2018年9月20日 (木)

兵庫県山岳連盟創立70周年記念式典

兵庫県山岳連盟が創立70周年を迎えました。

 9月9日(日) 王子動物園ホールに多くの来賓や関係者が集まり盛大な記念式典が執り行われました。

 中西会長の挨拶に続き兵庫県知事、神戸市長の祝辞代読があり続いて日本山岳・スポーツクライミング協会会長の挨拶、また協賛いただいた企業、個人に感謝状と記念品の贈呈も行われました。

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そして私の出番がやってきました。

「兵庫県山岳連盟の歩み」と題されていましたが、内容は山岳界の現状、連盟として今後の進むべき方向、あるべき姿、そして初めて取り組んだ「サークルHMA」の立ち上げの経緯と今に至る経過を話しました。果たして列席された皆さんの中で私の話した内容を理解された方々はどれだけ居ただろうか?

出席してくれた高ちゃん、トっちゃんには感謝してます。

「ヨッ、待ってました大統領!」

「その通り、仰る通り!」

大向こうから声が掛かるとハラハラしてたけど、やっぱり君達は大人ですわ。静かに私の話を聞いてくれました。

記念式典を終え場所を研修所へ移し祝賀会が開かれました。

会長、理事長から

「良い内容で各組織からの反響もあった」

と聞かされた、それだけで満足です。

こうしてまた1つ私の兵庫県山岳連盟で成すべき事が終わりました。

2018年9月 1日 (土)

壮行会

8月25日(土)神戸登山研修所にてユブラヒマール遠征隊の壮行会が開催されました。

 クラブ雲峰にとって久し振りの海外遠征です。

9月26日に日本を発ちネパールに向います。

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今回の遠征で隊長を務める高ちゃんから隊員紹介と決意表明?が行われ壮行会は大いに盛り上がっております。本当ならこの席に座って紹介を受ける予定だったのに、ドクターストップが掛かった身となれば致し方なし、遠征隊の留守本部を引き受けました。
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日章旗に寄せ書きしております。この旗がユブラヒマール山頂に立つ事を願っています。

私は「One for All All For One」

「一人は皆の為に、皆は目的の為に」と書きました。

私の果たせなくなった夢を叶えて下さいね。

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壮行会の翌日は兵庫県山岳連盟主催のクライミング講習会最終日で保塁岩での外岩講習です。

昨夜は壮行会の後片付けもあるし、結構出来上がってるし、そして講習会装備の準備もしなければなりません。

「めんどくさい!事務所で寝たろ!」

研修所のソファーにゴロン、

朝起きて、

「頭が痛い、腰が痛い~!」

2018年7月19日 (木)

サークルHMAクライミング合宿(龍王岳)

早いもので兵庫県山岳連盟が主導して活動するサークルHMAも創立から4年目を迎えた。

サークルHMAにはクライミング分科会があります。ハードなフリークライミングやアルパインクライミングと分科会のメンバーは日々練習を重ねています。

また技術遭対委員会のレスキュー講習で緊急時の対応やツェルトビバーク技術も学んだ。

日々積み重ねた努力に報いるため本チャンデビュー戦を行なおう、そう決めました。

サークルHMAにとって初となるアルプスクライミング合宿です。

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合宿場所を何処にするか検討を重ねました。そして目指したのは立山連峰に聳える龍王岳(2872m)東尾根です。雄山の隣りに位置していますが訪れる登山者は少なく静かなエリアです。その東尾根はゴジラの背中みたいにギザギザの岩肌が険しい表情を見せています。

室堂登山指導所や出会ったプロガイドから「マニアックな山域を登るんですね」と言われた。そんな山に私はこれで3度目の登山です。

 「あれを登るんですか?」

「そうや、あのギザギザ尾根や壁を登るんやでぇ」

 期待と緊張の面持ちで参加メンバーは龍王岳を眺めていました。

 7月14日クライミング本番デビュー戦開始!下界の猛暑を忘れる別天地が広がっています。

 室堂~一の越~御山谷下降~龍王岳東尾根~一の越~室堂

 これが今回の計画です。

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今回の合宿はクライミングだけではありません。テントは使わず、シュラフも無し、ライトダウンの上下とシュラフカバーでビバークを体験するのです。夜中から明け方に掛けては夏と云えどもかなりの冷え込みとなります。

 「寒い、寒い、寝られへん!」

 「朝になったら太陽の暖かさを実感するよ、眠るなんて贅沢は考えずに耐えるんや!」

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標高2700m付近、満天の星空を眺め、モルゲンロートに染まる山々を眺め、贅沢な一夜が明けた。

