2019年11月14日 (木)

あちこちを駆け回ってます。

兵庫県山岳連盟の年末恒例行事である講演会が近づきました。

今年は中島健郎さんにお願い致しました。日本を代表するトップクライマーである彼は世界の山岳界でも権威ある賞のピオレドールを受賞しているのです。

12月8日(日)14時開演です。場所は王子動物園にある神戸市立王子動物園ホールです。神戸登山研修所のサブグランドを挟んだ西向かいにあります。

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一人でも多くの方にお聴き願いたい、私自身、今から楽しみにしているのです。

講演のパンフレットを登山用品店や関係先にお願いとご案内と云う事であちこち回りました。会社の営業活動みたいやね。

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三ノ宮に「カルメン」という老舗のスペイン料理店があります。

神戸登山研修所には板張り壁面鏡のダンスレッスンスタジオがあります。そこでフラメンコの練習をされている方から「カルメン」での公演に深見さん母娘、奥ちゃん、そして私までご招待を頂きました。

若い頃に何度か行った「カルメン」へ数10年振りに出掛けました。

私の知人にもフラメンコを踊る女性が居ました。あるイベントで彼女達の踊りを見たのですが今回は格段の違いで本格派でした。

「本物は違うわ!凄いなぁ、あれだけ激しい練習してたもんな」

伴奏はギターと男性歌手の歌、そして手拍子です。その迫力に聞き惚れ、その踊りに見とれていました。

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娘が所属する楽団が神戸市吹奏楽祭に参加しています。娘は中学高校と吹奏楽部でフルートを吹いていました。長いブランクがありますから果たして音が出ますかね?

「楽譜上で迷子になるかもな?」

娘は笑ってましたが、中々に楽しい演奏でした。娘以外のメンバーが上手なんでしょう。

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こちらは神戸登山研修所を練習場として利用して下さっているマンドリンクラブの「グループアルゴ」さんの創立30周年記念コンサートが吹奏楽祭と同じ神戸文化ホールの中ホールで開催されました。お祝いの気持ちも有ったのでご挨拶に伺ったのです。

マンドリンの優しい音色に癒されました、研修所の練習で聴くよりホールでの本番は素晴らしいの一語です。娘の演奏とアルゴさんのコンサート、この日は2本立て音楽漬けの一日でした。

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サークルHMAの例会が伊屋ヶ谷で行われました。このダムは六甲山系で一番大きな砂防堰堤です。そのアーチ型から「神戸の黒四」との別名があります。

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毎回のようにこのルートではコースミスをしているメンバーですが今回は完璧にコンパスと地図を駆使して指定コースを完歩しました。

「読図の腕を上げてるやんか!」

11月7日は神戸市へ神戸登山研修所の改修工事に関する依頼陳情に出掛けました。工事予算は計上されているのですが、工事着工が果たしていつ頃になるのか、何とか年度内に改修を終えたいのです。

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この日、大西事務局長から電話がありました。NHK大阪放送局から取材協力の依頼があったそうです。結論は対応できる理事の手が空いてなくて私にお鉢が回ったようです。

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11月8日(金)の夕方6時からの「NHKニュースほっと関西」で放映されるとの事で取材収録は当日らしい、私も8日は午前中しか時間がとれないし、NHKと電話で打ち合わせをして午前中に終わらせる事にして芦屋ロックガーデンに向いました。ブッつけ本番でした。

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六甲山系で発生する事故の大半が道迷いである、六甲山に行きますと言って出掛け行方不明となっても六甲山系は東西52kmもありますから捜索範囲が広すぎます。登山届を出しておけば初動捜索が早く助かるんです。そして基礎的な読図技術を身に付けましょうと語りましたが、果たして効果はあるかな?

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翌9日はグラビティリサーチ姫路で開催された「第24回近畿高等学校スポーツクライミング大会」に出掛けました。

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兵庫県山岳連盟は今大会の主管となっております。

本来なら会長が出席するのですが別件会議の為、副会長の私が出席したのです。

男女8位までの選手に表彰状の授与と閉会の辞を述べてきました。

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実にハイレベルな戦いでした。東京オリンピックの選手選考でもめてますが、将来きっと近畿の高校生の中から世界で戦う選手が出て来るでしょう、楽しみな事ですね。

