2019年9月16日 (月)

龍王岳東尾根2019

2019年9月7日(土)サークルHMAのクライミング合宿を開きました。

場所は立山連峰の龍王岳(2872m)東尾根です。多くの登山者が訪れる立山三山の一角に峨々たる山容で聳えているのに登る人も少ないマイナーな山。昨年度もここでアルパインクライミングの実地訓練を行なっています。ここでの合宿はサークルHMAの毎年恒例行事のようになりました。

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今年の参加メンバーは5名です。今回も私と中西がサポートで同行します。7月の天候不順で計画が延び延びとなってましたが必要なトレーニングを重ね、この日を迎えてます。

さて練習の成果や如何に?見せて頂きましょうか!

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一ノ越から黒部側へ下降して取り付き点に向います。下に見える池は雪渓からの融水です。

私はこの池を「熊の水場」と呼んでいます。数年前に水場の横に見える岩陰で寝ていて熊に近距離遭遇しました。

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一ノ越山荘のNさんに聞いたのですが今年も熊がこの辺りまで上がってきているそうです。確かに尾根上には熊の糞が!長い登山人生で幾度も熊に出食わしていますが襲われたり威嚇されたことはありませんでした。最近の奴は人間を恐れなくなったようやね。

「居るよ!とにかく今夜のビバークは要注意やで!」

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サークルHMAのメンバーにとって龍王岳はアルパインクライマーを目指す通過点なんです。この尾根でルートの取り方やナチュプロのセッティングを学びます。

背中にはビバーク装備一式に水、食料が加わり10kgを超えるザックがある。このハンデを背負って今日一日、頑張ってもらいましょう。

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「荷物が大きくて振られます!バランスが崩れる!」

重いザックを背負って登る、これも厳しいですが練習なんです。多くの経験を積んで強くなる。

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不安定に積み重なった浮石を騙しながら登る事も学んでます。この日、取付いた時間は11時30分でした。想定登攀時間は3パーティーなので4時間位とみています。

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この日の天気は申し分のない絶好の晴れ!贅沢ですが暑すぎる。アルプスの名立たる峰々が一望できる贅沢な登山です。面白い形の岩が微妙なバランスで重なった自然のオブジェです。右の岩を「椅子岩」と私は呼んでます。

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最初の緊張も何処へやら、余裕でクライミングを楽しんでますね。

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16:00山頂に到着です。「やれやれ、終わったぁ!」

こうして今年も5名のメンバーがクライマーとしてのスタートラインに立ちました。そのお手伝いをするのが私の職務であり兵庫県山岳連盟(神戸登山研修所)の使命でもあります。

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遠く加賀の白山、そして富山湾に広がる素晴らしい夕焼けが見られました。

今夜は浄土山の隅っこでツェルトを被って眠ります。

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翌日も素晴らしい好天気です。台風の影響も少し風が強い程度で影響ありません。

メンバー5名は雄山、大汝、富士ノ折立、真砂と縦走して室堂へ。

安全に合宿が終わり、緊張から解き放たれドッと疲れが出て室堂のターミナルでメンバーが下山して来るまで爆睡でした。

 

2019年9月 1日 (日)

クライミング講習会2019

 

今年(2019年)も恒例のクライミング講習会が開催されました。

7月9日のクライミング理論の座学に始まり4回に亘り神戸登山研修所のウォールを使っての実技講習が行われました。クライミング人気なのか近年は多くの講習生が参加されています。今年は24名もの申込みがありました。

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8月25日講習会の最終回は六甲の保塁岩での外岩実技なんです。

この日は10名の方が参加されています。

 

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真夏猛暑も少しやわらいだ六甲山です。この日の保塁岩には多くのクライマーが続々と集まってきました。中央稜下部を講習会で占領してるので気が引けるのですが、ここに来るクライマーは顔見知りなんで、

「岳連の講習会なんやね、どうぞ、どうぞ!」

ご協力に感謝しきりです。

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セットされたルートを完登しガッツポーズ!

「頑張ったね、ナイスクライミング!」

講師陣は褒めて育てるのが上手い!