 夜の道を走り、そしてビバーク、睡眠不足だとボヤキも出る。

「よう頑張った!一日や二日位眠んでも死なへん、登り出したらアドレナリン大放出で嫌でも眼が覚めるわ」

 朝日が冷えた岩肌を温め出した06:00に登攀開始となりました。私とトっちゃんはオブザーバーとして最後尾から登ってます。

 予定では3パーティー(7名)なので登攀時間は6時間は必要だと考えています。12:00頃には山頂に抜けたい。

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申し分無いクライミング日和に連日の睡眠不足も吹っ飛び全員テンションマックスです。

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支点の構築も練習の成果が出ています。露岩、岩角、ハイ松、クラックにカムと手際良くセットして登って行く、

「支点構築練習しておいて良かったです。本番で実際にやってみて、なぜ必要なのか、その意味が理解出来ました」

練習に無駄と云う言葉は無い、出来たことが自信となり前に進める。


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抜けるようなコバルトブルーの空に向って高度を上げて行く。そこには逞しいクライマーに成長してくれた頼もしいメンバーの姿がある。


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これを越えれば龍王岳の頂上部に出る。この東尾根にはこれが正解と云うルートはありません。何処でも登れるし、ルート選択に依って難易度は上がる。残置支点は皆無、全てナチュラルプロテクションとなります。リードクライマーの判断でルートを探り出して行くそんな楽しさがある龍王岳東尾根です。

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3峰のファイナルピッチをリードするヤスコさん、大濱君は右の凹角を攻めています。私とトっちゃんは後方から目を細めて彼らの動きを見守っていました。


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マチコちゃんも終了点に上がってきました。生れて初めて登る北アルプスが龍王岳東尾根です。

「贅沢なアルプスデビューやで!」

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予定の6時間を少しオーバーしたが無事に全員が登頂を果たした。

メンバーはフル装備を背負い長時間のクライミングに耐えて頑張った。握手ハイタッチでお互いの健闘を称え合う姿には仲間としての強い絆が芽生えていた。

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初めてとなる「兵庫県山岳連盟サークルHMAクライミング合宿」を無事に終える事が出来た。

「トっちゃん、協力してくれて有難う、いつも無理を聞いてくれてすまんのう」

サークルHMAを立ち上げて4年目となる。私の心の中に過ぎ去った時、出会った多くの方々、やっとここまで辿り着いたとの喜びや安堵感、言い知れぬ感動が駆け巡った。

ドッと疲れが出て山頂にヘタリ込んだ。

何か「おめでとう」「有難う」とか優しい声を掛けてやりたかったが涙が出そうで言葉を飲み込んだ。

泣いたら、

「代表、何を泣いてるんですか?」

このデリカシーの無い天然の連中に笑われそうだ。

2018年7月 8日 (日)

NHKで友光さんを語る。

6月12日(火)の早朝からNHK神戸放送局の取材ロケがありました。

NHKの番組に「ニュースKOBE発」のコーナー「しっとぉ兵庫」と「ぐるっと関西おひるまえ」と云うのがあります。それに友光幸二氏を取り上げる企画なんです。兵庫の隠れた偉人や名匠(名工)を紹介する番組です。

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NHK放映に到るまでの経緯とは、平成24年の12月に友光さんが亡くなられ、その追悼の意味を込めて私が書いたブログから始まりました。そして兵庫県山岳連盟の機関紙「兵庫山岳」にも追悼記事を掲載しました。

テントの歴史を塗り替えた名匠が逝った ←クリック

このブログが思っていた以上に反響を呼び「トモミツ」を皆さんに少しは知ってもらえたようでした。

友光縫工の記事が岳人に ← クリック

その後、「岳人」の編集部からも取材協力の依頼が来ました。

神戸には登山史に残すべき凄い名匠が居たんだと後世に伝えたい、私の思いはそれだけでした。

神戸登山研修所ロビーには友光さんを顕彰した額が掲げられているのですが、その額を見たNHK神戸放送局の現役アナが興味を持って下さったのです。

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この番組で友光幸二氏をどう紹介するか、レポーターの坪尾明音さんとミーティングを重ねました。

友光さんを知る仲間は私の周りにも居ます。

神戸山岳会の内藤君、兵庫県山岳連盟の古賀理事長、クラブ雲峰で一緒に研究会に参加し新型テントをヒマラヤで実戦使用した髙木君、そして「トモミツ」最後の弟子となった「神戸ザック」の星加さん、NHK常連の一本松君、

