2017年3月21日 (火)

シャリバテ恐るべし!(氷ノ山流れ尾)

氷ノ山流れ尾を先月に続いて今月も登ります。3月18日(土) 今回も八鹿インター近くの道の駅「但馬蔵」で一泊しました。

超弩級の副ちゃんが加わると3人でマイキャンピングカーは満杯となり寝返りも打てない狭さです。

参加者は私、高ちゃん、川畑くん、副島くんの4名です。今日は流れ尾で彼達の雪上訓練を行いながら山頂へ抜けるとしたのです。

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氷ノ山国際スキー場リフト始発は08:00です。一番でリフトに乗り込みました。この連休でスキー場は今シーズンの営業を終えるそうですが、今日の来場者は予想外に少なかったですね。

スタートのリフトトップからは全くトレースもなくラッセル開始、吹溜りでは潜りますが、新雪の下は比較的しまっていてワカンは不要です。 

「今日、最初のトレーニングはラッセルやぞ、シッカリ踏み固めて道を作れよ」

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若手が先頭を交代しながら支尾根をラッセル、流れ尾のジャンクションに到着です。ここで次のトレーニングが始まります。

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「さぁ、君達にはこの雪庇を崩してルートを開いてもらいます」

 「これを越えるんですか?」

 雪庇やキノコ雪を崩すことも貴重な経験となります。

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先月に来た時より雪庇は成長しておりました。

それにしても今年の積雪量は凄いね。

まだまだ氷ノ山は冬の装いです。

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高チャン指導員の怒号が響きます。

「ダァーホ!(ド阿呆)下から崩してどないすんねん、ドカンと落ちるぞ、上から順にいかんかい!上から!」

「足元を固めんかい!そんなステップやと足が届かんやろが!考えて作れ!」

 可哀想に雪まみれになって雪庇と格闘しておりました。

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続いてのトレーニングは雪、氷、岩のミックス壁の登攀です。

第一岩峰の雪壁を左に回り込んでビッシリと雪の詰まったガリーを登ります。

シュルンドを削ったビレイ点の二人は落ちてくる雪、氷、岩の洗礼を浴びて悲鳴を上げておりました。

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核心部を登る高チャンです。見た目より壁が立っていて僅かに掛かる前爪に体重を預けて登ります。頭上の被った大岩の乗っ越しには一汗かきましたね。

「足元の雪が崩れます!」

ガリーの雪を全部崩す勢いでもがいており、ザーザーと雪が削り落とされてきます。

「ダァ―ホ!ガーンと鋭角に蹴り込まんかい!ガーンと!」

上部の岩場では、

「体が持ち上がりませ~ん!」

「ダァ―ホ!クレムハイストのセルフが下になっとるやないかい、それで体が上がる訳ないやろが!セルフを先に上げんかい!先に!」

大騒ぎのガリー登攀でした。

「俺達、年寄りはこんな所を登るのは嫌やと言うたのにあいつ等が登ろ、登ろと言いやがったんや」

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第一岩峰を越えてから私には地獄が待っていたのです。

朝食は5時前に小さなオハギを2個と紅茶を摂っておりました。そして現在時刻は正午前です。山頂までは1時間程で着く地点です。ここから暫く急な斜面の登りが続きますが腹が減って、腹が減って、力が出ません。前を行く3人の姿がだんだん小さくなっていきます。

堪らず大声で、

「腹減ったァ~、飯食わせぇ~!」

前で3人は笑っていたそうです。

「あいつの声を聴いて、俺らも急に腹が減ったわ」

腹が減ってバテる(車で云うガス欠)事を通称「シャリバテ」と言います。正にこれでした。

山頂に上がり、夢中で稲荷寿司を5個と菓子パンを胃袋に流し込みました。

「生き返ったァ~、これで帰りも歩ける」

普段のトレーニングではドライフルーツとスポーツドリンクで事済むのに、この日の腹の減り方は異常でしたね。

帰宅して夕食も食ってビールも飲みました。食後なのに体重計に乗ってみたら昨日より3KG近く減ってました。

私の身体って燃費の悪い車みたいなもんですね。

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時期的には海水温も低くて魚の活性が下がって不漁となる季節なんですが、淡路に来ればそれなりの釣果が出るのです。

悪条件でも結果を残す、「粘りの根津」 面目躍如ですなァ。

2017年3月17日 (金)