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大勢のギャラリーの声援が選手を上へ上へと押し上げます。

「ガンバ!ガンバ!」

表彰式、ご挨拶を無事に終え、姫路駅で名物「駅そば」を食って缶ビールを片手に帰宅の途に就きました。

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この日はアンも事務所に出勤です。

神戸登山研修所の一角に小鳥達が砂浴びに来る場所があるんです。

このポイントをアンは嗅ぎつけたようです。

「見て、見て、爺ちゃん、小鳥を捕ったよ!」

誇らしげにバタつく鳥を咥えて事務所に戻ってきて私の前に置きました。

「今度は小鳥かいな!止めてくれ、自然保護委員に怒られるがな!」

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見事に急所を捉えていました。

舌なめずりしながら、

「私の獲物を返してくれ!」

狙っております。

羽根をむしり処理してからアンに与えようかと、一旦は冷蔵庫で保存し持ち帰ったのですが家族の猛反対に遭いまして、孫達と小鳥の墓作りをする破目となりました。

「罪もない可愛い小鳥さん、御免なさいね」

1歳前でこの調子です、この先はどうなるですか?

 

2019年10月18日 (金)

スポーツフェスティバルこうべ2019

2019年10月14日(体育の日)は「スポーツフェスティバルこうべ2019in王子」が開催されました。

神戸登山研修所は王子スポーツセンターの一角にあります。台風一過で晴れを期待していたのですが、どうも空模様がスッキリとしません、小雨まで落ちてきました。

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この日、王子スポーツセンターでは各種スポーツイベントが組まれておりますが中でもスポーツクライミングは大人気でここ数年募集定員数40名に対し5倍を超える応募があって抽選となっています。各時間帯に定員10名で4回行われますがスタッフは前日や早朝から準備に追われました。

訪れる子供達の安全確保のためロープや器具の点検、ルートのセッティングと神経を使いますね。

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今日のイベントを支えるスタッフは11名です。

「皆さん、本当に有難う御座います。ご協力に感謝してます」

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こうして長い一日の重労働が始まりました。参加者はまず準備体操を行ないます。普段は使わない筋肉や関節に負荷が掛かりますからシッカリとほぐして下さい。

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高さ15mのピラミッドウォールはスポーツクライミング用で神戸ワールドカップで使用されたものです。

また高さ18mある人口岩壁は自然の岩場を模して造られており本格登山の練習やレスキュー講習にも利用されております。

屋上からは前に神戸港そして背後の六甲山系が一望されます。

「見てごらん、良い眺めでしょ!登って来れたご褒美やで!」

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人口岩壁(通称サル山)は訪れた子供達に人気があります。登り切った達成感があるようで屋上に辿りついた時の笑顔は見ている私達まで顔がほころびます。

こんな子供達の笑顔が早朝から夕方まで休みなく続く緊張感の中を頑張ってくれるスタッフ達への大きな贈り物ですね。

「良く頑張ったね!偉いよ!またおいでな」

保護者の皆さんと嬉々として帰路に付く後姿を見送って、

「さぁ~、次の組が待ってるぞ!」

まだ長い1日は続きます。

 

 

2019年10月16日 (水)

ジャックラッセルテリアと過ごす日々

我家には子供が2人、孫娘が3人居ます。長男家族は尼崎に住んでおりますが嫁いだ娘は近くに住んでいます。

その娘が或る日私に、

「お父さん、娘達の情操教育に犬を飼おうと思ってるねん」

こう言うのです、それは良い事だと賛成したのですが、

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何と、2頭のジャックラッセルテリアを連れて帰って来たのです。

「どう?可愛いやろ、眼が合ったら連れて帰るしかあらへんわ」

可愛い子犬ですがこのジャックラッセルテリアは育てるのが難しい犬種です。

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お姉ちゃんが抱っこする杏(あん)ちゃん。

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妹が抱っこする詩(うた)ちゃん。

1頭だと姉妹で取り合いをするので2頭にしたそうです。

「どうするねん、1頭でも大変な犬種を2頭もか!」

価格的にも安い買い物ではない。

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詩(うた)と杏(あん)と名付けられた姉妹犬です。

ジャックラッセルテリアはイギリス原産のキツネや小動物を追うように改良された猟犬です。荒い気性で小柄な体に底知れぬパワーを秘めています。この先が思いやられた。            

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これは10年程前の写真です。抱いているワンコは知人が飼っていて私が山や自然の中へ連れて行ったジャックラッセルテリアの女の子です。歩き疲れては抱っこでした。

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この娘とは1年半位だったかな?パピーウォーカーみたいな関係でした。私の言う事をよく聞き分け人の言葉を理解した賢い子でしたが私が甘やかしたからか飼い主の指示を無視するように感じたので距離をおきました。そしてその家族は東京へと引っ越してお別れでした。