「NHKがトモミツを取り上げてくれるよ、誰かテレビに出て話をしてーな」

皆に声を掛けましたが、

「それは黒ちゃんの仕事や!」

結局は私にお鉢が回った形となってしまいました。

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クラブ雲峰装備研究会の末席に加わってテントや登山装備の開発をしていた50数年前、こうしてカメラの前で初期モデルのテントを張り、友光さんのアルバ ムを開けば、あの頃が懐かしく思い出されました。

 レポーターの坪尾さんから、

 「黒田さん、友光さんへの思いを熱く語って下さい」

 キューサインが出てカメラが回りました。

 「世界で初となる吊下げ式テントを開発し登山の形態を変えた登山史に残る凄い名匠が神戸に居たんだと云う事を皆さんにぜひ知ってもらいたい」 

「現在、多くの方々が気楽にアウトドアライフや登山を楽しめるのも友光幸二氏の開発努力があったからだと言っても過言ではない」

当時トモミツ縫工に集っていた若き?アルピニスト達の思いを代表する形で喋ったのです。

OKサインが出て収録は終わりました。

しかし、当初の放映予定だった6月18日(月)北大阪地震が起り急遽放映は中止となりました。諦めていましたら7月2日(月)に放映しますとNHKから連絡があったのです。

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小学2年生、幼稚園、2歳の3人の孫娘達はテレビを見て「ジイジ、ジイジ!」と騒いでいたそうです。

こうして私が成すべき仕事がまた一つ終わりました。

2018年7月 3日 (火)

セルフレスキュー講習会

梅雨明けを思わす猛暑の中、7月1日(日)クライミングセルフレスキュー講習会が今年も神戸登山研修所で開講されました。市川君は技術遭対委員、大谷君は指導委員ですから本日は講師として参加です。

神戸登山研修所には朝早くから大勢の受講される方々が集まって来られました。講師やスタッフを含めると30名を越える盛況です。

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昨日の土曜日は高体連の顧問の先生方の技術講習会に出ていますので、連日の研修所への出勤です。

昨日は突然の雷雨やったが今日は、

「暑いにも程がある!!」

とにかく暑い!フェンスに設置した温度計は34度越えを指しています。


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転落したリードクライマーをビレイヤーがスパイダーラッペルで救助する一連の流れを練習しています。自己脱出の方法も一度で覚えるのは簡単な事ではないですよね、何度も反復して覚えてもらうにしても参加者が多すぎて時間が足りないし暑すぎる、これでは熱中症のリスクも高い、厳しい講習会になった。

また落ち役も大変です、焼け付いた人口壁にぶら下がって暑さに耐えるんですから拷問やね。

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日陰を求めてウロウロ、大型ファンを回していますが焼石に水、気休めです。

朝9:00から始まった講習は16:00までビッシリと行われたのです。参加された皆さん、暑さに耐えて熱心に学ばれた事は決して無駄にはなりません。当然の事ですが事故に遭遇しないのが一番なんですがレスキュー技術を身に付ける事で大きな安心を得ると考えています。

講習会を終え、真っ直ぐに帰宅する予定でしたが泡泡の誘惑には到底勝つ事は出来ず暖簾を潜ってしまいましたわ。

「プッハァ~、旨い!大ジョッキお代わり~」

2018年6月27日 (水)

梅雨時でも動いています。

6月16日(土)神戸登山研修所でクラブ雲峰とサークルHMA合同の読図基礎と高層気象の座学が開かれました。講師を務めるのは市川クラブ雲峰代表です。

「市っちゃんの講義は人気があるんやで!」

磁北線記入の関数計算やナビゲーションマップ作成、そして気象学と講座は続きます。

「若い頃にもっと数学を真面目に勉強したら良かったなァ」

疲れた頭を切り替えて午後からはピラミッドウォールで付録のクライミングが待っています。

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登山で読図力が如何に必要か、高層気象が登山計画の天気判断でどれだけ役に立つかを解りやすく講義してくれました。

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翌17日は来月に迫った夏山クライミング合宿に向けての強化トレーニングを芦屋ロックガーデンで行なっています。アプローチシューズで本番使用装備を背負っての実戦練習です。余裕さえ感じる頼もしい動きに成長振りが覗えました。