クラブ雲峰のホームページが完成しました。

構想数年、ナオミ大先生のご尽力のより「神戸クラブ雲峰」のホームページが遂に完成致しました。

これが完成したホームページです。

http://unpou.sakura.ne.jp/  ← クリック

私のブログもこのホームページの中にリンクしております。

「神戸クラブ雲峰」新時代のスタートです。

私と根津君が毎週の様に通っている釣り場は淡路の西浦に有ります。そこに豊漁と安全を願って西濱大明神が祀られています。その境内の片隅にこんな立派な句碑が建っています。この横を抜けて釣り場へ向かうのですが通る度に気になっていました

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根津君も気になったようで何やらメモってました。

そして調べてみたらしい、

「教えたげましょか、高田蝶衣(たかたちょうい)を調べてみたんです、この人は淡路東浦の出身で有名な俳人ですわ」 

さすがは表具師やね、芸術文化には眼が向くようだ。

蝶衣は湊川神社の神職でもあったそうです。明治期から昭和初期に掛けて多くの句を詠み、40代で胸を病み故郷の淡路に戻り、そこで没した俳人だそうですよ。

根津君が調べたのなら俺も調べてみよう。

「石を這ふ音の侘しき寄居虫かな」

この「寄居虫」が???でした。

寄居虫とはヤドカリの事だそうです。

「ヤドカリ」と分かっても字余りになるしね?

読み方は「ゴウナ」ですってよ、 春の季語だと分かりました。

指導者研修会で松山に行った時、俳句に関して書いたブログです。

http://fujimt.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-5eac.html ←クリック

どうです、釣りだけを楽しむのじゃなくて、時にはこんな小さな発見も有り、小さな旅って本当に楽しいものですね。

2017年3月15日 (水)

第7回近畿地区合同登山技術研修会(新しいデバイスも紹介します)

3月11日(土)は8名が集まって妙号岩での入会予定者を対象にしてのクライミングを朝から夕方までやっていました。風が冷たくて日が陰ると寒い、寒い!震える一日でした。

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3月12日(日)は大阪府岳連が主管する合同登山技術研修会が神戸登山研修所で開催されました。この日はクラブ山行で大山8合尾根の予定が入っていましたが残念ながら、そちらは諦めました。私も兵庫県山岳連盟の遭対技術委員会のメンバーですし、研修会に出席する事にしたのです。

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神戸登山研修所には20名を超える研修生が集まってきました。

有り難い事に昨日とは打って変わって無風で日差しの暖かい一日となりました。

今回の研修テーマは、

(1) 各種フリクションヒッチの検証

(2) 懸垂下降での結び目通過

この2点を実地に検証します。

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登攀中に落石がロープに当たり破断した。切れたロープを繋いで懸垂下降する、空中懸垂を想定したピラミッドウォールを使っての結び目通過は全体重がバックアップに掛かるのでロックしてしまい動けなくなる場面も現出しました。何せ上のバックアップに体重を移しバックアップにバックアップを取ったりと複雑怪奇な操作が続きます。

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「プルージックはこの状況では締まり過ぎて駄目やね、マッシャ―、クレムハイスト、オートブロックかな?」

「トーレスが最近は使われてる、これが最良かもね。いやいやオートブロックトーレスがもっと良いよ、それと上のバックアップに手が届かん時を想定してガースをセットしてマリナーを作っておこう」

「アンタ方、何語を喋ってんの? 日本語に訳してくれ~!」

この日の私は神戸登山研修所を代表してビレイを担当し、お手伝いさせて頂きました。

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私が使っているビレイデバイスです。左からATC,メガジュル、クリックアップです。ATCは太いロープを使う時、アルパインで使っています。メガジュルはセミオートでテンションが来ると万が一、手を離してもロープがロックされ止まります。これはアルパインで9mmダブルを使う時が出番です。

