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2012年10月18日 (木)

平成24年度中高年安全登山指導者講習会(西部地区)NO.1

昨年は神戸市(六甲山系)で開催された国立登山研修所・日本山岳協会主催の中高年安全登山指導者講習会が平成24年度は愛媛県松山市・東温市(久万高原)で開催された。

Dscn7482 会場となったのは道後温泉にある「にぎたつ会館」です。

ここで10月12日(金)~10月14日(日)の3日間に亘り、講習会が開催されました。

9月の常任理事会で同講習会へ派遣する人選を行なったのですが誰も手を挙げませんでした。

何気なく目をK理事長に向けた時、バチッと視線が合ってしまいました。

「Kさん、お願い出来ますか?」

「エエッ、オッ俺かい!・・・・」

隣の席でN君が笑っています。

「Kちゃん、目を合わすからや!ご苦労さんです、行っておいで」

後日、兵庫県教育委員会事務局より派遣依頼の封書が郵送されて来ました。

こうして講習会への出席が決定となりました。

講習会受付は12:00からと聞いています。

松山は私にとっては2年半を過した第二の故郷ですから地理も裏道まで知り尽くしています。

当然、迷う事なく到着しました。

Dscn7483001 開式の辞、主催者及び主管の挨拶に続き、講義1の開講となった。

Dscn7487001 講義1.は「中高年登山者の現状と課題」

講師は名古屋工業大学 北村憲彦教授だ。

昨今の中高年登山者による遭難事故発生概況から現状分析が行なわれた。

求められるリーダーとしての資質。タフなチーム作り。指導者として「人に付いて登る登山客から自立した登山者を目指す」の方向性が示された。

Dscn7488001 講義2.は「低体温症と熱中症」

講師は金田正樹医師だ。

熱中症の発症するメカニズム説明があり、その予防と対応が示された。

続いて低体温症についての説明となる。金田先生はトムラウシ遭難事故調査委員でもある。現地調査及び生還者の聞き取り調査、そこで得られた資料からトムラウシ遭難事故がどのように発生し、最悪の事態に陥る経過を辿ったのか、その生々しい事故発生状況の説明には言葉を失った。

過去のおいて疲労凍死とされた事例も実は低体温症であり、低体温となったのち、疲労して死に至ったものである。

疲労凍死=低体温症と理解すべきである。

気象条件が雨もしくは雪、気温10℃、風速10m/secでは体感温度は0℃となる。この状況では低体温症の発症リスクは高くなる。山中で発症すれば時間的猶予はなく急速に危機的状況となろう、従って悪条件下での行動には一層の慎重さが求められる。

「低体温症は気が付かない内に忍び寄り急激に悪化する」

Dscn7490001 講義3.は{山岳遭難のヘリコプターによる救出事例と対応」

講師は愛媛県消防防災航空隊 丹真治副隊長です。

消防防災ヘリコプターの運航管理、運航体制ならびに緊急応援要請に掛かる手続きについて説明が行われた。

丹副隊長は自らも出動降下しての要救助者収容に活躍されており、その活動状況の説明と救助の実記録映像から地形および気象の面において石鎚山系、赤石山系での救助作業がいかに困難であるかを伺い知ることが出来た。

上空から樹木に覆われた山岳地帯での要救助者の発見は至難の技である。自然界に存在しない目立つ色としてブルー系が判別や合図に有効である。

山中において飛来したヘリコプターには無闇に手を振ってはならない、要救助者との判別が付かず捜索の邪魔となる。

こうして講習会第1日目の講義は終了した。

明日は早朝からの実技講習が待っています。

「今夜は久し振りに道後の湯にユックリと浸かって、懐かしき夜の松山へ出動するぞ!」

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