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24日(日)はサークルHMA6月例会です。運営委員会の企画で場所は鎌倉峡から百丈岩へ登り、そのまま尾根筋から道場に戻る渓流歩きと読図を交えた少し変則的なコース設定となっています。

第一関門は開通した新名神を越える240段?の階段です。昨日は雨が降り心配していた天気も今日は問題ありません。天気に文句言いませんが暑くて堪りませんわ。コンクリートの照り返しが応える地獄の階段登りでした。

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鎌倉峡を上流部から下流に向って左岸をへつって進みます。渓流歩きで少し暑さも和らぎました。簡易ハーネースをスリングとカラビナでセットして要注意ポイントでは持参したロープをフィックスしています。メンバーの行動には私は口を挟みません、黙って最後尾から見ているだけです。

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昨日の雨で水量は増加しているようですが大して渓流歩きに支障ないですね。

「俺がドボンしたら助けてくれよ」

気合い一発、渾身のジャンプです。

終盤で見事に首まで浸かってしまったお方も居ましたが、リーダーがどの様に対処するか少し離れて見ておりました。

水から引き揚げ受傷の有無確認や濡れた装備の処置と手際良く片付けていました。

「グーやね、これもレスキュー講習会の賜物かもよ」

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鎌倉峡を抜け百丈岩へ登ります。クライミング以外でここに来たのは初めてでした。東稜の頭近くにある四等三角点から尾根を東に進んだのですが新名神の工事で登山道は廃道になってしまったようです。こうなると
地図とコンパスがフル稼働の読図の実地訓練です。

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新名神のトンネルを潜りましたが?どうも地形図に記載されているトンネルの場所と一致しません。かと言って記載されたトンネルはここだけやしね?

先頭を歩くメンバーから、

「道がありませんわ!」

「藪だらけで進めません」

高圧線鉄塔に沿っていた道は廃道となって藪と化したようです。

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ここで私にやっと本日の出番が回ってきました。

「真打ち登場や!任しとき、俺に付いて来たらピンポイントでゴール地点到着じゃ!」

地形図を睨み現在位置を確認し小さな尾根筋を捉えました。里山の尾根には村人が昔から入っているものです。微かな踏み跡や藪の弱点を突いて進みました。

「藪漕ぎでは体重を利して突進する俺はブルドーザーと言われてんねんでぇ!」

狙い通り、ピタリと設定したゴール地点到着です。

「どうじゃ!ピタリやろが!」

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26日(火)は時間が空いたので久し振りにトっちゃんと保塁岩に行ってみました。「火曜日の会」が練習していると聞いたからです。

クラブ雲峰には「火曜日の会」という分科会があります。フレンチ、イタリアンのオーナーシェフとその仲間達で火曜日が休みのメンバーが集まって活動しているのです。

久し振りに会ったのですが見違えるほど逞しいクライマーに成長していました。

トっちゃんと2人で目を細めて眺めておりました。

「ヨッシャ! 俺らも負けんとサルカニフェースにチャレンジしよか!」

あっさり、壁に追い落とされました。

「トホホ・・・・」

 

2018年6月21日 (木)

驚くほどのゴミの山

創立70周年に向けて神戸登山研修所の大掃除です。何十年と溜まった廃棄物の山を見て気が遠くなりました。ありとあらゆるガラクタの山です。中にはスノーボートや酸素ボンベまで出てきました。

「このボンベは空やと思うわ?」

何と数十年前のP29遠征時の残り物でした。

「確認せんと廃棄でけへんよ」

高圧ボンベは危険品ですから念の為とボンベの堅く締まったバルブを無理やりに開きました。ブシャ~と思いっ切りよく数十年前の酸素が吹き出しビックリしました。

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応接セットや壊れた椅子、壊れた家電、畳、ボルダー室のウレタンマットが嵩張っています。

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さて、屋外に集積したまでは良いのですが、これを処理しなければなりません。果たしてこれを処理してくれる業者は居るのか費用は?悩ましい時が過ぎました。

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前庭に捲いたバラスを納入してくれた鈴蘭台の建材店に相談したら廃材処理を引き受けてくれました。この建材店はトっちゃんのご近所さんで顔見知りです。

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貨物輸送のプロだった私から見れば廃棄品の総重量は2000kg以内と見ていました。問題は容積です、このダンプだと2台では厳しい? そこで集まったメンバー9名総掛かりでソファーや棚、そして分解出来るものは全て細かく破砕したのです。切れた蛍光灯も割ってガラス片にしてしまいます。色々と積み方を工夫して何とか2台で積み切りました。

