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2013年10月 5日 (土)

セルフレスキュー講習会(神戸登山研修所)

秋晴れの9月29日(日)神戸登山研修所の人口岩場(通称サル山)に於いてセルフレスキュー講習会が開講された。

クライミング中にリードするパートナーが墜落し、行動不能と云う不測の事態に陥った時に貴方が取る行動とは・・・・

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会場となった神戸登山研修所← (ここをクリック)は王子公園の東端に位置し、六甲の山並みを背景にした市街地に建っています。屋内外のクライミング施設や大小の会議室があり、一般の方々にも開放されています。また国内外の山岳登山に関する多くの蔵書が書棚に並んでおり、これもロビーで自由に閲覧することが出来ます。このように多くの利用者が訪れる神戸登山研修所は兵庫県下は元より近畿圏の登山者の情報発信拠点ともなっているのです。

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パートナーと繋がるメインロープには大きな荷重が掛かっています。この状況から、まず自らがフリーに動けるように脱出する必要があります。

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システムの手順を説明する講師のイッポン君、それを厳しい眼差しで見つめる松本講師です。

「イッポン君がえらい緊張してるで! 意識しとるなぁ」

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松本講師からバックアップの各種方法の説明が行われています。

オートブロック、ムンター、マッシャー、何とかヒッチ等々、無造作に普段は行っていますが、いざ正式な名称を言われると、

「ムムッ、これは家に帰って復習せんと!」

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要救の位置まで辿り付き、振り分け懸垂の準備に入っています。

メインロープに掛かった要救の負荷をセルフビレーに移行しています。

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本日の訓練で行っていたトップロープによるバックアップシステムです。デバイスとシュリンゲを使っています。これなら万が一のアクシデントで手を放してもバックアップで止まりロープは走りません。

このシュリンゲはエーデルワイスの7mmです。摩擦での溶解温度が通常のシュリンゲより高く安全度が向上しています。

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続いては索道搬送です(ロープブリッヂ)。研修所屋上から公園遊歩道脇の立木までラインを張ります。

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二分の一、三分の一システムを使ってビンビンにラインのセットを行います。障害物を避けて、藪の中で蚊に刺されながらの作業です。

「これは実戦さながらや、スンナリとは行きませんなぁ」

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要救を膝に乗せるようにしてタンデムで下降しています。

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遊歩道との境界フェンスに引っ掛ってしまう。ロープが荷重で撓みますから仕方ありません。再度、立木側でシステムを張り上げます。

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下降速度はバックアップを使って制動を掛けながら調整しています。

「屋上と下を何回往復したかなぁ?ホンマに実戦並みやわ」

フェンスを越えて着地し、索道搬送は完了した。
      

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安全管付きカラビナにムンターをセットした状況です。ロープの流れで安全管が回転してしまいゲートが開く事があるそうです。

朝から夕方まで続いた講習会は、こうして無事に終了しました。

「さぁ、打ち上げやで!ビール、ビール!」

乾いた喉と体に泡が染み込んでいく。

「もう一軒行こうや!もう一軒」

気が付けば日付が変わっていました。

私もイッポン君も家に帰って、大目玉を喰らったのは言うまでもありません。

「トホホ・・・・情けない」

 

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