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サークルHMAのKさんは確かに上達してます。クライミング歴はまだ4ヶ月ですが中央稜大ハングを果敢に攻めております。何度フォールしても挫けず登り切りました、昨日は口の深谷で沢登りしてるし良い根性してますわ。

「成長が楽しみやね」

2019年8月27日 (火)

口の深谷(比良山系)

サークルHMAの8月例会は比良の茗溪である口の深谷となりました。

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8:00に登山口の葛川(坊村)に総勢11名が集合です。

昨日は滋賀京都周辺でもかなりの降雨があり増水して沢登りは無理かと判断に迷いましたが情報を集め、検討の結果、天気は回復する予報なので予定通り決行となりました。

成程、安曇川本流は川幅一杯に流れており、かなりの水量です。

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さて、11名が口の深谷を遡行するとなれば相当に時間が掛かる。スタート地点の明王谷も流れ落ちる水量は多い、この状況では予定時間内に 口の深谷終了点に辿り着けないなと思い、恐る恐る?リーダーとメンバーに「明王谷に変更したらどうでしょうか?」と提案しましたが、口の深谷を登るのだと一蹴、メンバーは気合い十分なのです。「それなら行ける所まで登りましょう!」スタートとなりました。

入渓点まで林道を30分程登るのですが沢装備のウエットスーツを着込んでいるので暑くてサウナ状態でした。

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ハイテンション!エンジン全開なり。

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口の深谷は結果的には1/3の地点で遡行を終えました。水量の多さと高巻きに予想通り時間が掛かりましたね。

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戻るルートは谷を滝は立木を使って懸垂下降(六甲山系の谷で練習済み)滑滝は滑り下りようかと考えたのですが地形図で現在位置を確認すると右岸側に武奈ヶ岳から伸びる南西尾根(御殿山コース)がある、そこから谷に向かって顕著な枝尾根が伸びています、高差150mの急峻な下部の斜面を這い上がり枝尾根に乗りました。そして方位を確認しながら等高線に沿って回り込んで登山道(御殿山コース)に抜けたのです。

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サークルHMAも創設から5年目を迎えておりますが的確に状況を判断して行動している姿を後方から眺めていました。

「皆さん、頼もしく成長したなぁ!」

実感です。

若かりし頃に比良の谷は全て登っておりますが今回訪れたのは本当に何十年振りかでした。そして楽しく嬉しい良い一日を頂きました。「皆さん有難う御座いました」

帰ってハーネスやギヤー類を整理していたら蛭(ヒル)が3匹付いています。

家内に、

「これ、お土産や!血を吸わせてたら肩凝りが治るで!」

「早よ、処分してぇ~!」 怒られました。

生身には被害なしです。

 

2019年7月31日 (水)

八池谷(八淵の滝)へ、

普及委員会の沢登り講習会も今年はお天気に振り回されております。事前講習として保塁岩での基礎練習は終えたのですが本番とした播州万ヶ谷、比良山系の明王谷が台風や大雨で計画は頓挫してしまいました。最後に残ったのが滋賀高島にある八池谷(八淵の滝)です。実施直前まで谷の水量に関して情報を集め何とか講習会を開催出来ると委員会メンバーの判断が下りました。

メイン講師を務める金谷君からサポート参加の依頼が来ました。

「行くよ!手伝います!」

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この日、講習に参加下さったのは5名でした。そして講師を務めたのは神戸山岳会の金谷君、岡田君 クラブ雲峰からは市川君と沢登りのスペシャリストが揃いました。

私は最後尾から頼もしい後輩?達の働きを楽しく拝見させてもらいます。

「サア、日本の滝百選に入ってる茗溪を堪能しましょうや!」

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やはり大雨の影響は残っています。水量が多くて今日は滝の突破に苦労しそうです。

ガリバー村から入渓点までのアプローチで火照った体に渓流の冷たさが心地良いですね。

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入渓点からはこんな小滝が次々に現れてきます。

雨の影響でしょう少し水も濁りが出てました。

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「魚止め滝」を登っています。激しい水の圧力に耐えながら頑張る講習生の皆さん、

眼鏡は飛沫で見えなくなり耳にまで水が入ります。頑張れ!

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「大摺鉢」に着きました。背後は天然のプールと滑滝です。滝から叩き落とされても泳げたら大丈夫ですわ。

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「屏風滝」です。奥に向って連瀑となって繋がっていますが水量が多くて突破できそうにありません。右岸から高巻きしました。

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八池谷の盟主「貴船の滝」にやってきました。

「立派な滝やね、ここまで飛沫が飛んでくるわ」

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滝にアプローチしています。瀑風が凄くて迫力満点です。

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滝壺からの風は天然クーラーです。皆の声が聞こえない!