 

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ご覧の様に廃ベニヤを壁にして高く、高く積み上げました。

「これなら大丈夫や!重量は制限内、地上高もOKや!」

こうして机上での計算通り、予算内で廃材処理は完了となりました。やれやれ、これで次の作業に進めます。

「トっちゃんのご近所さんのご協力に感謝やね」 

予定通りにAMで作業完了となりましたのでPMはトっちゃんとボルダールームで遊んでおりました。

「お互い、元気が一番!」

2018年6月 8日 (金)

梅雨前に少し歩きましょう。

今年も梅雨の季節を迎えました。少しの晴れ間も貴重ですのでトレーニングしようとトっちゃんに声を掛けたのです。

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向った先は裏六甲の石楠花谷です。この谷は入渓する人も少なく静かです。
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石楠花谷の核心部は谷の入口から少し入った場所から始まります。並行して登山道が左岸にありますがこれを辿ってしまうと折角の御馳走を食べ損ねます。

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通常ならへつって通過するゴルジュも水量が多くて突破出来ません。泳ぐのは少し早いので左岸のバンドをトラバースです。
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阪神高速北神戸線の下を通過して堰堤を越えれば下部の核心部はおしまいです。
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石楠花谷の名瀑?2段の甌穴の様な釜がある滝を左岸から越えます。
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「オーイ、トっちゃん、お前の靴底がパクパクしてるぞ!」

いつまでもボロ靴を後生大事に履いてるからこんなトラブルに遭うのです。

「帰ったらサッサと捨ててしまえ!」

彼の事やから修理して履くかもよ。

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手持ちのテーピングテープで剥がれた個所をグリグリ巻きにした応急処置で登ってます。

今日はシマ蛇、ヤマカガシ、マムシがお出ましになりました。

「わァ~、蛇や、クロちゃん前を歩いてくれェ~!」

相変わらずニョロニョロしたのに弱いトっちゃんでした。






2018年5月21日 (月)

渓流シューズを買い替える

兵庫県山岳連盟主催の沢登り講習会が今夏も開催されるようです。私にも講習会のサポート依頼がきております。この歳になると時が驚く程の速さで過ぎて行きます。もう沢登りを楽しむそんな季節となったんですね。

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シーズン到来で棚から渓流シューズを取り出しました。見れば見る程、見事な位にボロボロです。そらそうでしょうね、10年以上は間違いなく履いてきた靴です。今シーズンも使用に耐えられるかチェックしてみました。

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底のフェルトは少なくとも3回は自分で張り替えていました。擦り減った爪先部分も切り取って何度か張り替えています。それ以上に靴本体も破れや剥がれが酷くって補修跡だらけで痛々しい姿となっています。今シーズン対策で底のフェルトを張り替えようとしたら何もしないのにフェルト底が簡単に剥がれてしまいました。靴底自体もかなりの劣化があり張り替え作業は難儀しそうです。どうやらこの辺りが古強者モンベルサワートレッカーの引退時期?ですかね。10数シーズンも頑張ってくれた靴に愛着はありますが思い切って新しい渓流シューズを購入する事に決めました。

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自宅近くのマリンピア神戸にモンベルがあります。古強者のサワートレッカーをぶら提げてショップに行きました。 

「これと同じサワートレッカーは有りますか?」

 若い店員さんは、

 「こ、これですか!凄いですね、この靴、サワートレッカーですよね。こんな靴、私は見た事ありませんわ、何年前の商品でしょうね?店に飾りたい位の骨董品ですね」 

 大笑いされてしまいました。

 そして購入したのがこのモンベルサワートレッカーです。少なくとも今シーズンも数回は沢登りに行きます。この靴が高い性能を発揮して、これから楽しませてくれる事を期待しております

2018年5月14日 (月)

サークルHMAのクライミング分科会 (翌日は徳川道を歩く)

兵庫県山岳連盟が主催するサークルHMAにはクライミングに特化した分科会が設けられています。毎月の定例会とは別にゲレンデや研修所でクライミング技術を学んでいます。

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この日は女性メンバー4名です。中西HMA特別顧問の指導にも熱が入っていましたね。

「お爺さん!美女軍団に囲まれて目尻が下がってますよ」

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5月12日は豪華コーチ陣?が揃いました。7月にはサークルHMAクライミング分科会として初めて立山連峰龍王岳東尾根でのクライミング合宿が行われます。私とトっちゃんはサポートで参加します。登攀予定者はそれに向けてのトレーニングが続きます。ナチュラルプロテクションや自然物を使った支点の構築、フォローのビレイ、ユマーリング、そしてビバークもあります。 まだまだやる事はたくさんあるんです。