会えなくなって寂しかったですね。今どうしているか、あの頃が懐かしく思い出されます。

多くの犬が私の回りに居ました。それぞれの犬に思い入れがあります。

親父には絶対的に従った紀州犬の「ロボ」、さすがに猟犬だけあって喧嘩すれば耳の1/3を食い千切られながら相手の野犬を噛み殺した強烈な奴だった。旅立った時、親父と二人で五色塚古墳のテッペンに抱き上げて埋めてやりました(昔は自由に出入り出来てましたが今は古墳公園なんで無理ですね)

私と一緒に会社へ出勤したMIX犬の「キキ」、中突堤の会社から北野町までの道を覚えていて勝手に先に帰宅してアパートの管理人さんに玄関ドア―を開けてもらい部屋の入口で寝てましたね、こいつも賢くて私と一緒に山を駆け回った奴だった。

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娘は私の犬好きを知ってます。特にジャックラッセルテリアが好きな事も、昔のワンコと背中の模様が同じスムースを見つけた事で即決したようです。

「お父さん、どうや?模様もそっくりやろ?」

「ホンマや!一緒やな!可愛いなぁ」

姉妹犬でも性格は正反対です。詩(うた)はジャックラッセルテリアとはとても思えない位に大人しくおっとりした性格でオモチャへの執着心もなく散歩も気が乗らないようです。

動きもユッタリしていて娘曰く、

「何か老犬みたいやろ?穏やかで扱いやすいわぁ」

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杏(あん)はと云うと執着心は凄まじく、お気に入りのオモチャを咥えてエンドレスに走り回り疲れを知りません。外遊びが大好きでフルスピードで駆け回ります。

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目を輝かせ草ッ原や急斜面を駆け回る杏(あん)を見ているとジャックラッセルテリアは軽四輪車にF1エンジンを搭載しているような犬だと言われますが、本当にその言葉通りです。

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詩(うた)のおっとりした性格に少し拍子抜けしました。でも反面その優しい性格は子供との生活では良い影響が出てます。三歳の末孫娘と仲良く引っ付いて寝てますし、孫たちに何をされても我慢しております。ジャックラッセルテリアでも千差万別ですね意外でした。

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「お父さん、アンの躾をお願いしますわ、パワフル過ぎて手に負えません」

こうして私とアンとの躾を巡っての真剣勝負が始まったのです。

娘に、

「犬の寿命を考えると当然、俺が先に逝く、今後お前が育てる事を前提に基礎訓練したる」

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生後8~9ヶ月となったのでアンの特訓を急ぎます。自然の中で遊ばせるには「呼び戻し」が絶対必要条件です。私の右側に付いて歩き、「よし、行け!」でダッシュ、「おいで!」で戻ってきます。コマンドを聞き分け、私の目を見て合図を待つようになりました。教えもしないのに海や池、川へ飛び込み達者に泳ぎ回ります。特にこの海岸がアンのお気に入りで泳いだり穴掘りをしています。

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写真を並べてみたらアンに似てますね。

ジャックラッセルテリアが自然の中を駆け回って遊ぶ姿は見ているだけでも楽しいですね。

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登山中も場所や状況をみてリードを外してやります。嬉しそうに駆けて行きますが必ず分岐点や一定の距離で立ち止まり私を見て指示を待ってます。この時は登山道を横切ったシマヘビを追って急斜面を駆け下り執拗に探してました、

マムシじゃないので好きにさせてます。蛇もアホやないからそうは簡単に捕らえられん。

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私が出勤する時は神戸登山研修所へ連れて行くのですがスタッフや来館者や子供たちに可愛がられてご満悦です。

「人間は怖くない、オヤツもくれる、楽しく遊んでくれるんだ」

そう学んでます。

そんな或る日、敷地内の茂みで羽根を痛めて潜んでいるカラスを見つけ咥えて帰ってきたんです、無理やり取り上げて弱ったカラスを近くの王子動物園に持って行ったら、

「最近はカラスを害鳥としてますから動物園も感染のリスクもあるから対応しかねます」

犬が捕獲したんなら自然淘汰だと言われました。「感染のリスク? 」ヤバいので締めてから埋めようかと思ったのですが少し離れた茂みに放しました。アンは執拗に敷地内を嗅ぎまわります。

「私の獲物を返せぇ!」

アンがカラスを威嚇してる上空では仲間の群れが大騒ぎで旋回してました。

「アン、今度はお前が仲間に狙われるぞ!」

また或る日芦屋ロックガーデンから東おたふく山へ連れて行ったのですが往路は高座谷から風吹岩へ抜けました。ここは多くの野生イノシシが生息しているエリアです。アンはイノシシの匂いに強く反応してテンションは上がってましたが幸いここでは遭遇せず雨ヶ峠に出ました。