先程までの「暑い、暑い!」が「寒い、寒い!」に変わりました。

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貴船の滝を巻くルート上に良い場所がありました。ここでロープをフィックスしてフリクションヒッチでのセルフの取り方を実践して頂きました。覚えて欲しい技術の一つです。

時間的にもこの辺りから戻るのが良いだろうとの結論で本日の沢登り講習会は無事に終わりました。

何十年振りに訪れた八渕の滝でしたが新鮮な喜びを味わいました。比良の谷は全て登っていますが楽しい所ですね。夏は沢に限る!やね。

 

 

 

 

2019年7月30日 (火)

お天気に振り回された7月

今年の梅雨は変ですよね。7月はサークルHMA夏山山行で剣岳立山連峰が計画され17名が参加となる一大イベントでした。ところが7月20日になっても梅雨明けとならないし台風まで北上してきたんです。HMA代表からギリギリまで待ったんですが中止との連絡がありました。私としては無理をせず賢明なる判断だと回答を入れておきました。

剣岳本峰南壁と別山尾根班は予定より1週間延ばして7月28日に剣沢に入ったんですが台風6号を喰らって大荒れとなった天気で撤退してます。龍王岳東尾根班は9月上旬に入山する予定です。

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兵庫県山岳連盟の自然保護委員会が主催する自然観察会が逢山峡から有馬三山のコースで開催されました。今まで参加した事が無かったので顔を出してみました。そこには中西名誉会長の姿もあり思ってたよりも盛況です。運営上の改善点も見受けられ名誉会長からもご指摘がありました。これを今後の活動に活かして下さいね。

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令和元年度最初のハイキングレスキュー講習会が開催されました。これは技術遭対委員会の主催です。来年から設けられる資格「夏山指導員」の養成を考慮した内容の講習がこの後も9月、12月と合計3回行われるんです。

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こちらは普及委員会が主催する毎年恒例のクライミング講習会の様子です。この日は「クライミング理論」に関する座学が行われました。これから毎週火曜日に実技が5回と保塁岩での外岩でのクライミング実技と続きます。今年は20名を超える皆さんが集まりました。

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この日は高体連に加盟する県下の高校山岳部の顧問をされている先生方の安全講習並びに技術講習そして意見交換会です。

最近の高校山岳部の活動もスポーツクライミングが主流となっておりますがクライミングに潜む危険要素や安全対策に関し知識と技術の修得をしようとの主旨で開催されております。生徒は元より先生方の安全意識向上が進む事を願います。

公益財団神戸市スポーツ協会の理事会が貿易センターで開催されました。

先日、理事就任要請書と履歴書用紙が郵送されてきていました。

「履歴書が必要かいな?賞なし罰ありかな?」

後日、評議委員会の承認を得て正式に理事就任と決まりましたとの連絡がありました。

これから私は何をすれば良いの? 私は何処へ向かうのですか?

てな訳で本当に山に行く機会が極端に少なくなっています。

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何やら小難しい各種会議に出席してるより研修所の改修工事を一人でしてる方が私には似合ってますわ。このロビーの壁や事務所扉、防火扉の塗り替え工事そしてリノリウム床の補修とワックスアップには延5日を要しました。「見違える程綺麗になった、明るくなった」との来館者の声を聞けばやった甲斐がある。

「根気よく壁にペンキ塗ってますなぁ、飽きませんか?」 聞かれました。

「壁のペンキ塗りはクライミングと一緒やで、心を無にして壁と向き合う、禅に通ずる心境や!」

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月14日 (金)

もう6月になってる!

何処にも行けず大したトレーニングもせずに過ぎた5月だった。

気が付けば早くも6月を迎えておりました。

「俺はこれで良いのやろか?」

そんな時、サークルHMAメンバーの大濱君からトレーニングへのお誘いメールが入った。

「そうやなぁ、夏の予定もある事やし、久し振りに岩を触ろうか」

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丁度良い機会なんでサークルHMAの活動用にと新たに購入したロープをチェックしておく事にしよう。

と云うことで久し振りに百丈岩へ出掛けたのです。

この日は真夏を思わす日差しです。でも風が吹けば少しは涼しく感じるんですね。

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この日の参加は私、相棒のトっちゃん、大濱君、羽田さんでした。