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安全面から見てもっとも確実性の高いビレイデバイスはないか?と探していました。最近のフリークライミングは墜落して当たり前となってるようですね。我々の時代は落ちたら死ぬ、どんなことしても落ちるなと体に叩き込んでいます。現実はビレイミスでクライマーがグランドフォールしてしまう事も起こっているのです。私も歳ですから何が有ってもおかしくない、ビレイ中に倒れたらクライマーを落としてしまう、そんなリスクを回避しなければなりません。そこで購入したのが確実に止まるデバイスであるCT社のクリックアップです。良いのはグリグリとは違って私が使っているデバイスと操作が似ており使用には違和感がないのです。対応するロープ径は8.6mmから10.5mmとなっており、手繰り出し、手繰り込みもスムーズに動きます。一発でガッツーンと止まりますからシッカリしたハンガーの支点でないと破壊されるかもね。懸垂機能がないのでアルパインでは使用できないようですね、私はシングルピッチやフリークライミングのビレイに使う事にしています。

https://www.youtube.com/watch?v=FSNwX5RfxSs

CT社の作成したクリックアップの動画です。 ↑

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冬の夕暮れは早く訪れる。播磨灘を隔てて小豆島のシルエットが浮かんでいる。夕陽が水線に落ちる僅かな時、空は茜に染まる。

根津君が言う、

「ホンマにええ景色やね、こんなロケーションで釣りして、ホンマに贅沢な遊びしてるなぁ~て感じますわ」

私もそう思います。こんな絶景を二人で眺めていました。

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我が釣りの相棒である根津君が依頼を受けて投稿した釣りの掲載記事です。現地への取材釣行には私がカメラマンとして同行しました。

「根津くーん!釣れた魚をそのままもう一度海に戻して竿を曲げてくれるか」

演出付きのワンショットでした。本当に釣れているので記事に偽装はありませんよ。

 

2017年3月 8日 (水)

久し振りに更新しました。

ブログの更新は久し振りです。2月5日からインフルエンザで1週間寝込んでしまいました。虚弱体質の老体にはかなりのダメージでしたね。インフルエンザ恐るべしです。

 

2月18日はサークルHMAの2月例会を組んでいましたので病み上がりで鼻をグズグズさせながら出掛けたのです。

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コースは殆ど人が通らないコースを設定しました。神鉄谷上駅から丸山谷を登り三ツ下谷~炭ヶ谷道~シェール道~徳川道~新穂高~杣谷と長丁場のアップダウンです。病み上がりでは厳しかったですね。

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2月25日夜は八鹿の道の駅で一泊します。この車は3人が余裕で寝る事が出来ます。そして今夜の夕食はキムチ鍋でした。

「腹一杯や!酒も回ったし、 お休みなさーい」

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2月26日は氷ノ山流れ尾です。昨年は降雪量が少なく登山計画すらしませんでした。

2年振りに登る流れ尾です。氷ノ山登山では山頂への最短コースですがその分厳しいルートです。流れ尾は入山者も少なく静かで私達には楽しく良いトレーニング場所を提供してくれます。

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なかなか立派な雪庇ですね。

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流れ尾を抜けました。緩やかな雪原が山頂まで広がっています。風は冷たく春はまだまだ遠いですね。

「太陽が傘被ったぞ、2~3時間位したら天気は崩れるな」 登りは第一岩峰で行き詰った先行パーティーをサポートしたりで3時間半、下りは駐車場までゲレンデの端をテクテクと下って3時間でした。予想通り小雪になり麓では雨が降りましたね。

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これも久し振りに吊り上げたムラソイです。36cm、30cmx2が短時間で連発しました。凄い当たりで強烈な引きでした。ムラソイは35cm位まで成長するとされていますのでこれが最大級なんでしょうね。ここまで大きくなるには10年は掛かるそうです。おそらくは二度とお目に掛かる事はないでしょう。2歳半の伸び盛りの孫娘の栄養源となってくれました。海の恵みに感謝して、次の獲物を狙っております。


2017年1月18日 (水)

クラブ雲峰2017鏡開き

1月15日(日)は鏡開きです。妙号岩テラスに09:00集合と掲示されている。

今冬一番の最強寒波が南下して県北部は大雪となっています。私の住まいする舞子は海に面し温暖な瀬戸内気候の典型みたいな場所で雪の気配もありません。車で家を出てビックリしました。対向車の多くが屋根に雪を乗せています。山麓線ではスリップして中央分離帯に乗り上げていたり、放置された車やバイクが数台ありました。ノーマルタイヤを履いていたんでしょうね。

鈴蘭台は車道にも雪が残っています。日陰では雪が固く凍結してガリガリです。勿論、私の車は冬用タイヤを装着していますがスピードを落とし慎重に走りましたね。

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珍しい妙号岩の雪化粧姿です。この雪景色の中、前の壁テラスに動く人影が見えます。

 

「エエッ、この雪の中を登ってるわ!こうなると好きと云うよりアホやね」

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ツルツル滑る石井ダムへの道路です。良い感じですね。

 

「やっと冬がやって来たね、もっともっと降って春まで雪山を楽しませてーな」

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ナオヒデ君が到着し、さっそく善哉の準備にかかります。

「お餅は15個持ってきたけど足りるやろか?」

「そら少ないわ、高ちゃんが参加してたら15個くらいは一人で食ってしまうぞ」

私も念のためにと5個持参して来ていたので何とか2個ずつは当たりましたね。

前ちゃんはナベをひっくり返すし、どうなる事かとヒヤリ!