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東おたふく山への分岐点では多くのハイカーが昼食の最中でしたがそこへ大きなイノシシが現れ高齢のご婦人3人パーティーに近づきます、我々に同行していた環境省のアクティブレンジャーが「危険ですから離れて下さい!」と注意を促し、ご婦人方は弁当を置いてベンチに避難しました。

この時、アンを繋いでいたロングリードがギューンと伸びました。アンが今まで見せた事の無い恐ろしい形相で牙を剥きイノシシに向って行きます。慌ててリードを軽く引きながら距離を保ってやりましたがグイグイと前に出ます、流石のイノシシもこのチビッコ犬の迫力に押されて茂みに逃げました。ハイカーのご婦人方からは、

「偉いね、賢いね、強いね!お弁当を取られずに助かったわ、有難う!」

褒められて、短い尻尾をフリフリです。

イノシシの牙に掛けられると犬はスッ飛ばされて多くの猟犬が命を落としてますから注意が要ります。アンは怖さを知りませんから危険な行為ですよね、リードを装着してて良かったですわ。

その時、言われました、

「チビのくせに気性が荒いなぁ、飼い主に似るんやね」

どういう意味なん?

 

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相生の天下台山で兵庫県山岳連盟自然保護委員会主催の登山イベントが開催されました。

生憎の悪天候でしたが、

「山では雨に遭う、そのためにレインウェアーが有るんや、行くでぇ~!」

強い雨が降り続く中、アンを連れて天下台山北尾根を登りました。途中の濡れた岩場もご機嫌で楽々と乗り越え山頂へ到着です。そしてフルスロットルで山上部を駆け回ってました。

「このワンちゃん凄いな!」

皆さんに感心されました。

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これは昔に登った時の天下台山山頂です。

「こうして改めて写真を見てみたら、後姿はアンにソックリや!」

アンと土砂降りの山頂に立った時、10数年前が鮮やかに蘇えりました。

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流石のパワフルドッグも疲れ果てて私の布団をグジャグジャに掘り返して爆睡してます。

娘夫婦や孫娘達に頼まれた基礎訓練は終わろうとしてます。

詩(うた)杏(あん)がお利口ワンコで、幸せなドッグライフを送れるよう願う日々です。

   

2019年10月 2日 (水)

雪彦山合同救助訓練

9月29日(日)雪彦山に於いて兵庫県山岳連盟はりま支部、姫路消防、姫路警察の合同遭難救助訓練が開催されました。

この日、芦屋ロックガーデンでは日本近代登山の父と称され雪彦山の開拓者としても知られる藤木九三翁を偲ぶ「藤木祭」が開かれています。雪彦山救助訓練とバッティングしておりましたが古賀会長が芦屋へ、私が雪彦山へと調整出来ました。そして心配していました天候も問題なく予定通りの開催となったのです。

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急峻な岩場で知られる雪彦山では毎年のように事故が発生しています。転落、滑落、道迷いと遭難事故が起り、ここ数年も亡くなる登山者が出ているのです。訪れる登山者の安全を守る、事故が起れば自らの体を張って救助活動に向う救助隊には頭が下がりますね。

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兵庫県山岳連盟はりま支部の後藤支部長より合同訓練開始の訓示がありました。

レスキュー隊員の号令

「支部長に対し頭中っ!」

身の引き締まる思いです。

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まず姫路聖マリア病院のドクターによる講習です。テーマは「マムシ咬傷に対するエスマルヒ法の有効性」です。

マムシに咬まれる事故はよく聞きます。

「俺が咬まれたのはマムシやなくて間違いなくあれはツチノコやった!」

このようにおっしゃる猛者も居ます。

エスマルヒ駆血帯と云うゴム製(幅10cm程)の帯で傷の上部から強く巻き下していきます。止血の意味ではなく毒液が絞り出されるようにするのです。咬まれた傷口を小さく切り開き水で洗浄すると帯の圧力で押し出されてきた毒液は水と混じり溶解されていくそうです。

帯で締める時間は20分程度で長時間は他の障害が出る。

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こちらでは登山道から沢筋に転落した登山者を引き上げる訓練が行われております。

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ザックを使い要救助者を背負い支点から張られたロープに引かれて斜面を登るのです。

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引き上げるシステムも二分の一、三分の一と状況に合わせた方法を試します。