新品のベアール8.6mm x 50mを初めて使いました。

「このロープはええ感じやで!しなやかで軽くて使いやすいわ!」

人に言わせればベアールはマムートやエーデルワイスのロープに比べればランクは下だと仰る。

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サークルHMAは兵庫県山岳連盟の直轄事業ですが潤沢に活動資金がある訳ではない。微々たる手持ち資金の中から装備を揃えるとなれば妥協できる値段のロープを探し出す事が必要となる。一流登山用具店々頭価格では手が出ない。

「インターネットで最安値を見つけよう」

あれこれ覗いて探し回り安価での購入を果たした。

そして、この日、手にした真新しいロープを百丈岩で思い存分使ったのです。

「楽しいなぁ、クライミング!まだ頑張れるぞ」

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百丈岩に出掛けた翌日には神戸登山研修所で技術遭対委員会が主催する「セルフレスキュー講習会」が開催されました。

クライミング中に墜落事故が発生しパートナーが意識を失って行動不能となった、その危機的状況から自らの手で脱出し救助活動につなげて行く、これがセルフレスキュー技術です。

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この日の神戸登山研修所は大賑わいでした。ピラミッドウォールには高校山岳部が練習に大勢やって来ています。高校生達の危なっかしいビレイも気になるし、でもこちらの講習にも集中しなければいけないし、見過ごせず注意しに走ったが気が散ったのは私一人だけではありません、皆心配そうに振り向いてました。

「君達、もう少しシッカリとクライミングの基本を学んでよ」

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こうした講習会を幾度も開催出来るのは神戸登山研修所と云う施設が身近にあるからであり、それを運営管理するのが我々の母体である兵庫県山岳連盟だからですよね。この研修所の存在意義とか有難さをあらためて実感します。

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予定したこの日のセルフレスキュー講習メニューは全て終える事が出来ました。

このような技術遭対委員会の地道な活動が安全登山啓発に少しでも繋がってくれたら、それが願いです。

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明治期に建てられた兵庫県公館です。今日はここで「令和元年度第一回兵庫県山の遭難対策協議会委員会」開催されます。公館の外観はいつも見ているのですが入館するのは初めてでした。

「入口は何処やろ?ここは正面玄関かな?裏口なの?」

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場所は兵庫県公館2階第一会議室となっています。入館はしたものの2階に上がる階段が解らない?館内をウロウロしてやっと会議室に辿りついた。

この広い会議室に38名の委員が集まって各委員よりの活動報告、2018年に兵庫県下で発生した山岳遭難事故の詳細な報告等が行われた。委員の紹介では今年度からメンバーに加わった私もご挨拶、自己紹介も行いました。

遭難事故発生件数は118件(内六甲山系66件)

遭難者数は133名(死亡9名、未発見不明1名)

我々が立ち向かうべき安全登山への道は険しいですね。

「兵庫県山の遭難対策協議会委員会」は兵庫県の錚々たるメンバーで構成されています。各警察署、神戸市消防局、消防防災航空隊も委員会メンバーです。

神戸登山研修所を預かる私としては、今一度、身も心も引き締め、少しでもお役に立つよう老骨に鞭打って安全登山啓発を推し進めて行こうと腹を括った。

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この日、県公館に向うJR車内で同年輩の男性に声を掛けられた。

「黒ちゃん、久し振りやね、ブログは楽しく見てます」

誰なの?お名前を聞いてやっと分かりました。

「ええ!Nさんかいな!何十年振りやろ?」

そうです、数十年前、明石に存在した「ドングリクラブ」というアーチェリー同好会で一緒に競い合った仲間でした。恰幅良く、血色も良く、私より年長なのに矍鑠としてる。

短い時間でしたが楽しく嬉しい再会でした。

あの頃は時間があればアーチェリー場に通ってました。50m先の的に向って矢(アロー)を放つのです。私が使用していた弓(ボウ)は強力で素晴らしい性能でした。風の流れや距離を読み、照準器の目盛を上下左右に微調整して的の中心を狙います。ピストルなんかの比じゃなくライフル並みの的中率です(上達すればです)的の真ん中に音もなく吸い込まれる矢、あの快感は味わった者でないと理解出来ないでしょうね。

