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2012年10月22日 (月)

平成24年度中高年安全登山指導員講習会「西部地区」NO.3(懐かしい松山を歩く)

講習会も今日の午前中で修了となる。

10月14日(日)09:00~12:00 第1.2.3.の分科会が開かれた。

Dscn7524001

研究協議1(第1分科会)

「登山中の病気と怪我の対処法」 座長 佐伯修一先生

団体登山において持病を隠して参加し発症→突然死

老化による筋力低下・持久力低下・バランス感覚低下は否めない→スリップ転落事故

研究協議2(第2分科会)

「セルフレスキュー」          座長 山本貴之氏

各自が経験した事故や遭難救助の事例を発表し、その問題点を検証しておりました。

研究協議3(第3分科会)

「中高年登山者の現状と課題」   座長  西田六助氏

ツアー登山、団体登山において、参加者の思惑や意志の疎通面から多くの問題点が見えてくる。

各分科会では、受講生間で色々と意見が交わされ安全登山への意識の高さが窺がえた。

私からは登山とは全て自己責任での行動であり、この観点に立てば自らを守る能力(体力・気力・技術)の維持向上に努めることが肝要である。

「自分を守けなければ人は守れない」

研鑽を積み、強いリーダーシップを発揮し信頼される指導者になって頂きたいと。

「山とはそこに厳然としてあるもの、山は経験や技量を問わず平等だ、所詮は登る側の問題である」

Dscn7527001全てのカリキュラムを修了し、閉講式となった。渡邊雄二国立登山研修所所長より受講生に終了証が授与されます。Dscn7531002参加者全員による記念撮影が行なわれ、3日間に亘った平成24年度中高年安全登山指導者講習会「西部地区」は終了した。

「さて、帰るとするか!その前に懐かしい場所を訪れてみよう!」

Dscn7541
種田山頭火終焉の地、「一草庵」です。

彼はこの地が気に入って終の住処としたのです。

            おちついて死ねそうな草枯るる

私が住んでいたのは、この庵から2kmほどの場所にあり、よくこの辺りを散歩していました。

「随分と綺麗に整備されて!この辺りも変わりましたなァ、懐かしいです」

「ようおいでたね、かまわんけん、どうぞ、お上がり」

暫くの間、ボランティアさんと縁側に座って話し込んだ。

Dscn7540

私の好きな句碑がありました。

         濁れる水のなかれつつ澄む

庵の近くを小さな川が流れています。この流れに己が人生を重ね合わせたのでしょうか。

「私の心も今は清く澄んでますわ」

「嘘つけ!」

種田山頭火は山口県の防府で生まれ、ここ松山でその漂泊の生涯を閉じました。そして彼は生誕の地に戻り、眠っています。

数年前に親友のS君と句碑巡りと墓参もしました。

旅先の山口県湯田温泉で出会った句碑。

      ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯

衒いの無い、山頭火らしい、そんな一句。

ちなみにS君は種田山頭火派。

私は尾崎放哉派なんです。

酒乱で身を持ち崩し、家庭も捨て(否、捨てられた)胸を病み、放浪の末に小豆島に流れ着いて生涯を閉じた。

「俺と同じ人生の破綻者や?」

暮れゆく瀬戸内の海、それを病の床に伏して庵の障子越しに寂しく眺めている。 

      障子あけて置く海も暮れ来る

落ちる所まで落ちた我が身を自嘲した一句だろう。

       漬物桶に塩振れと母は産んだか

種田山頭火辞世の一句は、

        もりもり盛り上がる雲へ歩む

こちらは死を前にしても雲に向かって旅立って行こうと、至極お元気です。

「動」の山頭火、「静」の放哉だ。

Dscn7533001 一草庵の裏手に御幸山という小さな藪山があります。ここに20m程の岩場があるのです。庵の横を通り、御幸寺の墓地を抜け、古びたお堂を左手に見て山道を登ります。

Dscn7534真新しいボルトが埋め込まれていて、今もクライミングのゲレンデとなっているようでした。

私も時折り、ここへ来てはザイルを張ってプルージックで登ってました。

Dscn7535 柱状節理の火山岩で岩自体は硬いのですが、油断するとガバッと抜け落ちます。

久し振りに登ってみました。昔に比べて浮石は減ったように思えます。でも手で叩けばボコボコと嫌な音。

Dscn7538御幸寺の甍越しに松山城が見えていました。毎朝のように、あの上までランニングしていたんです。

日曜日の午後ですが、誰も居ませんでした。

「20年前と一緒やなァ、あの頃もここは静かやった」

Scanbmp_2 最近ではこんな電車も走っておりました。「坊ちゃん電車」というらしい、伊予鉄も考えたね。

それにしても伊予人は不思議だ。小説「坊っちゃん」には松山の地名は出て来ないし、彼の地を不浄の地とも書いている。

「なもしと菜飯は違うぞなもし」

伊予人を馬鹿にしているのです。

そんな漱石を崇め立て奉っている。

「それでええんかいのう、あかんやろげ!」

Dscn7545 松山の町を離れての帰り道、土居で太鼓台の練りを見ていました。

「今年は垂水の祭りも終わってしまったわ、残念ながら参加出来なかったなァ」

Dscn7546綾川町では太鼓台が県道を巡行していました。

「すみませーん、通れるまで時間が掛かりますが・・・」

「かまわんけん、おやりーや!おっちゃんもユックリと見させて貰うけんな」

Dscn7550 家に帰ったのは翌日、陽も高くなっておりました。

5日振りのご帰還です。

「へぇ~、家を忘れんと覚えてたん!」

「良かったァ!表札は変わってない!」

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