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小雪が舞う中、温かい善哉が冷えた体に染み渡る。

「美味いやろ!お代わりあるよ、ドンドン食ってよ!」

15時頃まで寒さで手の感覚も無くなったとぼやきながらも岩に齧りついていましたね。

「ホンマに君等は変やで、クラブ雲峰は変人の集まりか!」

こうして2017年鏡開きは11名の参加で無事に終了となりました。

2017年1月10日 (火)

2017年の幕開けです。

あらためて、2017年明けましておめでとうございます。

 

  恭賀新禧

                  全家平安

                      平成二十九年 元旦

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     船のマストに掲げられる信号旗のUWは「貴船の安全なる航海を祈る」

 と云う意味があります。山も同じです、「安全な山旅を祈る」ですね。

 

                         〒655-0046

                      神戸市垂水区舞子台6丁目7-2-302号

                       黒 田 信 男

旧年中は兵庫県山岳連盟の行事、特にサークルHMAの活動に多大なるご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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1月8日を2017年の登り初めとしていました。しかし朝から雨が降り続く予報が出たため翌日の9日に変更したんです。

09:00に集合し御着の岩場に向います。参加したのは13名でした。岩場に到着しましたが昨日の雨で壁は濡れています。陽が照れば乾くだろうと淡い期待で登り始めましたが、なんと!雨が降り出しました。

「スマホで雨雲の動きを見てくれるか?」

「あきませんわ、次の雨雲が近づいています」

どうやらレインマン市っちゃんのパワーは今年も健在らしいね。

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壁は湿ってヌルヌルになり、ホールドを持つ指先は泥や苔で真っ黒のなる始末です。当然の事、靴はスメアも効かず立ち込みも不安定で滑りまくりでした。それでも参加メンバーは嬉々としてクライミングを楽しんでいました。

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地面はぬかるんでいますのでガレに陣取って小雨の中での昼食でした。

本来なら善哉を炊いて初登りを祝う予定でしたが、このゲレンデは取り決めで火気は厳禁となってるはずです。鏡開きは来週の日曜日に妙号岩で行うとしました。

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濡れた悪条件の中、御座候にトライしています。何度も何度も落ちても落ちてもチャレンジしてました。

「そこはピンチで、キョンを決めて、梅干しを掴め!」

なんの事か解りますか? 

近々にはナオミ&カズミの女性コンビが出来上がりそうです。

「ウチラを女と思わんとってよ~!」やて。

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阿部先輩、そちらから見えますか? これが2017年新生クラブ雲峰ですよ。しっかり見守って下さいね、阿部先輩の遺志を継ぎ、そして私達が将来を託した後輩達の姿です。ガッチリとスクラムを組み、市っちゃん、ケンちゃん、ナオキ君達が中心となって新しい時代を迎えたクラブ雲峰を守り育てます。

「ラグビーみたいにスクラムを組みよった!all for one one for all このスピリッツでお願いします」

ナオヒデくん、トっちゃん、高ちゃん、マアちゃんの爺さんチームの努力もクラブの大きな推進力です。頼もしい仲間達の末席を汚しますが私も精一杯頑張ります

私も古希を過ぎ、数年後には阿部先輩の下に参ります。その時は笑って迎えて下さい。沢山の土産話を持って行きますから美味い珈琲を飲ませて下さいね。

2017年1月 1日 (日)

悲しくて、悲しくて、阿部先輩逝く。

2017年新しい年を迎えました。しかし、とても新春を寿ぐそんな気分にはなれません。

2016年12月30日午前0時過ぎ,阿部先輩が旅立たれました。享年81歳でした。

クラブ設立直後から運営の中心となり長く代表を務められた阿部先輩。私達が入会した頃が一番大変だったと思います。イケイケで命知らずの若者が多く集まっていたあの頃、それを御しながらクラブ雲峰の舵取り、運営に尽力されていました。