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09:00に始まった合同訓練は13:00に無事終了となりました。

各所轄より訓練の講評があり解散となりました。

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最後にご挨拶させて頂きましたが、

「兵庫県山岳連盟はりま支部の地道な活動が山の安全を啓発し、登山者を守っているのだと実感した」

旨を伝えました。

本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

2019年9月16日 (月)

龍王岳東尾根2019

2019年9月7日(土)サークルHMAのクライミング合宿を開きました。

場所は立山連峰の龍王岳(2872m)東尾根です。多くの登山者が訪れる立山三山の一角に峨々たる山容で聳えているのに登る人も少ないマイナーな山。昨年度もここでアルパインクライミングの実地訓練を行なっています。ここでの合宿はサークルHMAの毎年恒例行事のようになりました。

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今年の参加メンバーは5名です。今回も私と中西がサポートで同行します。7月の天候不順で計画が延び延びとなってましたが必要なトレーニングを重ね、この日を迎えてます。

さて練習の成果や如何に?見せて頂きましょうか!

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一ノ越から黒部側へ下降して取り付き点に向います。下に見える池は雪渓からの融水です。

私はこの池を「熊の水場」と呼んでいます。数年前に水場の横に見える岩陰で寝ていて熊に近距離遭遇しました。

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一ノ越山荘のNさんに聞いたのですが今年も熊がこの辺りまで上がってきているそうです。確かに尾根上には熊の糞が!長い登山人生で幾度も熊に出食わしていますが襲われたり威嚇されたことはありませんでした。最近の奴は人間を恐れなくなったようやね。

「居るよ!とにかく今夜のビバークは要注意やで!」

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サークルHMAのメンバーにとって龍王岳はアルパインクライマーを目指す通過点なんです。この尾根でルートの取り方やナチュプロのセッティングを学びます。

背中にはビバーク装備一式に水、食料が加わり10kgを超えるザックがある。このハンデを背負って今日一日、頑張ってもらいましょう。

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「荷物が大きくて振られます!バランスが崩れる!」

重いザックを背負って登る、これも厳しいですが練習なんです。多くの経験を積んで強くなる。

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不安定に積み重なった浮石を騙しながら登る事も学んでます。この日、取付いた時間は11時30分でした。想定登攀時間は3パーティーなので4時間位とみています。

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この日の天気は申し分のない絶好の晴れ!贅沢ですが暑すぎる。アルプスの名立たる峰々が一望できる贅沢な登山です。面白い形の岩が微妙なバランスで重なった自然のオブジェです。右の岩を「椅子岩」と私は呼んでます。

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最初の緊張も何処へやら、余裕でクライミングを楽しんでますね。

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16:00山頂に到着です。「やれやれ、終わったぁ!」

こうして今年も5名のメンバーがクライマーとしてのスタートラインに立ちました。そのお手伝いをするのが私の職務であり兵庫県山岳連盟(神戸登山研修所)の使命でもあります。

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遠く加賀の白山、そして富山湾に広がる素晴らしい夕焼けが見られました。

今夜は浄土山の隅っこでツェルトを被って眠ります。

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翌日も素晴らしい好天気です。台風の影響も少し風が強い程度で問題なし。

メンバー5名は雄山、大汝、富士ノ折立、真砂と縦走して室堂へ。

安全に合宿が終わり、緊張から解き放たれドッと疲れが出て室堂のターミナルでメンバーが下山して来るまで爆睡でした。

 

2019年9月 1日 (日)

クライミング講習会2019

 

今年(2019年)も恒例のクライミング講習会が開催されました。

7月9日のクライミング理論の座学に始まり4回に亘り神戸登山研修所のウォールを使っての実技講習が行われました。クライミング人気なのか近年は多くの講習生が参加されています。今年は24名もの申込みがありました。

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8月25日講習会の最終回は六甲の保塁岩での外岩実技なんです。

この日は10名の方が参加されています。

 

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真夏猛暑も少しやわらいだ六甲山です。この日の保塁岩には多くのクライマーが続々と集まってきました。中央稜下部を講習会で占領してるので気が引けるのですが、ここに来るクライマーは顔見知りなんで、

「岳連の講習会なんやね、どうぞ、どうぞ!」

ご協力に感謝しきりです。

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セットされたルートを完登しガッツポーズ!

「頑張ったね、ナイスクライミング!」

講師陣は褒めて育てるのが上手い!

