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2013年5月24日 (金)

九輪草(クリンソウ)を訪ねて(多紀連山)

最近は希少花を求めてあちこちと出掛けている。先週はイワカガミを訪ねて長老ヶ岳でした。

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そして今週は多紀アルプス三嶽の谷間に自生する九輪草(クリンソウ)です。

Dscn3521九輪草(クリンソウ)はサクラソウ科に属し渓流沿いや湿地に自生する華やかな花です。茎を中心として車輪状に花を付け、その形が仏塔の塔頂部にある九輪に似ているところから花名が付けられたのです。

  
P1020743三嶽の九輪草は近年頓にその知名度が高まり、地元上げてその保護や周辺管理に力を注いでいます。
 

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今日は花を愛で、三嶽を越え、小金ヶ嶽に登り、丹波修験道の旧跡を経由してスタート地点の火打岩(ヒウチワン)に戻る周回ルートを歩きます。

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登山者のために新たに造られた駐車場です。50台は駐車出来そうでした。それでも登山口近くの路側や空地に駐車する県外ナンバーを見かけます。生活エリアの中を通る狭い県道ですから地元住民の邪魔をしないよう最低マナーは守りましょう。
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登山道は農家の軒先を抜けて植林帯の急登りとなります。 天気予報から今日はかなりの暑さを覚悟していたのですが木陰を吹き抜ける風は爽やかで涼しく快適なハイキング日和となり助かりました。

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何をトチ狂ったのかコッチャンが急坂を駆け出します。

「Kちゃんに抜かれるんが嫌なんじゃ!」

「誰もあんたを追掛けへんし、抜きもせんわい!」

必死に追いついて、ゼーゼー言ってるコッチャンに、 

「無理したら息が上がるやろ、膝にも悪いでぇ、君のトレーニングは解るけど15kg以上も担いで走ったらあかんわ!」

自らに負荷を掛けて追い込んで鍛える。昔と同じ意識が彼を支配しているようだ。

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尾根筋から少し下った沢沿いに九輪草の群生地が現れます。少し花の盛りを過ぎた感はありましたが綺麗に咲いています。

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ザッコペの話では以前はもっと密生して咲いていたのだと言う。

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その頃から見れば花数が減少していると、雲峰婦人会のオバさんは淋しそうにシミジミと語った。

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文献によるとこの地には5~600年前の室町期に大岳寺(みたけじ)という大峯を凌ぐ勢力を誇った丹波修験道の総本山施設が有ったとされます。一説にはここは薬草園や菜園として整地され、その栽培した一部が、この九輪草だとも言われている。

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九輪草の観察会を終えて三嶽に登りました。自生地から山頂までは急な登りですが短時間で到着しました。


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三嶽山頂の東側岩室で爽やかな風に吹かれて汗が引きました。

この上空に多くの鷹が舞う事があるそうです。渡りをする鷹でサシバと言います。

東南アジアまで南下するサシバの集結地で有名なのは伊良湖岬です。

三嶽山頂でレンズを覗く研究者から、

「サーマル(上昇気流)が発生する三嶽ではサシバが観察出来るのです」と、

以前に聞いた事を思い出した。

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三嶽から大タワへ一気下り。この階段だけはどうも好きになれない。ガクガクと膝にモロ応えます。

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大タワから小金ヶ嶽までは直線距離で1km程度だろう。こんな植林帯を懲りもせずコッチャンと抜きつ抜かれつをやっておりました。

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小金ヶ嶽には岩場がある。成程、言われてみれば岩場です。

家を出る時、女房には、

「今日は篠山の小金ヶ嶽に行って来るわ」と、

この日、友人から電話があって、その答えが、

「今日は登山で小銭山に登ってまして留守なんです」やて、

「なんぼ小銭稼ぎしか出来へん俺やからって小銭は無いやろ!小銭は!小金ヶ嶽じゃ!」

家内には貧乏が身に染み付いているようだ。

    

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立派な鎖がセットされておりました。岩場も鎖も関係なし、駆け登って行く面々です。

    Dscn3543小金ヶ嶽山頂です。一組の夫婦が去って山頂は我々だけだ。担ぎ上げた氷で冷たいカルピスを味わいます。

「クーッ、旨いのう、ビールやったらもっと旨いやろな!」


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ここ小金ヶ嶽の七合目辺りには福泉寺址があります。三嶽にある大岳寺址と共に丹波修験道の一大拠点として繁栄したとある。大峯山勢力に反抗し対峙していたのですが、やがて大峯山伏(僧兵)300名の強襲焼き討ちを受け、抵抗空しく大岳寺共々、寺院宿坊はあえなく灰燼に帰したそうです。今は藪に覆われ往時を偲べる物は何もありません。

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沢に沿ったゴロ石の道を辿ればやがて火打岩に出た。ここから駐車場までは900m程の距離を戻る事となります。

「ここにザックを置いて、駐車場まで空身でランニングしようや」

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著莪(シャガ)が道端一面に咲いておりました。

「コッチャン、君の花やで、花言葉は自由奔放や」

本当に走って戻ったのです、元気が余っております。

「なぁ、コッチャン、空身やと楽やろ?」

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