トっちゃんが思い出を語る。

「俺は怒られてばっかりやった、段取りが悪い、珈琲の入れ方が下手や、こればっかりや!」

私は要領が良かったのか、山で怒られた記憶は無い、ただ無節操な私生活を送っている事をかなり厳しく叱責された。あのギョロ目で睨まれると流石の私も黙って頭を下げるしかなかった。

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昭和11年生まれ、ガッチリとした大きな体、その鋭い眼差しは終生変わる事はなかった。繊細かつ大胆、親分肌で面倒見の良い頼れる兄貴でしたね。

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特にこの連中は毎夜のようにお宅に押しかけて美恵子夫人にはご迷惑を掛け続けました。お二人とも嫌な顔を全く見せず、暖かく優しく迎えて頂いた。阿部宅をサロンとして育った雲峰クライマーは多い。

トモちゃん、ユウゾウ君のお子さん達(当時はですけど)も懐いてくれて、今も家族同様の付き合いが続いている。

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12月31日大晦日、葬儀告別式がしめやかに行われました。

棺には多くの懐かしい仲間との思い出深い写真やクラブ雲峰創立50周年記念誌が納められました。祭壇には新生クラブ雲峰を象徴するTシャツが飾られています。

阿部先輩、貴男が守り育てたクラブ雲峰は我々がシッカリと引き継ぎ、そして次世代にバトンを渡しました。我々は先輩方の創立の主旨、50年の重き伝統を守ります。今、クラブ雲峰には多くの新しい仲間が参加してくれています。雲峰イズムを決して忘れず受け継いで行きます。どうかご安心下さい。

本当に長い間、有難う御座いました、そしてお疲れ様でした。

最後のお別れの時、泣けて泣けて涙がとめどなく流れてどうしようもなかった。

弔文で桑田先輩が

「あちらへ行ったら先に逝かれた先輩方と第2のクラブ雲峰を創って待っていて下さい」

その時は私も入会させて下さい。

何度も歩いた住吉川沿いの甲南斎場で阿部先輩は煙となって浄土へと登って行きました。

美恵子夫人が言った、

「お父さんはやりたい事が全て出来た幸せな一生でしたよ」

夫を支え続け見送った妻としての自負と阿部先輩への消えぬ愛が感じ取れた。

(以前のブログより)

我家の壁には数枚の山岳写真が掛かっています。

阿部信一大先輩の作品です。阿部先輩は山岳写真家として知る人ぞ知るカメラマンなんです。

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これは甲斐駒ヶ岳で撮られた一枚で「カメラ毎日」の巻頭に掲載されました。(1975年頃だと思います) 

作品名は「山男」モデルは若き日の私です。鼻水や涙も凍って冬山の厳しさが表れていると評価されたんです。

 阿部先輩の作品ではクラブ雲峰の当時の若手がモデルを務めました。(パネルにしてもらった人は私の外にも居るよね)

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これも入賞を果たした大作で厳冬期の富士山で撮られたものです。吹き荒ぶ強風で出来た風紋を前景とし人物を配して冬富士の厳しさ、空間の広がり、雪と岩と空のコントラスト、見る者を引き込むスケールの大きな作品です。

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阿部作品の多くは山岳写真イコール風景写真とは異なる一種独特な阿部ワールドなのです。画面上には人物を必ず配しており大自然と対峙するアルピニストの緊張感とスケールを白黒画面の中で表現しているのです。

阿部先輩からは、

「写真も山も一緒やで、一歩前へ!」 

よく言われました。

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これは同じ日、屏風尾根を登る私、高ちゃん、オカチン、コッチャン、マアちゃんです。(シャッターが凍り付いたのに不思議と写っていた奇跡の一枚)

冬富士の作品はこんな過酷な状況下でシャッターを切っておられます。気温は-20度以下、吹き飛ばされそうな烈風の中、愛用機のニコンFを構え風雪に耐えてシャッターチャンスを待っている姿を思い出します。何十本も持参するフィルムは全てトライエックス(高感度フィルム)でした。(風景写真には粒子の細かいFを使う人が多かったのですが、敢えて粒子の荒い高感度フィルムを多用しておられた)