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サークルHMAのKさんは確かに上達してます。クライミング歴はまだ4ヶ月ですが中央稜大ハングを果敢に攻めております。何度フォールしても挫けず登り切りました、昨日は口の深谷で沢登りしてるし良い根性してますわ。

「成長が楽しみやね」

2019年8月27日 (火)

口の深谷(比良山系)

サークルHMAの8月例会は比良の茗溪である口の深谷となりました。

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8:00に登山口の葛川(坊村)に総勢11名が集合です。

昨日は滋賀京都周辺でもかなりの降雨があり増水して沢登りは無理かと判断に迷いましたが情報を集め、検討の結果、天気は回復する予報なので予定通り決行となりました。

成程、安曇川本流は川幅一杯に流れており、かなりの水量です。

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さて、11名が口の深谷を遡行するとなれば相当に時間が掛かる。スタート地点の明王谷も流れ落ちる水量は多い、この状況では予定時間内に 口の深谷終了点に辿り着けないなと思い、恐る恐る?リーダーとメンバーに「明王谷に変更したらどうでしょうか?」と提案しましたが、口の深谷を登るのだと一蹴、メンバーは気合い十分なのです。「それなら行ける所まで登りましょう!」スタートとなりました。

入渓点まで林道を30分程登るのですが沢装備のウエットスーツを着込んでいるので暑くてサウナ状態でした。

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ハイテンション!エンジン全開なり。

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口の深谷は結果的には1/3の地点で遡行を終えました。水量の多さと高巻きに予想通り時間が掛かりましたね。

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戻るルートは谷を滝は立木を使って懸垂下降(六甲山系の谷で練習済み)滑滝は滑り下りようかと考えたのですが地形図で現在位置を確認すると右岸側に武奈ヶ岳から伸びる南西尾根(御殿山コース)がある、そこから谷に向かって顕著な枝尾根が伸びています、高差150mの急峻な下部の斜面を這い上がり枝尾根に乗りました。そして方位を確認しながら等高線に沿って回り込んで登山道(御殿山コース)に抜けたのです。

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サークルHMAも創設から5年目を迎えておりますが的確に状況を判断して行動している姿を後方から眺めていました。

「皆さん、頼もしく成長したなぁ!」

実感です。

若かりし頃に比良の谷は全て登っておりますが今回訪れたのは本当に何十年振りかでした。そして楽しく嬉しい良い一日を頂きました。「皆さん有難う御座いました」

帰ってハーネスやギヤー類を整理していたら蛭(ヒル)が3匹付いています。

家内に、

「これ、お土産や!血を吸わせてたら肩凝りが治るで!」

「早よ、処分してぇ~!」 怒られました。

生身には被害なしです。

 

2019年7月31日 (水)

八池谷(八淵の滝)へ、

普及委員会の沢登り講習会も今年はお天気に振り回されております。事前講習として保塁岩での基礎練習は終えたのですが本番とした播州万ヶ谷、比良山系の明王谷が台風や大雨で計画は頓挫してしまいました。最後に残ったのが滋賀高島にある八池谷(八淵の滝)です。実施直前まで谷の水量に関して情報を集め何とか講習会を開催出来ると委員会メンバーの判断が下りました。

メイン講師を務める金谷君からサポート参加の依頼が来ました。

「行くよ!手伝います!」

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この日、講習に参加下さったのは5名でした。そして講師を務めたのは神戸山岳会の金谷君、岡田君 クラブ雲峰からは市川君と沢登りのスペシャリストが揃いました。

私は最後尾から頼もしい後輩?達の働きを楽しく拝見させてもらいます。

「サア、日本の滝百選に入ってる茗溪を堪能しましょうや!」

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やはり大雨の影響は残っています。水量が多くて今日は滝の突破に苦労しそうです。

ガリバー村から入渓点までのアプローチで火照った体に渓流の冷たさが心地良いですね。

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入渓点からはこんな小滝が次々に現れてきます。

雨の影響でしょう少し水も濁りが出てました。

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「魚止め滝」を登っています。激しい水の圧力に耐えながら頑張る講習生の皆さん、

眼鏡は飛沫で見えなくなり耳にまで水が入ります。頑張れ!

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「大摺鉢」に着きました。背後は天然のプールと滑滝です。滝から叩き落とされても泳げたら大丈夫ですわ。

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「屏風滝」です。奥に向って連瀑となって繋がっていますが水量が多くて突破できそうにありません。右岸から高巻きしました。

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八池谷の盟主「貴船の滝」にやってきました。

「立派な滝やね、ここまで飛沫が飛んでくるわ」

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滝にアプローチしています。瀑風が凄くて迫力満点です。

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滝壺からの風は天然クーラーです。皆の声が聞こえない!

