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2013年10月16日 (水)

西垂水!紺の法被が風を切る!(垂水海神社秋祭り2013)

山の記事が続きましたね、少し息抜きでローカルな話題でも書いてみます。

今年も我が故郷(神戸市垂水区)に海神社秋祭りの季節が巡ってきました。(10月10日~10月12日)

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昨年は愛媛で行われた登山講習会への派遣と重なり、残念ですが祭りへの参加は叶いませんでした。

身内や知人達から言われました。

「去年は何してたんや、祭りにも顔を出さんと!

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古くは明石郡垂水郷西垂水村、その歴史と共に駆け抜けてきた伝統の布団太鼓が疾走しています。

「おお!今年も紺の法被が風を切っとるわい!」

ゴォ~と地響きを轟かせ、大鳥居を直角に曲がり、路面に轍を刻んでいく、

「西垂水、行け!行け!突っ走れ~え!」

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国道2号線を封鎖して行われる宮入りだ。台車を外した布団太鼓は拍子木の合図で一気に差し上げられます。

黒檀紫檀をふんだんに使って造られている太鼓台、その重量は2トンを優に越えると言われています。

息を合わせて差し上げる。こうして故郷の祭りを肌で感じるのです。

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「差せ!差せ! 落とすな、回れ、回れ!」

迸る汗に紺の法被が濡れる。男達の晴れ舞台だ。

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狭い鳥居を抜けて本殿へと入って行く西垂水の布団太鼓です。長年の経験が成す技がここに有る。

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10月12日(土)祭礼最終日(3日目)はご神体を乗せた神輿を御座船に移し海上渡御が行われます。

旧垂水郷5ヶ村が廻り番で神輿巡行を受け持つのです。

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独特の節回しで歌う神輿歌、「歌上げ」を行っています。

「祝うて目出たの若松様よ~」

「そらー、枝に枝差す、葉も茂る、葉も茂る、千代の神イサめ、サァ、シャントセー!」

「セーキャー、セーキャー」

神輿は垂水漁港へと向います。

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御座船に移乗する神輿を多く人々が見送ります。

今は漁港として整備された垂水港です。この一帯が砂浜だった昔は神輿を担いで海に入って乗せたものです。波に流され、神輿に押されて沈み海水を飲んだ叔父や先輩の姿を子供の頃から見ていました。

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塩屋漁港のお旅所での神事を終えた御座船が戻ってきました。船の向こうに見えるのがMちゃんが住んでいるマンションです。

「Mちゃんはエエ所に住んでるなぁ」

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鉢伏山は六甲山系西端の山です。宝塚まで56kmに亘る六甲全山縦走のスタート地点だ。

「こうして塩屋を海から眺めると良い町やなぁ、まるで高級リゾート地やで!」

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再び御座船を囲むように船団を整え帰路に付きました。

この日の沖合は白波が立ち、良い風が吹いております。

「エエ凪?やねえ、このガブリ具合が堪らんなぁ」

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若者達が乗り組んだ船は気勢が上がっています。

「沖に出ても練り合わせかいな?」

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波に揺られ、その上、船体左右にしがみ付いて、大きく船体を揺さ振りながら疾走する。

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海の男に許された神の庭での船遊びだ。

「船酔いする奴は乗船禁止やね!」

   
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久し振りに近くで眺める平磯燈台です。改装されて外観は変わっていましたが本体は昔の姿を留めています。

Ayumi_pic44      (インターネットで検索した画像です)

この燈台は明治26年(1893)に国産セメント(小野田)を使って作られた本邦第一号のコンクリート建造物なのです。

「凄いなぁ、120年も経ってるんや!」

この平磯は天然若布(ワカメ)の宝庫でした。長い竹竿の先に角のように枝を打ち込み、根元から絡め採っていました。女子供が浜で待ち、戻った船から揚げた若布を浜辺に張った綱に干していたのです。干し若布は垂水の名産品でした。

採ってきた若布からタツノオトシゴを見つけるのが私の楽しみだった。

この海は私達を育んだ豊穣の海です。

”われは海の子”の一節が口を突く。

「千里寄せ来る海の気を吸いて童となりにけり」

「渚の松に吹く風をいみじき楽と我は聞く」

「百尋千尋、海の底、遊びなれたる庭広し」

海辺に育ち、海辺に働き、海辺に住まいする。そんな環境に居て山へ登る。私のDNAは混線しているようです。

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東垂水、西垂水の2基が揃っての練り合わせです。

「エエか、西垂水の男気を見せたれよ!」

肩に食い込む強烈な重量に耐え、東西の練り合わせは20分を越えて続いた。

「ようやった!ようやった!満足、満足」

家内に言われていました。

「今年は見るだけにするんやよ!見るだけよ!」

夜も更けてホロ酔い気分でご帰宅です。

「今年もエエ祭りやったわ、ホンマ見てるだけでも楽しかったぁ!」

「ホォ~、見るだけねぇ?垂水のお祭りは凄いねぇ、見てるだけでも両肩が真っ赤に腫れるんや!」

「ウッツ・・・・・・」

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