効き目に黄斑変性と云う障害が出て視力が極端に低下したためアーチェリー競技を諦めましたが、あの頃は楽しい時間をNさん達と過ごしたんですね、本当に懐かしいです。

アーチェリーって奥深いスポーツですよ、それなりの筋力と集中力が要る世界です。

お金も掛かりますから弓に付ける部品(スタビライザー)や弦(ストリング)は手作りし、矢も材料のみ購入して自分で色々と考案して作成していました。それもまた楽しかったですね。

「我々が集っていたアーチェリー場は今どうなってしまってるかな?」

 

2019年5月26日 (日)

5月になりましたね。

元号も令和と変わりましたね。時の流れを切々と感じるこの頃です。長いGWも終わり5月も半ばを過ぎましたが今年は珍しく春山登山もしませんでした。神戸登山研修所補修工事の予定があるからです。

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別館1Fにはダンススタジオがあります。元々は研修室として使っていたのです。ここ神戸登山研修所は別名「王子サロン」と呼ばれ一般市民の方々に開放しており多くのご利用を頂いております。この部屋はフラメンコダンサーの依頼を受けてダンス練習室として使用されています。しかし傷みが出てきて、壁には亀裂やシミが目立ってます。利用されるダンサーの方々から補修して欲しいとの要望が寄せられていました。補修改修には時間が必要なので長期休館となるGW中に工事をすると決めたんです。

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亀裂補修、壁全面と天井の塗装、床の補修となると工事期間は4~5日を要します。養生と古い塗装を剥離させる下作業に予想以上の時間が掛かった。

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何しろ私が一人でする素人工事なのプロのような手際とはいきません。埃に塗れペンキに塗れ、疲れ切って工事を終えました。

「疲れたぁ~!けど綺麗になったぁ!利用者の皆さん、これで納得して下さい」

カーテンも白いレース地に替え明るい感じにしました。カーテンはサイズが合わないので家内に頼んでミシン作業をしてもらったんです。

「ご協力に感謝してます、ありがとう!」

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サークルHMAのクライミング分科会は盛況です。この日も妙号岩の講習に14名が集まりました。顧問そして相談役に就いてくれたトっちゃん、マアちゃんも来てくれてます。

「しっかり学んで期待に応えて下さいね」

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5月の例会は滋賀の金勝アルプスでした。真夏を思わす暑さでしたが尾根上は琵琶湖を渡ってくる風が心地良く楽しいハイキングです。奇岩重なる天狗岩は一見の価値ありですね。落ヶ滝や天狗岩にはボルトが打たれておりました。こんな所にもクライマーはやって来てるんですね。

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根津君が釣行記事を依頼されたので記事掲載の写真を撮ろうと2人で出掛けたのです。

高さのある幅の狭い防波堤をよじ登り乗り越え、今度は複雑に組み合ったテトラポットの弱点を突いて迷路のような隙間を進めば釣り場です。

岩場や高さに慣れてる私や根津君にすれば問題ないのですが、油断して落ちれば怪我は免れない、

「あんな怖い場所には二度と行かん!落ちたら死ぬ!」

誘っても二度と来ない釣り仲間も居ます。

「行けば確実に釣れるのになぁ」

写真は釣果の一部ですが兎に角よく釣れます。ここは足場の悪さでしょうか釣り荒れていないのです。正に爆釣とはこの事です。

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私達と同じ兵庫県山岳連盟の理事をされている釣好き名人坂本先生を誘って同じ場所へ、先生は登山の専門家だし問題なし、このチヌも坂本先生が近くに居て玉ですくってもらえたから揚がったんです。

久し振りの「歳無し」です。この大きさに成長するのに何年掛かったか解らないのでそう呼び、釣り師が追い求めるサイズです。

メバル狙いの細仕掛けでしたから無理は出来ず時間を掛けて引き寄せましたが暗闇の中、玉に入った獲物を見てその大きさに驚きましたね。

「わぉ~!歳無しや!」

その場で生け締め血抜きしました。

刺身や荒炊きにして頂きましたが食べ応えありましたよ。

このポイントで釣り上げた良型の魚はかなりの数になります。

その殆んどが孫娘達の成長の源となっております。

 

 

 

 

2019年4月23日 (火)