先程までの「暑い、暑い!」が「寒い、寒い!」に変わりました。

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貴船の滝を巻くルート上に良い場所がありました。ここでロープをフィックスしてフリクションヒッチでのセルフの取り方を実践して頂きました。覚えて欲しい技術の一つです。

時間的にもこの辺りから戻るのが良いだろうとの結論で本日の沢登り講習会は無事に終わりました。

何十年振りに訪れた八渕の滝でしたが新鮮な喜びを味わいました。比良の谷は全て登っていますが楽しい所ですね。夏は沢に限る!やね。

 

 

 

 

2019年7月30日 (火)

お天気に振り回された7月

今年の梅雨は変ですよね。7月はサークルHMA夏山山行で剣岳立山連峰が計画され17名が参加となる一大イベントでした。ところが7月20日になっても梅雨明けとならないし台風まで北上してきたんです。HMA代表からギリギリまで待ったんですが中止との連絡がありました。私としては無理をせず賢明なる判断だと回答を入れておきました。

剣岳本峰南壁と別山尾根班は予定より1週間延ばして7月28日に剣沢に入ったんですが台風6号を喰らって大荒れとなった天気で撤退してます。龍王岳東尾根班は9月上旬に入山する予定です。

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兵庫県山岳連盟の自然保護委員会が主催する自然観察会が逢山峡から有馬三山のコースで開催されました。今まで参加した事が無かったので顔を出してみました。そこには中西名誉会長の姿もあり思ってたよりも盛況です。運営上の改善点も見受けられ名誉会長からもご指摘がありました。これを今後の活動に活かして下さいね。

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令和元年度最初のハイキングレスキュー講習会が開催されました。これは技術遭対委員会の主催です。来年から設けられる資格「夏山指導員」の養成を考慮した内容の講習がこの後も9月、12月と合計3回行われるんです。

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こちらは普及委員会が主催する毎年恒例のクライミング講習会の様子です。この日は「クライミング理論」に関する座学が行われました。これから毎週火曜日に実技が5回と保塁岩での外岩でのクライミング実技と続きます。今年は20名を超える皆さんが集まりました。

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この日は高体連に加盟する県下の高校山岳部の顧問をされている先生方の安全講習並びに技術講習そして意見交換会です。

最近の高校山岳部の活動もスポーツクライミングが主流となっておりますがクライミングに潜む危険要素や安全対策に関し知識と技術の修得をしようとの主旨で開催されております。生徒は元より先生方の安全意識向上が進む事を願います。

公益財団神戸市スポーツ協会の理事会が貿易センターで開催されました。

先日、理事就任要請書と履歴書用紙が郵送されてきていました。

「履歴書が必要かいな?賞なし罰ありかな?」

後日、評議委員会の承認を得て正式に理事就任と決まりましたとの連絡がありました。

これから私は何をすれば良いの? 私は何処へ向かうのですか?

てな訳で本当に山に行く機会が極端に少なくなっています。

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何やら小難しい各種会議に出席してるより研修所の改修工事を一人でしてる方が私には似合ってますわ。このロビーの壁や事務所扉、防火扉の塗り替え工事そしてリノリウム床の補修とワックスアップには延5日を要しました。「見違える程綺麗になった、明るくなった」との来館者の声を聞けばやった甲斐がある。

「根気よく壁にペンキ塗ってますなぁ、飽きませんか?」 聞かれました。

「壁のペンキ塗りはクライミングと一緒やで、心を無にして壁と向き合う、禅に通ずる心境や!」

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月14日 (金)

もう6月になってる!

何処にも行けず大したトレーニングもせずに過ぎた5月だった。

気が付けば早くも6月を迎えておりました。

「俺はこれで良いのやろか?」

そんな時、サークルHMAメンバーの大濱君からトレーニングへのお誘いメールが入った。

「そうやなぁ、夏の予定もある事やし、久し振りに岩を触ろうか」

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丁度良い機会なんでサークルHMAの活動用にと新たに購入したロープをチェックしておく事にしよう。

と云うことで久し振りに百丈岩へ出掛けたのです。

この日は真夏を思わす日差しです。でも風が吹けば少しは涼しく感じるんですね。

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この日の参加は私、相棒のトっちゃん、大濱君、羽田さんでした。

新品のベアール8.6mm x 50mを初めて使いました。

「このロープはええ感じやで!しなやかで軽くて使いやすいわ!」

人に言わせればベアールはマムートやエーデルワイスのロープに比べればランクは下だと仰る。

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サークルHMAは兵庫県山岳連盟の直轄事業ですが潤沢に活動資金がある訳ではない。微々たる手持ち資金の中から装備を揃えるとなれば妥協できる値段のロープを探し出す事が必要となる。一流登山用具店々頭価格では手が出ない。

