鬱蒼として周囲の視界が無い樹林帯に入った。何とも悩ましい地点だった。

それに多量の倒木が進路を覆っています。

何度も、何度も、地図とコンパスで現在地点と進行方位を確認します。

前を歩くMッチ達がコースを外しても練習ですから声を掛けないことにしていました。

萬ちゃん曰く、

「大丈夫です、設定コースに間違いないです、バッチリ正解ですわ!」

「ムムッ、萬ちゃん!お、お主、GPSを使ってるやないか!」

成程、我々が何度も立ち止まり、方位確認だけでフーフー言ってるのに、彼は読図訓練ながらも20数キロを負荷し、余裕綽綽でスタスタ歩いている訳がこれで分かった。

「私、コンパスを使うんが苦手なんですわ、GPSで現在位置は掴んでました」

やて、

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この倒木帯の先に第3ポイントの点名中村への登り斜面が確認できる。

「よっしゃ、これを突破したら中村や、先は見えたぞ!」

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こうして第3ポイントの点名中村に到着した。

「最終ポイントやから集合写真を撮るで!」

約1名のGPS?を除けば、コースアウトも迷いも無く、設定コースを歩き終えた。

さすが皆さんの読図能力は良い線を行ってます。

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この山域を選んだHちゃんと歩き終えての感想を語りました。

「このコースはルートを外したらパニくるやろなぁ」

そして

「尾根を間違って谷にでも降りてたら地獄やったなぁ!」

黒さを増した空からは白いものがフワフワと舞い始めた。急いで高差300mの送電線巡視路を駆け下ります。

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ゴールの鹿除けのゲートを出てピタリと駐車地点に帰り着いた。

終了時間は14:30で想定タイム内でした。

「完璧やぁ~!」

 

         (知ってまっか情報)

今回の読図に使用するためマップケースを作ってみました。

材料は、

ソフトカードケース(A4)        x 1

クリアケースファスナー付き(A4)  x 1

セフティー伸縮ワイヤー        x 

マジックテープ             x 1

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ソフトケースが2重になりますから、これでファスナーを閉めれば防水は完璧で雨中での使用に耐えられるのです。

ハトメで穴かがりを付けましたからブラ下げる事が出来ます。

両面が透明なので片面に拡大図を入れ、片面には山座同定用に広域図を入れています。

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マジックテープを付けましたので移動中は丸めています。

そして伸縮ワイヤーを使っていますので手元には楽に届きます。

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この様にザックに下げることも出来ますから歩行の邪魔にはなりません。

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コンパスには携帯電話用のストラップを使っています。これもワンタッチでコンパスが外せるので非常に重宝しています。

安価で作成したマップケースでした。

一度お試し下さい。

2014年1月15日 (水)

寒かったぁ!クライミング2014事始め(古法華)

もうここ何年も年越しを山で迎えた事がありません。子供や孫が集まって来るので正月は家に居なくては家内のご機嫌が悪くなってしまうのです。

子供達は言います。

「そう云えば、お父さんと年末年始を過ごした記憶が無いなぁ」

家内は言います。

「あんたは居ないもんとして過ごしてきましたけど、もう良いでしょ!家族の集まる正月くらいはエエ加減にしてよ!主なんですから」

アルパインウィドウやったと言いたいのでしょう。

テーブルを囲み、嫁、婿、孫と増えた家族を眺めながら思いました。

「親は無くても子は育つ、否、子は増える?」

これはちょっと変やね。

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今年の登り始めを何処でやろうかと思案していました。

古法華を知らないメンバーも居るし、あそこなら日差しがあれば寒さは凌げるだろうと、甘い考えだった。

早朝に到着し、笠松山を往復してからやって来たO君、体調を考えながら、コンディションの調整に精を出す文ちゃん、こうして寒々とした古法華自然公園のPに7人が集まりました。

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今冬一番の寒波が襲来とニュースは報じている。

時折り雪雲が流れ、小雪が舞う。

しかし、寒中に震えながらのクライミング、物好きにも程がある。

「クーッ!無茶苦茶に冷たいでぇ、これは半端やないわ」

岩は冷え切っており、暫く触っていると指先の感覚が失われます。

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「アカン!手も足も感覚が無くなったわ!」

フォールして笑ってるとは、まだ余裕があるなぁ。

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「よっしゃ!もう一回、私が行きますわ!」

このクソ寒い中、気合いが入ってるO君です。

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結果はご覧の通りとなっております。

「クソッ!あと少しでガバ取れたのになぁ」

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こうして年初めのクライミングは終了となりました。

「早よ帰って熱い風呂に入るわ、体が冷え切ったぁ!」

1月18日(土)は県西部の藪山で読図訓練です。

読図は登山の必須技術ですから参加して勉強して下さい。

 