2019年度兵庫県山岳連盟定時総会

平成最後の年、平成31年4月20日(土) 兵庫県山岳連盟定時総会が行なわれました。

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定時総会を1週間後に控えた4月13日の事です。兵庫県山岳連盟事務局長ならびに神戸登山研修所所長を兼務されていた杉本雄一さん(75)が急逝されたんです。突然の事に驚きました。今年は役員改選年なので我々は彼の健康面を考慮して職務軽減を検討していた矢先の事だったんです。

亡くなる2日前にも

「杉さん、無理せんでエエよ、事務局長は後任も決まったし、研修所所長に専念してデーンと座ってたらエエねん、俺が副所長になって実務は引き受けたる!ノンビリとやったら?」

こう話したら頷いて嬉しそうに「頼むな、助けてな」と笑ってた顔が浮かびますね。

事務局、登山研修所の事務引き継ぎも終わら内に逝ってしまわれたので総会資料や準備もどうなっているのか、大慌てのドタバタした役員総出の1週間でしたね。

定時総会の開会に先立ち故杉本雄一氏の逝去を悼み黙祷が捧げられました。

「杉さん、長い間ご苦労さんやったね、お疲れ様、有難う御座いました」

そして、4期8年間に亘り兵庫県山岳連盟会長として指導力を発揮されてこられた中西研一会長が勇退されました。

新年度からは古賀理事長が新会長となり、新理事長には伊藤常任理事が就任されました。中西会長は新たに設けられて名誉会長の席に就かれます。故杉本事務局長の後任は大西常任理事です。それぞれが能力ある方々で適任なんですね。

私ですが兵庫県山岳連盟副会長と神戸登山研修所所長の兼任と決まりました。創立70年を超え、開所50年を迎える歴史ある兵庫県山岳連盟(神戸登山研修所)を運営するメンバーの一員となりました。

「ホンマ、この俺にこんな重責を任せて良いの?」

機関紙「兵庫山岳」に掲載する挨拶文にも書きましたが、この国内有数の登山研修施設である神戸登山研修所(兵庫県山岳連盟)がこの近代登山発祥の地で、これからも山を愛し、山を目指す多くの方々の拠点となり、また「岳人」の心の故郷で在り続けたいそんな思いが私の心の中に強くあります。残された気力と体力を振り絞り与えらた職務に邁進して行こう、そう気持ちを引き締めました。

 

 

2019年4月13日 (土)

サークルHMAの総会

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兵庫県山岳連盟が直轄事業として行なっているサークルHMA活動も2019年で5年目を迎えます。

2019年4月6日(土)私達が活動拠点としております神戸登山研修所でサークルHMAの定期総会が開かれました。

前庭は満開の桜、絶好のお花見日和です。市内有数の桜の名所でもある王子公園の一角に神戸登山研修所はあります。

大勢の花見客で周辺は大賑わいです。

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30名を越えるメンバーが集まっています。用意した中会議室も一杯になってます。

総会での最大議題は目標としてきた自主運営への移行です。自分達で企画運営するサークルへと向います。

立ち上げから丸4年サークル代表を務めた私はバトンタッチです。新代表を大庭君にお願いしました。

そして運営委員、分科会運営委員、事務局長も決まりました。

私はこう考えていました。

サークルHMAを立ち上げた時、5年位は自分の思い描くスタイルを追求しようとしました、目標を定め、山行計画を組み、講習も行い、おこがましくも登山とは何ぞやなんて事まで語りました。ある人に言われた言葉です。

「黒田教の信者を作るんか?」

その一言で目が覚めました。人にはそれぞれに性格個性があり目指す方向も違う、それを「俺を信じて、俺に付いて来い!」では駄目なんだとね。

これからはメンバー達の自主性に任せサークルの運営を委ねよう。クラブ雲峰を卒業引退したのもこんな思いもあったからなんです。

よく聴いていた吉田拓郎の「イメージの詩」 その歌詞の一節に、

古い船には新しい水夫が乗り込んで行くだろう

古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう

なぜなら古い船も新しい船のように新しい海に出る

兵庫県山岳連盟の直轄事業であるサークルHMA委員会の委員長は継続して私が担い、側面からサポートして行く方針です。

新年度から顧問にトっちゃん、相談役に高ちゃん、マアちゃんが就任してくれました。ベテラン勢のバックアップ体制も着々と整ってきました、メンバーのレベルアップに拍車が掛かりますね。

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新年度からサークルHMA相談役を引き受けて下さった高木さんの特別講演がありました。