「インターネットで最安値を見つけよう」

あれこれ覗いて探し回り安価での購入を果たした。

そして、この日、手にした真新しいロープを百丈岩で思い存分使ったのです。

「楽しいなぁ、クライミング!まだ頑張れるぞ」

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百丈岩に出掛けた翌日には神戸登山研修所で技術遭対委員会が主催する「セルフレスキュー講習会」が開催されました。

クライミング中に墜落事故が発生しパートナーが意識を失って行動不能となった、その危機的状況から自らの手で脱出し救助活動につなげて行く、これがセルフレスキュー技術です。

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この日の神戸登山研修所は大賑わいでした。ピラミッドウォールには高校山岳部が練習に大勢やって来ています。高校生達の危なっかしいビレイも気になるし、でもこちらの講習にも集中しなければいけないし、見過ごせず注意しに走ったが気が散ったのは私一人だけではありません、皆心配そうに振り向いてました。

「君達、もう少しシッカリとクライミングの基本を学んでよ」

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こうした講習会を幾度も開催出来るのは神戸登山研修所と云う施設が身近にあるからであり、それを運営管理するのが我々の母体である兵庫県山岳連盟だからですよね。この研修所の存在意義とか有難さをあらためて実感します。

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予定したこの日のセルフレスキュー講習メニューは全て終える事が出来ました。

このような技術遭対委員会の地道な活動が安全登山啓発に少しでも繋がってくれたら、それが願いです。

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明治期に建てられた兵庫県公館です。今日はここで「令和元年度第一回兵庫県山の遭難対策協議会委員会」開催されます。公館の外観はいつも見ているのですが入館するのは初めてでした。

「入口は何処やろ?ここは正面玄関かな?裏口なの?」

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場所は兵庫県公館2階第一会議室となっています。入館はしたものの2階に上がる階段が解らない?館内をウロウロしてやっと会議室に辿りついた。

この広い会議室に38名の委員が集まって各委員よりの活動報告、2018年に兵庫県下で発生した山岳遭難事故の詳細な報告等が行われた。委員の紹介では今年度からメンバーに加わった私もご挨拶、自己紹介も行いました。

遭難事故発生件数は118件(内六甲山系66件)

遭難者数は133名(死亡9名、未発見不明1名)

我々が立ち向かうべき安全登山への道は険しいですね。

「兵庫県山の遭難対策協議会委員会」は兵庫県の錚々たるメンバーで構成されています。各警察署、神戸市消防局、消防防災航空隊も委員会メンバーです。

神戸登山研修所を預かる私としては、今一度、身も心も引き締め、少しでもお役に立つよう老骨に鞭打って安全登山啓発を推し進めて行こうと腹を括った。

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この日、県公館に向うJR車内で同年輩の男性に声を掛けられた。

「黒ちゃん、久し振りやね、ブログは楽しく見てます」

誰なの?お名前を聞いてやっと分かりました。

「ええ!Nさんかいな!何十年振りやろ?」

そうです、数十年前、明石に存在した「ドングリクラブ」というアーチェリー同好会で一緒に競い合った仲間でした。恰幅良く、血色も良く、私より年長なのに矍鑠としてる。

短い時間でしたが楽しく嬉しい再会でした。

あの頃は時間があればアーチェリー場に通ってました。50m先の的に向って矢(アロー)を放つのです。私が使用していた弓(ボウ)は強力で素晴らしい性能でした。風の流れや距離を読み、照準器の目盛を上下左右に微調整して的の中心を狙います。ピストルなんかの比じゃなくライフル並みの的中率です(上達すればです)的の真ん中に音もなく吸い込まれる矢、あの快感は味わった者でないと理解出来ないでしょうね。

効き目に黄斑変性と云う障害が出て視力が極端に低下したためアーチェリー競技を諦めましたが、あの頃は楽しい時間をNさん達と過ごしたんですね、本当に懐かしいです。

アーチェリーって奥深いスポーツですよ、それなりの筋力と集中力が要る世界です。

お金も掛かりますから弓に付ける部品(スタビライザー)や弦(ストリング)は手作りし、矢も材料のみ購入して自分で色々と考案して作成していました。それもまた楽しかったですね。

「我々が集っていたアーチェリー場は今どうなってしまってるかな?」

 

«5月になりましたね。

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