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兵庫県山岳連盟創立70周年記念行事の一環として行われているのが徳川道を3回に分けて歩くと云う催しです。

1回は阪神石屋川~杣谷~森林植物園

第2回は森林植物園~白川~総合運動公園

第3回は総合運動公園~高塚山~大蔵谷

となっています。

トレーニングを兼ねて5月13日(日)に行われた第2回に参加させて頂きました。前日のクライミング分科会は絶好のクライミング日和でした。しかし今日は打って変わって朝から雨が降ってます。この時期の雨はそんなに気にしません、歩くには炎天下より好条件です。

 スタート地点の森林植物園にAM10:00集合となっています。09:20発の三ノ宮から1時間1本の市バスに乗りましたがその頃から雨足が強くなってきました。開催が危ぶまれる程の雨になっています。第1回目はお天気に恵まれ60名を超える参加者でした。今回は降水確率60%以上の場合は中止するとしていました。それでも熱心な参加者15名が集まって下さっています。

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現地ではこのイベントを推進してきた吉野、田中両理事が開催か中止かの判断を下します。そして結論は決行です。しかし状況が今以上に悪化した時点で打ち切るとされました。

徳川道とは正式名を「西国往還付替道」と言うそうです。慶応3年(1867)~明治元年(1868)に造られた西国街道バイパスです。横浜での生麦事件発生を受け兵庫開港で神戸の居留地でも起こりうる外国人トラブルを避ける目的で明石から居留地を大きく迂回し摩耶山杣谷峠を越え現在の東灘区石屋川に抜ける道を開いたのです。しかし徳川幕府は崩壊してしまい時代は明治の御代となります。「西国往還付替道」はその使用目的を果たさぬまま歴史の流れの中に何時しか消えてしまいました。これが「幻の徳川道」と呼ばれる所以です。

苦労して道を開き外国人とのトラブルを避けようしたのに戊申戦争に出兵する備前藩士とフランス水兵が今の三ノ宮神社付近で衝突し銃火を交えています(神戸事件)、なぜ完成していた「西国往還付替道」を通らず従来の「西国街道」を通ったのかは知りませんが皮肉な事ですね。この事件では全責任を負って備前藩士滝善三郎が兵庫区の永福寺でフランス公使や政府役人の立ち会いの元、割腹して果てています。武士らしく作法に則った見事な最期だったそうです。彼もラストサムライの一人だったんですね。

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今は宅地開発や道路整備で旧徳川道を完成当時のまま辿る事は出来なくなっています。両理事は古地図や予備調査等で残された「幻の徳川道」を見い出しています。ポイントとなる場所では田中、吉野理事から説明が行われ僅かながらも往時を偲ぶ事が出来ました。

 古い道標も残っているのです。「左まや山、右たいし道」?

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森林植物園をスタートして2時間、雨足は増々強くなり雷鳴が轟く最悪の天候になった。今回の行程15kmの3分の1近く鈴蘭台南公園まで来ていました。ここで今回は中断との決定です。解散となり鈴蘭台西口駅に向い電車で帰る人、しあわせの村まで歩きバスで帰る人と別れていきます。

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徳川道を知らない私は仕方ないので神戸駅まで歩く事にしました。誰にも出会わず静かでしたが道は全て冠水して山を下るまでは川床を歩いているようでしたね。

激しい雨で川は激流の様相となり妙号岩も煙っています。こんな深山幽谷を思わす景色も良いものです。
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石井ダムの階段は渓流の様に雨水が流れていました。雨具をシッカリと着込んで黙々と歩き新開地に抜けました。頭の中は、

「串カツ、ビール、串カツ、ビール!」です。

 この日、「新開地音楽祭」が開かれアチコチでミニコンサートが開かれ賑わっていました。串カツで一杯やるつもりで下ってきたのですが雨具を通してかなり濡れてグッショリなんで帰路を急ぎます。路上ライブの演奏を聞いたバンドのサウンドがとても気に入ったのでCDを買ってしまいました。串カツがCDに化けてしまったね。

「帰って風呂に入ってCD聞きながらビールを飲もう!」

ゴアテックスの雨具も洗って新たに防水処理をしないと駄目なようです。かなり撥水力が落ちてる感じです。今日の雨にはゴアテックスもお手上げだった。

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