阿部先輩は山岳写真界では最高峰とも云える「白簱史朗賞」も受賞されています。

「凄い先輩がクラブ雲峰には居るんですよ!」

俺達の自慢だった。

どうかクラブ雲峰に阿部信一と云う凄い大先輩が居たことを忘れないで欲しい。

2016年12月27日 (火)

年内最後のクライミング

妙号岩での感謝納会も終わり、これでクラブ雲峰の年間行事は全て完了した。

「今年も終わったかぁ、さて仕事の挨拶回りと家の片付けでもしよかな?」

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クラブ掲示板を覗いてみると、12月23日は「Mロック」でクライミングすると書き込みされていた。そして12月24日は妙号岩に行くらしい。Mロックは小雪の舞う寒さの中でのクライミングだったそうです。

「皆さん、熱心と云うかお好きなんですなぁ~」

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掲示板に書かれていた12月24日(土)、昼までに用事を片付け、妙号岩にチョッコと顔を出してみた。居ました、居ました、市っちゃん、吉っしゃん、トっちゃんが登っております。

「ホンマ、君等には負けるわ、他にする事ないんかいな?」

朝から登っていて、昼過ぎには帰ろうとしていた彼等に、

「スマン、俺も登らせてくれや!」

無理言って今年の最後となるクライミングに参加させてもらいました。

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「快気祝い」と「右カンテ」を久し振りに登ります。優しい後輩達は老体を気遣ってトップロープを張ってくれました。

「今年もお世話になり有難う御座いました。締め括りのクライミングも楽しく登る事が出来ました」

どうぞ来年も宜しくお願い申し上げます。2017年が皆さんとって良き年でありますよう、心より願っていますね。



2016年12月19日 (月)

2016年感謝納会(妙号岩)

クラブ雲峰の年末恒例行事となっている「妙号岩感謝納会」を12月18日(日)に行った。

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今年一年、大きな事故も無く、そうでした前ちゃんの墜落も大きな怪我に至らずに済んだし、感謝、感謝です。

前の壁に刻まれた「南無阿弥陀仏」の妙号下に米、塩、餅、酒、果物を供えました。

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阿弥陀如来の真言を唱える中を参加者(17名)がお線香を供えて行きます。

「オン アラミタ テイセイ カラ ウン」「オン アラミタ テイセイ カラ ウン」

この時だけは神妙に手を合わせ無事に終えた一年の感謝と来年の安全祈願をしているんです

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感謝祭を終えクライミングチームとアイゼンワークチームに分かれてのトレーニングです。 

アイゼンワークは奥の壁から少し奥まった辺りですることにしました。

 

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この日は風も無く、日差しは暖かく、少し動けば汗ばむ陽気です。久し振りにアイゼンを履いてのクライミングはかなり疲れます。翌日は筋肉痛やね。

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この辺りでアイゼントレーニングをしたのは初めてです。風化した花崗岩の壁を上下して感覚を取り戻しています。

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私は所用で15:00には下山しましたが、アイゼンを外しクライミングシューズに履き替えた面々は嬉々として岩に取り付いておりました。久し振りに顔を見せたミゾッチが言ってました。

「久し振りに参加したら知らん顔が多くて、ビックリですわ」  

そうやね新しい仲間も増えてるし雲峰も変わりつつあるんです。来年はどんな年になるんやろ、言える事は我々の時代は確実に過ぎ去ろうとしてる。

「あの人ら、ホンマに70歳か?元気過ぎるわ、食い物も酒もタバコも節制してる様子もないしな」

そうです、この歳になって今更、食い物や酒もタバコも遊びも我慢して少々寿命が延びても有り難い事無いよ、好きにやってコロッと逝くのが家族孝行と云うものです。

「そうや、今週は定期検診があったんや!」

言うてる事がチグハグやな、コロッと逝きたい人が定期検診かい!