      (知ってまっか?情報)

以前のブログに書いたのですが、ビレイデバイスに手を加えた。ビレイデバイスの落下防止はこれでOK!クリック 

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ライナー部分に使っていた部材(ロープフック)がホームセンターの商品棚から姿を消していました。

そこで塩ビパイプ(内径12mm)を輪切りにして使ってみました。その他の材料は一緒です。

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強度的には以前に使ったロープフックの方が良いのですが、動きは塩ビパイプの方がスムーズです。

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使い込めば、これは重宝するビレイデバイスとなりますよ・・・・・かなり私感が入ってますけど。

2014年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます。(年頭に想う)

       平成26年(2014)の元旦

    新年あけましておめでとうございます。

皆様には旧年中は何かとご協力を賜りました。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨年度は新しいメンバーも加わり、活性化が見られた嬉しい年でもありました。

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山口君、荻堂君のシェフコンビも熱心で毎週のように練習に励んでいる。

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大谷君、楠本君、幡野君、上田君たちも、これから雲峰の新たな道を切り開いてくれるだろう。

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溝田君も今や雲峰の中堅として自信に溢れ、強い力を発揮している。

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但し、大峯縦走の初日、君に焼かれた新品の5・10シューズの事だけは決して忘れんぞ!

「今も靴に空いた穴を見たら涙が出るわ!」

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松本君は5月の遠見尾根で強烈な嵐を経験して逞しくなった事だろう。

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昭和40年(1965年)数人のメンバーで立ち上げたクラブ雲峰も今年で創立50周年を迎える。

今では会員ならびに賛助会員40名がクラブ雲峰に名を連ねている。思えばパイオニアスピリッツで独自のスタイルを貫いた半世紀であった。

「考えたらヤバい事して、お互い修羅場も潜って来たよなぁ」

長い年月の間には仲間や先輩が志半ばで鬼籍に入り、悲しみの涙も流した。共に楽しみ、共に苦労し、様々な思いが積み重なった50年だった。

今の偽らざる気持ちを言えば、これから私は過去を振り返らず、今自分自身に出来る事を精一杯やろう、そして僅かに残された力を振り絞り、燃焼し尽したいと考えています。

私はクライマーとして、もう成長の時期はとうに過ぎ、円熟期も終えようとしています。

「でも、伝えたい事や教えたい事がイッパイあるねん!」

雲峰のメンバーに加わった諸君に申し上げる。

「俺達が持っている物は全て君達に伝える,

それが俺達の責務なんや!」

それ以外にも、どんどんと新しい登山技術を学び、貪欲に吸収し自らのスキルアップを図って下さい、それが自分自身を守り仲間を守る事だと深く理解していただきたい。

君達は自分の目指す道を突き進んで下さい。

私は後輩達による手取り足取り、上げ膳据え膳登山を潔しとはせず、頑ななまでに老いても尚、自分スタイルを貫き通したいとも思っています。この姿が次代を担う諸君の刺激になればとも。

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昨年も多くの山行を無事に終える事が出来た。

7月の剣岳では平蔵谷から本峰南壁を登った。強烈な雷雨の中での登攀は印象深く心に残る合宿となった。

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猛暑の夏は渓流に涼を求め、万ヶ谷を遡行。

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裏六甲逢山峡も我々の良い遊び場となった。

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重装備を背にガスの中を登った前穂高岳北尾根。

子供達も帰り、静かになったので、久し振りにレコード盤に針を落としてみた。

聴いていたのは44年前の吉田拓郎のLP「ともだち」です。

私の好きな「イメージの詩」の一節にこうある。

    古い船には新しい水夫が乗り込んで行くだろう

    古い船をいま、動かせるのは

    古い水夫じゃないだろう

「そうやなぁ、この歌詞が今の俺の心境や!」

次世代へのバトンタッチを終えれば老優は静かに表舞台から消え去って行きたいとも思う。

新たなる雲峰の華やいだコールが山々に響く時が早からん事を年頭にあたり、切に願う。

                  平成26年1月1日

                    黒 田 信 男

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