昨年9月に遠征されたユブラヒマール西壁のお話です。ユーモアを交え楽しい内容でしたね。

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そして総会も無事に終わりお花見宴会の始まりです。窓の外は満開の桜、でも皆さんは「花より団子」ですね

準備していた料理も足りなくなって慌てて買いに走りました。

楽しい一時を過ごす事が出来て、感謝、感謝です。

 

 

2019年3月25日 (月)

なんと!道を塞がれた!(一ヶ谷西尾根)

2018年度最後のHMA例会に参加しました。裏六甲地獄谷~ノースロード~記念碑台~保塁岩~一ヶ谷西尾根(天望山)のコースです。

3月23日(土)09:00神鉄大池駅に7名が集まりました。
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今日は負荷訓練としてますから10kg前後のザックを背負ってます。地獄谷は久し振りです、誰も居ない静かな谷は昔のままでした。
事前情報では砂防堰堤には大量の水が溜まり以前の登山道は2ヶ所で登山道が水没していて高巻きやへつりになるそうです。それもまた楽しみ!です。
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ノースロードに抜けました。地獄谷入口には登山道が水没しているとの注意表示が出ていましたがその地点も問題なく通過出来ます。此処からはノースロードを辿りシュラインロードを経由し記念碑台の六甲山ビジターセンターに寄って昼食としました。
歩きながらこんな話になったんです。シュラインロードの名前の由来を知ってますか?英語で神社を(Shrine)と訳しますがこれが語源らしいです。シェール道は人名に由来してるらしい。摩耶山のアゴニ―坂は顎が膝(Knee)に付く急坂と云う意味と英語の苦しい(Agony)の説があるそうです、皆さん博学です勉強になります。
シュラインロードには点々と祠や石仏が残っているんで昔の居留外国人が名付けたんでしょうね、観音菩薩を刻んだ石仏も多いしShraineTemple Roadやね。
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今日のメンバーはクライミング講習会の卒業生達ですが、これからもこの堡塁岩に来る回数も増えるので各ルートの説明をしておきました。

 

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六甲ケーブル山上駅西側からゴミだらけの踏み跡を辿り一ヶ谷西尾根に乗ります。激下りが続きますが明瞭な踏み跡がありますから迷う事なく天望山を越えました。もう少しで六甲ケーブル山麓駅近くの表六甲ドライブウェイに出る。

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ここが2015年にHMA例会でも下ってきたゴール地点です。落石防護ネットに隙間が作られています。これは送電線鉄塔の巡視路入口となっているからなんです。

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天望山の鉄塔からも「火の用心」と書かれた巡視路表示が道を示しているのでそれを辿って下りました。

ところが何と!最後になって行く手を真新しい落石防護ネットで阻まれました。旧ネットの内側に二重に張られています。左右は垂壁でボロボロの崩れ落ちそうな岩壁です。いっその事、新旧のネット際を乗り越えて網目をホールドにしてクライミングダウンしようかと藪漕ぎトラバースしたんですが余りにも角度が急で足元の岩は崩れます。落ちたらネットと壁の間に挟まり動けなくなる。流石の私もかなり緊張しましたね。危険過ぎる!

これだけの広範囲な工事だし作業道はあるはずだ、それに送電線巡視路が無いとは思えません。新たな落石防護ネットの外側には例の「火の用心」の巡視路表示も見えているし、どうやって出るんでしょうね、動物園の熊状態です。

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地形図を見てみました。鉄塔まで登り返し巡視路表示とは別に等高線の広い斜面をケーブル山麓駅方面に下ろうと決めメンバーに声を掛けようとしたら、何と!トっちゃんがフェンスの外に抜け出しているではありませんか!ビックリしました。
「ネットと斜面の間に潜り込んで抜けたんや」
「お前はスリムやからエエわい!俺は抜けられん!」
私が足と背中でネットを押し広げておいてメンバー全員が抜けました、最後は私です。
狭いなんてものじゃありません!ワイヤーを潜る時なんて息を吸って腹を思いっ切りすぼめて引っ張り出されました。
「こんな場所を抜ける発想は俺には無い!トっちゃんらしい発想や!」
恐れ入りました。
きっと別に落石防護ネットを迂回する道があるはずです。このルートは廃道なんです。もし一ヶ谷西尾根を下ろうと思われるなら巡視路表示を無視して鉄塔から別の下降路を探す事になりますね。

 

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