2016年12月 6日 (火)

もう12月ですね(会長会、講演会、忘年会)

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今年も兵庫県山岳連盟加盟山岳会の会長会が12月3日(土)の午後に開催されました。

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中西兵庫県山岳連盟会長の挨拶では各加盟団体へのご協力に対する謝辞が述べられていました。続いて山岳連盟各委員会から今期上半期の活動状況と来期の事業計画を報告していきます。私はHMA委員会の担当責任者なのでサークルの現状を報告しておきました。

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ナオヒデ代表も出席しております。私は連盟側の理事ですのでご意見、ご要望を聞く立場なんです。

ナオヒデ代表は今年も意見を述べます。

「今後に向けた会長会の有り方を検討せよ」

貴重なるご意見、ご指摘、有難う御座いました。

翌12月4日(日)14:00から毎年恒例の兵庫県山岳連盟主催の講演会が開かれました。

今年は国際プロガイドの仙石淳氏にお願いしました。「憧れのヨーロッパアルプスを目指す」がテーマです。仙石ガイドは一年の半分が海外という忙しいスケジュールを割いて講師を引き受けてくれました。

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雪と岩のモンブラン、マッターホルンの話に多くの聴衆は聞き入っています。

私は主催者側の裏方ですからロビー受付に居ましたので講演は聞いておりません。きっと面白い内容であったと思いますよ。

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講演会の後は協賛して頂いた各社の商品が当たる抽選会です。

なんと!一番最初の商品である布団乾燥機を前ちゃんが当てました。

「前ちゃんは可哀想な奴や、これで運を使い果たしてしもたね」

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抽選会も後半となり欲しいなと思う商品が出てきます。

今度は亮さんが好日山荘の5000円商品券をゲットしました。

「亮さんも運の無駄使いかいな!」

何も当らない私のやっかみですけどね。

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11月4日(日)17:30からクラブ雲峰の忘年会です。会場は昨年と同じ三ノ宮の白木屋です。宴席には大きな横断幕が掲げられてました。今年は26名と大勢が集まってます。

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大先輩である清瀬さん、宗實さんもご参加下さいました。ナオヒデ君の挨拶で忘年会は始まり、乾杯の音頭はトっちゃんです。3時間の飲み放題ですから皆のピッチは早い、早い!

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クラブ雲峰の次世代を背負う若手組も山談義で盛り上がっております。

「来年から新たな体制で良い方向に進んでくれよ、頼むで!」

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忘年会の席上で発表されたクラブ雲峰オリジナルTシャツです。ロゴをデザインしたのはナオミちゃんです。デザイナーナオミの指示でオジン二人がモデルになってます。これを着て壁に取り付いている姿が目に浮かびますね。

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最近、よく通っているポイントでは根津君と二人だけでもここ数回で100匹は優に揚げています。型も20cm以上で尺近い大物も数々出ました。先週も出掛けたのですが数こそ出ましたが型が小さくなってきました。ガシラ等の根魚は良型から先に釣れます。回遊魚と違って居着きの魚ですから良型の数が減るのは恐らくは釣り荒れ傾向となっているかも、ここまで大きくなるには何年も掛かりますし個体数自体も少なくなり、このまま釣り続けて根絶やしとなる前にこのポイントで竿を出すことは止めます。磯休めさせて大きく育つのを待ちましょう。抱卵している魚もリリースです。

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そこで今週は場所を変えました。少し北淡を南に下った小さな漁港です。ここも驚く程の浅い場所なのですが、面白い程当たりがでます。このポイントも暫くの間、休ませていました。久し振りに竿を出したのですが釣れましたね、良型が連発です。釣りもローテーションが必要です。

我々と同じ波止で出会った宍粟から何十年と淡路に通っているベテラン釣り師と話したのですが、自分の釣る場所は決まっていて、

「対象魚が枯渇するような無茶はしないので長く楽しめるんや」

と仰っていました。

私も決めたサイズ以下はリリースする事にしています。釣りをされる皆さんも小型や抱卵魚はリリースしてやって下さい、私は孫や自分達が食べる最低限の数だけ持ち帰る事にしています。資源保護と云うような大層な話ではなく、釣ると云う行為、魚とのやり取りの過程を楽しんでお裾分けを少し頂戴しているだけです。

この日、釣り好きだった先輩から頂戴した竿を折ってしまいました。26cmのガシラが掛かったのですが根の方向に突っ込むので強引に竿を立てたら乾いた音を立て「パッキーン」見事に折れました。帰ってからチェックしましたら経年劣化を起しているようです。振出し竿ですから長年の出し入れの摩擦でカーボン素材がスリ減って薄くなっていました。部分的に取り換えてもまた別の場所が折損しそうな状態なので手元だけを残して後は予備の竿を組み込んで調子を合わせ、新しい竿に復活させました。

どんなに良い竿や高価な竿でも寿命が有るんですね、釣行の後は手入れとチェックをして折損でヘマをしないように気を配る事にしましょう。

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